無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第282話 母方の知合いと種族の新規出会い【おまけ③【語り部】】

生まれてから一歳の誕生日をむかえた。


盛大な祝いとプレゼントとし読て、見れないはずの召喚書を貰う。


形から入るのは大事だとの事で、お母様から頂いた。


ま、ちょうど生まれる前の時聞けなかった内容なので、僕は笑顔で笑った。


お母様は、びっくりして、お父様とお姉さまの所にいきその話題を伝えにいく。


僕は、風の魔法で本を開く……


まだ家族は、僕が魔法を使える事を知らない。


たぶん戻ってきて開いていても不思議がらないだろう。


僕は、お母様が戻ってくるまで快く本を読んでいた。


騒がしい声と共に、姉様達が戻ってくる。


本が開いていた為か、近づいて本を閉じる。


珍しい物をみるかのように、姉様は、僕を見てる。


気づかれたのかとドキドキするが……


どうやら勘違いで、本に興味があの歳であるみたいな解釈をしている。


姉様は、僕に近づいて、召喚魔法を朗読し始める。


僕は、姉様の膝の上で、子守唄を聞くような感じで、瞼を閉じて召喚書の内容を聞いていた。


姉様は、かれこれ二時間ほど朗読して下さる。


僕が寝てるのかと思い。


揺り籠へと僕を寝かせてくれる。


そして、今度は、錬金術書を取り出して読み始める。


召喚書の方は、半ページ程読んだのだろう。


錬金術書を朗読する声が聞こえる。


これは、ある意味睡眠学習的な物だろうか?


僕は、瞼を閉じたまま姉様の朗読を聞いていた。


たぶん半分くらいまで読んだ所でやはりまだ一歳児だった為か、眠さに負けて寝てしまう。


夕食の食事を食べているとやはり姉様は、何かを感じとっているみたいで視線が痛い。


ローズそんなに、ユウキの顔を見てどうしたんだい。


父様と母様は、娘の視線に気づきそう呟いた。


娘のローズは、弟のユウキが言葉は話せないが何か訴えてる感じがすると言った。


さすが姉弟と言うべきかなにか共通点ぽい物を何かしら掴み取ったとみる。


姉様も親顔むけの実力者あのたった一年で、六属性のうち五属性を取得したらしい。


最近だと錬金術に、はまりどっぷりと色んな実験に携わり王国くっしの魔導士として使われている。


そんな話を父様と母様の会話で聞いている。


姉様が言うには、この年でベテランの魔導士以上の魔力があるとまで言ってきた。


母親は、どうして解ったのかを聞くと?


最近錬金術で作ったクリスタルの結晶で作られた玉で、人間が持てる大体の魔力数値が出せる物を研究にて作ったらしい。


人間が持てると言っても修行をすれば数値が上がる事も自称されているらしいが。


弟をクリスタルの結晶で作られた玉に、手を当てて図った所数値が不明と出たらしい。


これは、絶対に魔力が無い物と言うわけではなく、今現在で図れる数値が限界でまだまだ余地のある今後の技術で解る事だと姉様は述べるのだった。


この世界にいる何でも生きている生き物は、微量でも魔力はあると研究結果で出ているらしいので、これはあまりにも異常だったらしい。


それを見て弟には、未知数の可能性が眠りがあると判断して、生まれる前の母様の様に、本を朗読させて聞かせる事で何かしらのきっかけが出来ると踏まえて、と両親へ説明をする。


僕からみれば末恐ろしい姉様だ。


もしここで魔法など見せたらたぶん大変なことになるだろから数日様子を見てから少し話せるようになった頃合いをみて実験してみようと思った。


それまでは、姉様の本から朗読して学びアレンジ魔法でも作りながら数日と数時間経過していくのだった。


ある時母様が、僕の所に来てそろそろお話しないかどうかを試しにくる。


色々試しているうちに、僕の方が疲れてきたので根をあげて……


「かぁ~様」と言葉を発すると母親の目は、聞こえたのが間違いじゃないのかと思うかのように、父様と姉様の所に連れていく。


サイカにローズ聞いておくれ。


今、ユウキから私の事を母親と呼んでくれたんだよ。


もしかしたら二人の名前も言ってくれるかも?


そんな話題が聞こえてくる。


僕自身そろそろ面倒になっていたので、姉様と父様も読んでみる。


姉様は、すごく喜び何を勘違いしたかは謎だが昔聞いた初歩の魔法書を持ってきてゆっくりと僕に言う。


姉様は、演唱をはじめる。


僕は、無演唱で姉様と同じ光のライト魔法を召喚させる。


家族全員が驚きをしながら今夜は、パーティーだ。


家族だけのめでたい事だと言って、父様と母様は、急いでその場から立ち去った。


姉様は、やっぱり私の姉弟だと喜んでいると僕は、少しからかう気もちを抑えずに姉様の周りに、時間魔法と雪魔法の二重魔法を無演唱を唱える。


やはりそれをみた姉様は、聞かせて朗読していた事に間違いが無かったと感動の涙を流している。


やっぱり貴方は、素晴らしい弟だ。


どれくらい魔法が使えるのかを気にしていたがそれは、おいおいやっていけばいいやと僕の中で固まった。


それでも姉様は、懲りずにこれだけ最後にやってほしいと錬金術の物を持ってくると?


単価を払わずに、錬金術を完成させる。


姉は、喜び五歳まえくらいには、私の工房で一緒に、魔道研究をして欲しいと言っている。


でもまだ一歳の子供なのか期待して笑顔で、僕を抱きかかえるのだった。


連勤した物は、姉様が三年かけて作っていたクリスタル結晶の玉だった。


僕はアレンジを比べて、僕の魔力はまだ計れないがさらに違う多種族の技能が見れるのを作った途端疲れて床で寝てしまう。


それを見た姉様は、急いで揺り籠に寝かせて……


今度起きたときは、色々実験しようユウキと呟いてその場から離れた。


こうして、家族と少しずつ会話と魔道による知識を使った技能を姉様と体力が続くまでここに三か月は、続くのだった。


やっとこれで最年少の冒険者になれそうな気がしてきたのだった。

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