運命には抗えない

あぶそーぶ

3話 交渉

 宇宙人が市長の家に着き、そこの使用人に部屋に通されると使用人は部屋を後にした。

 そして宇宙人は早速話し始めた

「私は、つい 落星らくせいと申します。話と言うのは他でもありません。先ほど墜落した場所の整備についてと恐縮ながら宇宙船の修理をする間の場所の提供をして頂きたいと言うものです」

「そうか、、、。墜落した場所についてはこちらで整備を行うので安心してください。それと場所の提供については相応の対価を用意出来ればいくらでもお貸ししましょう」

 そういったのは魔塊市市長、運我うんが ないである。この男はその名の通り運がなく、何か出来事がある度に不幸を撒き散らすと言う恐ろしい能力(実際にそんな能力は存在しない)を持っている。しかし、いつも彼の周りには不幸が集まっているのかと言うとそうではない。何も無い時は逆に幸運が舞い込んでくるという能力(何度も言うがそんな能力は存在しない)も持っている。そんな彼が市長になれたのは、ある意味極自然なことで、また不自然過ぎることなのかもしれない。そんな前置きはさて置き、宇宙人はしばらく悩んでからこう答えた。

「では、我々の持っている科学技術を対価として渡しましょう。どれくらいならいいでしょうか?」

「ちなみにその対価の主な分野を教えてくれないか?」

 今この惑星で1番発展していないのは、宇宙工学である。そして今最も学者や研究者達が力を入れているのもこれである。しかし何故進んでないのかと言うと、必要がない、と政府が発表してしまったからである。確かに今現在掘り起こされていない資源は約8000万年分に及ぶが、いずれ尽きるものである。政府はそんな先の未来のことより、今起こっている環境問題を解決したいらしい。しかしどんな理由があっても一切補助金が出ないと言うのはまたおかしな話なので一応の補助金(と言っても本当に少ない額)は出している。だから、ここでもしこの宇宙人が宇宙工学に関する科学技術を提供してくれるというのであれば、貸さない手はないと市長は考えていた。そして宇宙人の答えは

「それは、宇宙工学です」

 そう満面の笑みで答えた。






 お読み頂いてありがとうございます。今回はこの作品での宇宙工学についてお話したいと思います。

 作者が無知なもので実際の宇宙工学については全く分からないのです。もしかしたら合ってるのかもしれませんが、、、。

 前置きが長くなりました。この作品では主に3つに分かれています。1つは、既に登場しているように宇宙船建造技術です。その名の通り、宇宙船を作るための技術です。2つ目は衛星開発技術です。こちらは、衛星を作るだけでなく、それを制御するための装置を作る技術です。最後に都市建築技術です。またこちらも、都市を作るための技術です。

 毎週投稿(今のところ)なのに本文が1000文字ないのはすいません。読み応えないのは重々承知ですが、首を長くしてお待ちいただくか、この作品から1時的に離れることをオススメします。作者も努力はしますので、、、。

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