第21話　寝ながら睡眠学習【光編初級1】

食卓へ向かうと？


お父様がとても落ち込んでいる？


お姉様と僕の声が重なり。


『お父様どうかしたの？』


「いや、どうもしないよ？」


声が裏返っている……


多分手に持ってる手紙らしき物だろう……


僕は、その手紙を見て誰からと聞く――


「これか？」


「親父からの手紙で、今度遊びにくるメンバーが決まったて書いてあるけど……」


「書いてある内容て、お父様が暗くなるような内容なの？」


「いや、別にこの手紙で、暗くなってないぞ！」


また、違和感があるが……


取りあえず話を変える事にした。


そういえばそろそろ十ヶ月が経ちます。


今日から新しく光精霊様の初級魔法が始まるのでとても楽しみです。


そんな話題に切り替える。


「そっか～」


「そろそろ一歳になるのか……」


「誕生日が凄い事になりそうだな？」


「そうなの？」


「ウインモカが生まれた時とマリアンローズが生まれた時も凄かったからね……」


「そうだね～」


「私の誕生日毎年凄いお祝いだものね～」


お姉様が笑う、とても良い笑顔で――


そんな笑顔を見てると凄い事が起きるのだろうと内心思った。


そうだ、お父様に聞いてみたい事があったんだ。


「お父様聞いていいですか？」


「どうしたマリア？」


「誕生日の日に、精霊様て呼べないのですか？」


「精霊様か？」


「一応呼べるが、初代に聞いてもらわないと解らないから保留でいいか？」


「うん、楽しみにしてる！」


僕は、笑顔で答えると？


二人とも僕の笑顔をみて和んでいる。


そんな和んだ所で、お母様が来られる。


「皆してなに楽しそうなお話ししているの？」


お姉様が、お母様にお話しをする。


「そろそろマリアの一歳になるねて、話をしていたの！」


「そう言えばそうね」


「早いわね一年なんて、確かに皆の顔がそうなる訳ね」


お母様も笑う――


そんな朝の食卓になる。


ごはんが終お姉様のお胸マッサージを終えて、お姉様が出かけると？


僕も精霊様の所に行く為に、食休みという眠りにつく――


ゆっくりと瞼を閉じて眠りにつく……



目を開けると、白銀の世界と城が見える。


そこから金色の髪をした少女が現れた。


見た目は、お姉様と同じくらいに見える。


僕は、その女の子に話しかける。


すると少女は、笑顔で、初めましてマリアンローズと話される。


私が、ここを管理している光精霊です。


こんな小さい子の体ですが、きちんと指導できますので、気にせず精霊魔法を学んでください。


これでも何万年以上は、生きていますし、今だ成長もしてます。


さて、初めは、支援系を学びます。


初級の間は、支援系のみですので宜しくです。


「こちらこそ宜しくお願いします！」


初めに、この三個を今日学びます。


回復系の魔法で、『コルセリオンヒール』・『エピクレシア』・『レノヴァパティオン』これを学んでいきます。


まず、『コルセリオンヒール』は、ＰＴ全体に、自分が使える最高のヒールを全体に支援します。


次に、『エピクレシア』は、ＰＴｏｒ知合いなどのＨＰとＳＰを回復しますが、これは、唱えた個人の魔力で回復量が変わってきます。


そして次が、『レノヴァパティオン』は、指定した者のみＨＰを回復していきます。


この回復量は、本人のＨＰが絡んできます。


以上の三個が今日学ぶ精霊魔法です。


実際に使って学びたいのだが、歩けるわけでもないので、今回も映像が脳内に流れてくる。


情報として、学んでいく――


そして、三個の精霊魔法を習得する。


すると？


光精霊様が近づいて来て、僕を抱きしめる。


噂で聞いてたけど、賢くて可愛いてほんとなのね！


僕は、何故か照れてしまうと……


次に会うのが楽しみと話され、またねと笑顔で見送られる。


そして、眠りにつき目覚めると？


お姉様が横で、眠っている。


僕の物音に気付き、目が覚める。


「マリア今日の狩り終わったから、お風呂いこっか！」


元気よく誘ってもらいそのままお風呂に入りにいくのだった。