第170話　絆と約束【感謝のデート前編】

やはりあれから一週間が過ぎたが、ユウトからの連絡は途絶える。


ダイトカイト様に聞くとやはり年月が長かったショックもあり、母親にベタベタ状態らしく、シルフィーさんも仕事らしい仕事もせずに家族で満喫する生活をしていると聞く。


それで、例の件をユウトに言うつもりが繋がらないので、ダイトカイト様に連絡を入れるとその状況が解ってしまう。


下手すると一年間は、あの状態になってしまうかもしれないと言ってきた。


約束の件を伝えると？　魔族の図書館は、かなり勉強に良いから、どうせ家族団らんの三人だろうから、カゼフ殿に聞いて半年くらい滞在していいか確認してみるのも手じゃなと言われる。


ユウトには、伝えたのですか？　そんな質問をすると、伝えたがスノーなら何でも安心だから行って来てもいいよと言っていると言われる。


私の念話には、出ずに直接の会話もそんな内容なんて、何故か辛いとロリ―様に相談した所いい機会だから、ユウトが自覚を持って家族を大事にしないなら当分離れて暮らすのも手かもと言われる。


娘達には、簡単に説明するとマリアが、仕方ないよ両方の家族を天秤にかけたらあっちの方が絆は、深い訳だしそれに図書館で滞在が許されるなら僕は、姉様と楽しく勉強して学び良い知識を手に入れるさ……


それに、お母様も疲れているだろうし、カゼフお兄様とか昔のメンバーとゆっくりと休憩とっても罰はあたらないはずだよ！


娘達の反応は、図書館に行くと言う言葉がかなり大きかった。


あの後連絡は、二回ほど来たが、日程を詰めているとしか聞いてない。


私は、カゼフ君に念話を飛ばす事にする。


丁度昼間なので、出やすいのかと思ってかけてみると？


前回より早く電話に出てくれる。


簡単に事情を説明すると？


いいぜ、部屋はいくらでもあるし、スノーちゃんが良ければ何泊でも止まっていいぜと言ってくれる。


前回の二回の電話は、理由的に、泊まる日数で計算して出した答えが出なかったからここまでひっぱっちゃったけど？


こっちに、とうぶん遊べるならいつでも行けるだろうから来れる日程が決まったらまた連絡くれと言って念話は切れる。




さてはて、いつにするか娘達と相談次第に、荷物を纏めて旅に出ようと思う。


マリアに聞くと、許し出たでしょ？　簡単にと言われる。


ウィンに聞くと私は前回いけなかったら？　それにマリアが勉強を見てくれるらしいか楽しみと言う。


家の女達はには、私の血が色毒残っていないむしろ楽しんでいるのであった。