無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第297話 母方の知合いと種族の新規出会い【おまけ⑱【語り部】】

乾杯と共に、ワイワイと料理をお皿に乗せて食べ始める。大人たちは、お酒にやっとありつけたと言う感じがするのが、ガゼフお兄様だったり、昔ここで初めて飲んだお酒が今だにあった事がとても嬉しかったらしく直ぐに樽の所へと移動して、この店一番の大きなジョッキを手に持ってお酒の所に向かおうとしている所に、僕が話しかける。 「ガゼフお兄様? そのジョッキ少し貸して下さい」と言って借りてから魔法を使いジョッキをキンキンに、凍らせて再度渡す。 すると、そのまま手に持って樽に向かい注いでそのまま飲む事数十秒が経つと? 「うめぇ~!?」と驚きの声が聴こえる。二杯目を飲もうとするが、ジョッキが冷えてない事に気づいたガゼフお兄様が僕の所へと来る。


「マリアちゃんこれにさっきの魔法をかけて!」とかつてない程に見た事がない笑顔で、子供の様に僕の所にくるガゼフお兄様だった。


素早くスクロールに、『氷魔法』を作成して走ってくるガゼフお兄様に簡単な説明をしてからスクロールを手渡すとはしゃぐ子供の笑顔で有難うと言ってまた樽の方へと急ぎ足で向かって行った。そして、スクロールから魔法を取得したガゼフお兄様は、ジョッキを自分で冷やしてから注ぐを繰り返しながら飲んでいるが、全然酔っている様子がない事が解る。そんな不思議そうな顔をしているとお母様から声をかけられた。


「マリア? なにをぼーとしているの?」
「えっと、何故ガゼフお兄様は、酔わないのかなと不思議におもいまして考えてました」と伝えると? 何故かお母様の口元が笑っている。じっと見ていると?
「耐性があるから酔わないのよ」と微笑みながら答えてくれる。その微笑みと一緒に僕も微笑んで笑っているとウィンお姉様がこられて、マリアが笑ってるけど何話しているのと不思議そうに来る。そして、何気ない話のいきさつを答えるとウィンお姉様も同じように微笑むのだった。三人で微笑んでいるとユウキ君のお姉さんも何か楽しそうと思ったのか話を聞きに来るが、遠くでその様子を眺めているユウキ君が見えるがあえて視なかった事にして、女子会の様に楽しく会話をしながら料理を美味しく食べながらお母様から昔の似た出来事なども話のネタとしてお話が聴けてまたもやみんなで笑うと言う出来事がおきつつ時間がどんどんと過ぎていくのだった。
僕は、味が良かった事もあり料理を作ってくれたエルフのお姉さんにレシピを聴きに調理場へと足を運ぶのだった。

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