第118話　お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント⑤：休憩と計画3】

「ヴェルゼブブは、状態異常系の範囲魔法が多いいからそれ系を防げるポーション系を作るか、それに属した体制のスキルを習得するかによって、勝敗がみえてくるわね」


お母様は、ヴェルゼブブを昔仲間と戦った事があるらしくそれについての説明だった。


ちなみに、お爺ちゃん達も何人かヴェルゼブブを狩った事があるが、お母様程のレベルのヴェルゼブブは、あっていないと言う事で、一番強いのに挑んだお母様のお話を聞く事になる


「ヴェルゼブブは、蠅の王をイメージしてみるといいかも？」


「たまに、危険を感じると蠅に化けて、分散して回復をしたりするから？」


「お母様それって、毒ガス系でも倒せますか？」


「お姉様と二人で封印魔法使って、猛毒のガスを作りその中に封じれば倒れたりしませんか？」


「倒れはしないけど、少し弱るかもしれないけど基本的に、状態異常系には、特化してるから結構な敵かな？」


「マリア？」


「どうしました、お母様？」


「召喚で、ドッペルゲンガーどこかに狩りに行ってるの戻せないの？」


「戻せますけど？」


「その召喚がいれば、かなりいいせんで戦いが出来るわね」


「じゃ～後ほど呼んでおきます」


「ウィンは、これを読んで覚えちゃって――」お母様の手から金色の紙ロールが手渡される。


「お母様これは、なんですか！」


「豪華な感じがするのですが？」


「それは、状態異常系のトップ系スキルのスクロールかな？」


「あなたがこのメンバーで一番危ないから私からのプレゼントと思って、読むのに時間かかるから召喚始まるまでにマスターしちゃいなさいよ？」


「はい、解りましたお母様――」


お姉様は、いつもの勉強している部屋へと向かい金色の紙ロールを持って走り去る。


「お母様僕には、それないですか？」


「あなたが持ってる状態スキルあの紙より効果があるから覚えなくていいわよ？」


「それじゃ～」「各自の持ち場と配置とマリアを守る魔法とかも今のうちに創ってしまいましょう」


「簡単に魔法が作れるような事を言っていると？」


「ついに例のあれが完成したのですか？」


お爺ちゃん達は、お母様の周りに集まり話し出す。


「そうね、完成に近いのが出来たわね」


「今日中に、完成させておくから、マリアにも必要な書類・魔術書・その他諸々と勉強させておいて、その子どうやら読むと覚えるみたいだから頼みましたよ？」


「僕も図書館にいって、本漁ってきます」


「おやつの時間になったら呼びに来てください」とお母様にお伝えして、僕もその場から離れるのだった。