無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第153話 情報共有

連絡が取れた事と状況についてお母様は、ダイトカイトお爺ちゃんの所へと出かける。僕らは、お留守番と言われる。お姉様にその話をしたら、私だったらまだこの本を読んで勉強してた方が楽しいかもと言われる。本当に最近のお姉様は、変わってしまった昔は、良くじゃれあっていたのに、一歳を迎えたと同時と言うかお爺ちゃん家行ってからといもの人が変わったかのように、武術の基礎から技の応用編から魔法の基礎と組み立てなどをやっている。ま、最近は、昔と比べて胸の大きさを気にしなくなったと言う事が明らかだった。それよりも本を読んで知識を学ぶが今のお姉様の希望と熱く語られる。


そんな僕は、ダイトカイトお爺ちゃんの念話待ちをしている。僕も狩りの一人として行きたいのと、やっぱりお父様の本当のお母様に会ってみたいと言う気持ちが優先的にきているくらい会って見たかった。


お姉様も相手にしてくれなくなったので、きままに精霊魔法上中下を読み始める。はじめは、読んでいて普通の速さで読んでいたが、思ったよりも内容が豊富で、更にパズル式の為、上だけでも読み終わると違う巻が現れるので、たぶんだが上中下の三種類でも実際は、かなりの本の量なんだろうと内心思ってしまう。


今では、凄い事に上の十二巻を読んでいる。ちなみに、難しさのランクは、上が一番初期で、中は、そのままの意味で、下になると合成とか違う内容の話に繋がっていくと聞いている。凄く楽しみの為か一日一冊読めればのペースで読んでいる。それ以外にも最近ハイハイ歩きを覚えてきたので、視野は狭いけど普通の子供らしい行動を取っているち言うとそれは、形だけと言われる。


そんな事を考えていると、念話の音が耳元で聞こえる。マリアちゃんが行けるように、スノーさんには、説得しといたからと嬉しいお返事が返ってくる。リーヴスラシル君も誘うのと聞いてくれるか? 状況によって、彼の力が必要になるかもしれないからと念話にてお話する。そして、僕は、早速リーヴスラシル君に念話を飛ばしてみると後でかけ直しますすみませんでした。と返ってくる……


何もする事がないので、一人でお風呂場へと向かう。お姉様には、きちんと声かけからの入浴をしに、向かうのは脱衣所へと足を運ぶ。


脱ぎ方は、魔法で脱がし、ハイハイが出来る所まで歩いて、地面が固い部分がある所から飛翔魔法を使ってお風呂場にはいる。


そういえば、このかっこで一人で入るのって初めてかもと内心なっとくしてしまう。身体を洗うのも風魔法でいいよ? 自分の生活がどんだけゆたかだったかを改めて知る。一人で入るのも初の為か、武者震いするような、夜は、そんな感覚に陥る。


それから数時間するとお母様が帰って来るなり僕の部屋に来る。日時と日程が決まったからリーヴスラシル君も呼んで置いてねと言われるが、本人に確認が取れないから取りあえず保留にしてある。


そして、夕方頃になると念話が飛んできた、どうしたの姫様何かあったのでしょうか? ちょっと近いうちに、戻って来てお父様のお母様を助けに行く事になったんだけど? 私が行ける条件は、何故かリーヴスラシル君と一緒に行かないといけないと条件が取れるだよね……


ま、こっちも念話が繋がらない時間は、最下層でボスと戦い丁度戻ってきたら、姫様の着信がある事に気づいて急いで連絡を入れました。いつもすぐに出ると言ってながら出れずこちらこそ遅くなり心配かけちゃってすみませんでした。


どっちにしても、これそうなの? そうですね、時間を調節してそちらに伺いますよ? 拾ったアイテムとか売れる物を買取に頼んで買い取ってもらう為に、今まさに身体強化を使用しながらギルドへと向かってる所です。


もう少ししたら連絡が切れるかもしれませんが、後ほどかけなおします。解ったその時は、出るときに連絡下さいこちらから僕が魔法で呼ぶので宜しくです。


それじゃ~後ほどといって、念話が切れて再度お姉様のお部屋へと遊びに行くとベットで眠っている。久々にお姉様の横に並び一緒に眠るのだった。


寝てから二時間くらいしてからお母様が夕食だと伝えに来て下さる。お姉様にも声をかけて一緒に食堂に向かいながら廊下を歩いていると? 姫様いつでも行けますとリーヴスラシル君が言って来る。


お姉様を椅子に座ってもらい、お母様に理由を言って外にて召喚魔法を唱えると、一瞬で私の目の前に現れる。凄く鍛えられた赤髪の少女が口を開く――


「姫様ただいま~」と告げるのだった。

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