運命には抗えない
外伝 バレンタイン
今日は泣く子も黙るバレンタイン!(黙りません)
今日この日のために全国の女子・女性は張り切っている!
なんの為か?
それはもちろん義理チョk(殴
ではなく、本命に自分の好意を伝えるため!
そんなバレンタインにまつわる甘いかもしれ、、、甘いはずのお話である。
ー音無 零sideー
「そいやさ、お前ってチョコ誰かに渡すのか?」
そんなことをこいつー立花優希に言った。
「、、、ほんっとアンタってデリカシーないよね。、、、まあ、渡しますけど、、、」
デリカシーない、ねぇ。そんなもの母親の腹の中に置いてきた俺に言われてもどうしようもないのである。
「はあ」
「ため息着きたいのはこっちよ」
何故か怒られた。解せぬ。
まあ、そんな茶番は置いといて、本題に戻そう。
「んで、結局誰に渡すの?」
「だから、それがデリカシーないって言ってる原因なのよ」
ん,,,そういうものなのか。覚えておこう。
今日は2月13日。言うなればバレンタインイブである。実を言うと俺ー音無零は今年で満15になるわけだが、一度もバレンタインチョコというものを貰った事がない。
,,,友チョコですら,,,だ。原因は私にあるのだろうか。きっと教えてくれと言っても今の彼女は教えてくれないだろう。だから、話題を変えてみることにする。
「あのさ、お前って付き合ったことあるのか?」
そこで彼女は肩をビクッとさせて、
「は?あるわけないでしょ!ばっかじゃないの?」
聞いただけなのにここまで酷い言われようとは,,,。こちらに相当な落ち度がある模様。無論、それが一体何なのかわからないが。
「わ、わかったからそんなに怒らないでくれ。」
「ふん、だったら二度とそんなこと言わないようにね。次言ったら殺すから」
随分と怖いことを言う娘だ。親の顔が見てみたい。
そしてその翌日の放課後下校途中に彼女が話しかけてきた。これは別段珍しことではなくいつものことなのだが、今日はなんだかよそよそしい。
これはもしかしなくてもそうなのか!?!?
「,,,ちょっと話があるの。私の家まで来て」
んんん!?!?これは
高鳴る鼓動を押さえつけながら
「ん、了解」
と出来るだけ素っ気なく答えるのだった。
-立花 優希side-
よし!どうにか誘えた。まず第一関門クリア。でもなんかいつもより返答するときの声のトーンが低かったような,,,。もしかして誘われたこと自体が迷惑だったとか?気のせいだといいけど
-音無 零side-
彼女の家に来たわけだが、何故か彼女の部屋に通された。そして、開口一番
「どうせあなたは今日誰からもチョコ貰ってないんでしょ」
俺をディスってきやがった。けんかでも売ってるのかと本気で問い詰めようかと考えていたところ
「特別に私があげてもいいわよ?」
「ほ、本当か?」
嬉しすぎるあまり、本音が出てしまった。しかしそれだけのことだと自分に言い聞かせて相手の反応をまった
「ただし、条件があるわ。条件は私のことを名前で呼ぶこと」
「分かった。それでいいんだな。じゃあ、交渉成立だ。チョコはもらうぞ」
「まって」
まだあるのかと思っていると
「,,,やっぱりいいわ。最後に名前で呼んで」
これに何か意味があるのか?と思ったが、断る理由もないので
「チョコありがとな、優希」
そうして、家に帰るのだった。
いかがだったでしょうか。これから本編がどんどん暗くなっていくのですが、その前に甘い想いは感じられたでしょうか?
それと皆さんのバレンタインはどんな結果だったでしょうか?
最後に外伝等本編に関係のない物語は過去に戻る場合があります。今回で例えると、中学二年生の零と優希の話です。
誤字などありましたら報告お願いします。。
今日この日のために全国の女子・女性は張り切っている!
なんの為か?
それはもちろん義理チョk(殴
ではなく、本命に自分の好意を伝えるため!
そんなバレンタインにまつわる甘いかもしれ、、、甘いはずのお話である。
ー音無 零sideー
「そいやさ、お前ってチョコ誰かに渡すのか?」
そんなことをこいつー立花優希に言った。
「、、、ほんっとアンタってデリカシーないよね。、、、まあ、渡しますけど、、、」
デリカシーない、ねぇ。そんなもの母親の腹の中に置いてきた俺に言われてもどうしようもないのである。
「はあ」
「ため息着きたいのはこっちよ」
何故か怒られた。解せぬ。
まあ、そんな茶番は置いといて、本題に戻そう。
「んで、結局誰に渡すの?」
「だから、それがデリカシーないって言ってる原因なのよ」
ん,,,そういうものなのか。覚えておこう。
今日は2月13日。言うなればバレンタインイブである。実を言うと俺ー音無零は今年で満15になるわけだが、一度もバレンタインチョコというものを貰った事がない。
,,,友チョコですら,,,だ。原因は私にあるのだろうか。きっと教えてくれと言っても今の彼女は教えてくれないだろう。だから、話題を変えてみることにする。
「あのさ、お前って付き合ったことあるのか?」
そこで彼女は肩をビクッとさせて、
「は?あるわけないでしょ!ばっかじゃないの?」
聞いただけなのにここまで酷い言われようとは,,,。こちらに相当な落ち度がある模様。無論、それが一体何なのかわからないが。
「わ、わかったからそんなに怒らないでくれ。」
「ふん、だったら二度とそんなこと言わないようにね。次言ったら殺すから」
随分と怖いことを言う娘だ。親の顔が見てみたい。
そしてその翌日の放課後下校途中に彼女が話しかけてきた。これは別段珍しことではなくいつものことなのだが、今日はなんだかよそよそしい。
これはもしかしなくてもそうなのか!?!?
「,,,ちょっと話があるの。私の家まで来て」
んんん!?!?これは
高鳴る鼓動を押さえつけながら
「ん、了解」
と出来るだけ素っ気なく答えるのだった。
-立花 優希side-
よし!どうにか誘えた。まず第一関門クリア。でもなんかいつもより返答するときの声のトーンが低かったような,,,。もしかして誘われたこと自体が迷惑だったとか?気のせいだといいけど
-音無 零side-
彼女の家に来たわけだが、何故か彼女の部屋に通された。そして、開口一番
「どうせあなたは今日誰からもチョコ貰ってないんでしょ」
俺をディスってきやがった。けんかでも売ってるのかと本気で問い詰めようかと考えていたところ
「特別に私があげてもいいわよ?」
「ほ、本当か?」
嬉しすぎるあまり、本音が出てしまった。しかしそれだけのことだと自分に言い聞かせて相手の反応をまった
「ただし、条件があるわ。条件は私のことを名前で呼ぶこと」
「分かった。それでいいんだな。じゃあ、交渉成立だ。チョコはもらうぞ」
「まって」
まだあるのかと思っていると
「,,,やっぱりいいわ。最後に名前で呼んで」
これに何か意味があるのか?と思ったが、断る理由もないので
「チョコありがとな、優希」
そうして、家に帰るのだった。
いかがだったでしょうか。これから本編がどんどん暗くなっていくのですが、その前に甘い想いは感じられたでしょうか?
それと皆さんのバレンタインはどんな結果だったでしょうか?
最後に外伝等本編に関係のない物語は過去に戻る場合があります。今回で例えると、中学二年生の零と優希の話です。
誤字などありましたら報告お願いします。。
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