第2話　この世界にようこそ

僕は、気づくき目を開けると天井が高い事が目に映る。


不思議な事は、目以外がまともに動かない。


もしかしたら落下したものの助かって病院にいるのだろうと内心思っていると？


耳元に声が聞こえてくる。


「マリアンローズが目を開けたよ？」


「お母様～」


そんな声が僕の耳に届く。


綺麗な女の子声が建物内に響き渡る。


声の持ち主が、僕に近づいてくる。


「おはよう～」


「マリアンローズ？」


少女と目が会う――


目が水色で綺麗な黄金な髪に、頭の上には何故か髪と同じ色の耳らしきものが動いている。


僕が見た事ある耳は、確か狐の耳そのものだった。


僕を見てニコニコとしている。


小さくてとても綺麗な子だなと思って要ると？


「ウィンモカ大声だして、呼ばなくても聞こえるよ我々種族は――」


渋めの声が綺麗な子の後ろから聞こえてくる。


段々と近づいてくると凄くワイルドな凛々しくとても紳士な男が来る。


僕に、近づいてくると微笑むように、話しかける。


「マリアンローズ起きたんだな」


そんな声えを僕にかけてくる。


僕のなかで状況がとても理解できない。


なんて言うか処理と状況が追いついていないが、不思議と嫌な事には、何故か思わなかった。


今度は、うしろからパタパタと音が聞こえる。


「ウィンと貴方して、マリアンローズの周りで何騒いでいるの？」


「びっくり、しちゃうからあまり騒がないの――」


今度は、透き通った声が聞こえてくる。


近づいて来ると、とても綺麗なお姉さんみたいな人が近づいてきた。


とてもグラマーで、綺麗な人と印象があるが、やっぱり皆頭に狐の耳がついている。


凄く愛がある声で、僕の事を呼ぶ――


「マリアンローズ起きたのね？」


「おしめか、それともご飯かしら？」


その綺麗な人が、僕に近づいてくる。


顔が近くまでくるとさすがに僕も緊張するはずなのだが、逆に安らぎを感じてしまう。


「どっちも違うみたいね」


その綺麗な人は、僕を抱きか抱える？


僕は、成人男性なのにこうも軽々と――


僕の目線は、下にいくと……


凄い高い場所にいる――


あれ、なにこれ？


僕は、不思議な気持ちになる。


その綺麗な人の後ろに、大きな鏡がある。


綺麗な人と小さく綺麗な狐耳の可愛い女の子が抱えられている。


僕が目を閉じるとそこに映る可愛い女の子も目を閉じる。


僕の中で――


「えっなに！」


みたいな気持ちになる。


可愛らしい女の子が、マリアンローズどうしたのと頬をつつくのが鏡に映る。


僕の頬は、確かにつつかれた感触が残る。


そして、僕は――


フィクションであると言われる異世界に、子供として生まれ変わったみたいだった。