無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第114話 お爺ちゃんの家に長くお泊り【外で召喚魔法にてイベント④:休憩と計画3】

「あ、お母様!」


「お爺ちゃんの家に来てる間に、料理が少しだけ上手くなりました!」


「これから作りますので、召し上がって下さい――」


僕は、そう告げて、台所へと向かう――


「念話で、お姉様後は頼みました!」と送る――僕は、和・洋・中・菓をそれぞれ作り始める。


「え、マリア行っちゃうの!」


「しょうがない、マリアの為だから頑張る!」と声が聞こえる――


お姉様は、お母様とお話を始める――


ここ、最近の勉強と召喚の凄さと戦いの凄さについて熱く語る。


「あら、マリアそんなに強くなってるの?」


「私に、似たのかしら?」


「そうかもです!」


お姉様は、お母様に同調する――私は、お父様に、似ていて、心は、お母様の様な感じですとはにかみながら笑顔で言う――


さすが、お姉様――天然が炸裂している!


お母様も喜んでいるし、次は、お爺ちゃん達に念話を飛ばす!


「お爺ちゃん達もそこに居ると餌食になるからこっちきて料理でもしたら?」


「そうじゃな?」


お爺ちゃん達の返事が聞こえると何かしら理由をつけて次々とその場から一人抜けて、二人抜けてと抜けて行く――


お姉様とお母様の二人きりな状態になる。お姉様の心は、かなりのハードルを上げて会話しているご様子――


その時ふと天然発言が出てしまう……


「お母様て、元冒険者ですよね?」


「それと前々から気になっていたのですが、生まれてからお父様のお爺ちゃん達には、泊まりにくるほど会いに来てますが、お母様のお爺ちゃん達には、お逢いした事がないです。」


するとお母様の口が開き言葉を発する。


「実は、お父様と結婚する時に、反対を押し切って駆け落ちして、結婚したから会いずらいのが本当かしら?」


「でわ、何かあればお逢い出来るのですか?」


「お母様のお爺ちゃん達に!」


嬉しそうに、お姉様は、言葉をヒートアップしていく――」


「そうだな~」私が、冒険者だった頃の話でもしようか、お前たちを生んでからは、戦いから身を引き、封印までして強さを封じたくらいだからな?」


『『ばれてる!』』


「そりゃ、貴方達のお母さんなんだから念話を数字から予想できる内容を少し抜いて、そこから新たな語言で復元するばなんとかなるかな?


「全部聞こえてるわけじゃないけど、それなりにはね、だから二人とも後で、お話があるからね!」


『『え、本気ですか!』』身体を震わせながらお姉様と僕は、答えるのだった。

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