第53話　家族団らんまったりと…⑨

娘達が親父と祖父達の所に行くのを見送ってから数時間が過ぎると？


親父から念話が届く――


娘達が、変な奴らに追われてると念話が届いた！


ダイトカイトさんが向かってるから大丈夫だと思うが、連絡しとくには、良いと思って伝える。


「ウィンとマリアが変態に追われてるだって！」


「スノー娘達が、変な貴族連中に追われてるて、親父から連絡があった」


「え？」


「私も向かわないと駄目じゃない！」


「落ち着け――」


「ダイトカイトの初代様が、向かってるて言うから安心だ！」


「だからスノーも落ち着け」


「どこの貴族なのよ？」


「解らないが、初代様が捕まえてその後、親父が拷問して吐かせるだろうから大丈夫だと思うが……」


「どこの貴族か解ったら教えて、元冒険者の知合いがいるから貴族剥奪くらい出来る人だから！」


「そう言えば、スノーの冒険者メンバー結構有名な所の集まりだよな？」


「そうね、でも名前は、ユウトだっても教えられないの皆で決めた事だから……」


「ま、無理には、聞かないから大丈夫」


「それより、娘達が心配だな～」


「ユウト、ウィンかマリアに連絡してみれば？」


「駄目だろう？」


「今そいつら逃げてるのに、下手に念話飛ばしたら不味いだろう？」


それから数時間が過ぎると――


親父から連絡を受ける。


「初代様が、助けて家に連れて帰ったて、連絡があったよ！」


「ウィンとマリア無事なの？」


「マリアは、ウィンを守って少し怪我したらしいけど、直ぐに回復を使って直したらしいから大丈夫だ！」


その話を聞いて、私は、マリアに念話する。


なぜ、マリアかと言うとたぶん一番落ち着いているからだと私の勘が言っている。


マリアに、念話する……


「あ、お母様！」


「心配したんだかね！」


「すみません、お爺ちゃんの家についてからバタバタしてまして、今やっと落ち着いた所です」


「ウィンは、大丈夫？」


「僕が居るので、大丈夫です」


「そうね、あなたがいればウィンは、安心ね」


「どんな貴族が襲ってきたの？」


「最近家の近くに引っ越してきた人間の二人組で、一人は、白髪のお爺さんで、もう一人が、若い青年の男の人かな？」


「何か僕達を見つけたとたん奴隷にするとか言ってたよ？」


「姉妹奴隷は、最高だとか言ってたからその事も、シルフィーお爺ちゃんに伝えたら？」


「そうかて、一瞬怖い殺気が出てたけど？」


「それは、たぶんその二人やばいわね……」


「ユウトに聞いた事あるだけど？」


「シルフィーお父さん凄く説教が怖いて、よくユウトが昔言ってたから多分凄い事になってると思うわ」


「そんな訳で、五泊六日のお泊り楽しんできます！」


「ダイトカイトお爺ちゃんが凄くかっこよかった！」


「今日絶対に、お背中を流すだ！」


「そうね、綺麗にしてあげなさい、心をこめてお礼をする感じでね」


僕は、お母様の話を聞いて、解りましたと答える。


お姉様に、念話変わると聞いたが、お姉様は、念話覚えてないでしょとお母様の指摘を受ける。


あ、そっかと僕は、思い直ぐにスクロールで、念話の魔法を作り、お姉様に渡す。


お姉様は、念話魔法を覚えて、お母様に念話する。


「お母様、マリアが私を守ってくれて……」


お姉様が、あの時の事思い出したみたいで、泣いている。


「お爺ちゃんが来てくれて……」


「助かって良かったよ！」


「大変だったのね」


お母様とお姉様は、お話をしている。


僕は、僕で、お爺ちゃん達に、いきさつを伝えると？


何人かのお爺ちゃんが、シルフィーお爺ちゃんの所に行ってくると言って向かう――


皆いつもの顔じゃないのが一瞬見えて怖かった。


そして、お姉様がお母様とお父様に、念話するとだいぶ落ち着いている。


僕は、お姉様に優しく抱き合ってじゃれあうのだった。


お説教の結果どうなったかは、僕達には、内容がこなかったが、お父様達には、伝えたらしい――


お母様からその後念話が、飛んできて、たのしんでらっしゃいと伝えられる。


お爺ちゃんの家で、二回目のお泊りが楽しみ過ぎて、お姉様とじゃれあっている。


僕は、知らない話なのだが……


お姉様にあげた指輪の話題を、お姉様がお父様とお母様に言ったら？


おめでとうて言われたとお姉様から言われる。


ま、この後が楽しみだ。