無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第142話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【教え新たなるスキル】

お婆ちゃんは、僕達に質問してくる――


闇と光学ぶならどっちがいい?


「魔法て意味ですか?」


「そうさね、あってるわさ」


「私は、光をおぼえたいです!」


「う~~ん、お姉様が光覚えるなら両方あると便利そうだから、僕は、闇を覚えたいです」


「それじゃ~ ウィンちゃんには、皇帝龍魔法光の書を渡しましょう」


「そして、マリアちゃんには、邪神龍魔法闇の書【禁断】編をお渡ししましょう」


「あれ?」


「マリアの方が凄く危険な感じがする――」


「僕もそう思います、いきなり上級編みたいな感じがします」


「しますじゃなくて、上級編を渡したのよ!」


『『えっ、何で!』』


二人の声がハモる。


「マリアちゃんに、初級編と中級編渡したら、改良魔法とか使うかもと内心おもってるのよね」


「だから、上級編渡せば、さすがに改良しないかなと思って渡したんだけど?」


「お婆ちゃん、僕が改良するような子に見えますか!」


「残念だけど天才て解るのよ?」


「ウィンちゃんは、努力派だけどマリアちゃんは、天才派だから――」


「理由になってないです!」


「理由はあるわよ?」


「普通の子が、それも最近生まれた様な子が、スキルスクロール作れるとかグリモア作れるとか言ったらどう考えても天才か素質かの二択だけど、年齢をみれば天才の方に、分類されるわね」


「お姉様、僕天才らしいです?」


「え、マリア今頃気づいたの?」


「ここに居る人全員マリアの事を天才以外誰も思ってないよ?」


「そうだったんですか、何て言うか普通に出来ていたので、学んだ事が身になって覚えて創作したり出来たとばかり思ってました――」


「ま、でもスノーちゃんも今の状態で一割しか力使えないて言ってるくらいだからその血筋もあるのかもね」


「そして、努力家は、ユウトがそうだから、ウィンちゃんは、そっちの血筋を遺伝されたのかもね?」


「それ以外は、ユウトに、似てないから怖いわね――」


「残りは、全部スノーちゃんの力でしょうね」


「そして、姉妹揃って新しい魔法の本を貰う、残り一泊二日で、学ぶ会この先どうなるのだろうか――」


そんな事を考えていると?


お爺ちゃん達が呼んでいるのだった。

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