運命には抗えない

あぶそーぶ

1話 いつもの日常

 こち…アル…ァ、…ちら…ルフ…

 本…、応…せよ

 …在原因…明の……により…機の操……不…能にな…た

 これよ…詳細…明の…星に……着する








 「んー、今日も良い天気だなー」

 そう呟く男音無おとなし れい。彼は、終魔しゅうま学園高等部2年の男子生徒である。終魔学園は、初等部及び中等部にてこの惑星で生きていく上での常識を学び、高等部で魔法を使う上での基礎体力、基本知識を学ぶ。そしてその先にあるのが、魔法使いの見習いとして認められるための試験、通称「魔験まけん」である。また、その先を目指すための専門の機関があるが、また別の話で

 そして今日が新1年生の入学式である。別段何をするという訳では無いが、入学生が不快に思ったり、先輩としての威厳を喪失すると言ったことが無いようあえて入学式は全学年で行うと言うのが、この学校でのしきたりだ。まあ、入学式というのは名ばかりで、実際は中等部から高等部に上がってくるだけで顔見知りもたくさんいる。所謂形式上の入学式だ。

 で、呑気にあんなことを言ってる零だが、今の現状を説明すると、8:00起床、入学式8:40から、学校に行くまでに2時間かかるので、どうしようも無くなった。いつもなら、寮生活を送っているのだが、長期休暇の時は自宅に帰っている生徒も多いのだ。結果、現実逃避である。実を言うと、この入学式に遅刻すると後で大幅な単位喪失か、1ヶ月の間放課後残って補習することになる。もちろんそんなことは誰だってしたくないことである。零もその1人だ。

 さあ、ここでこの男何を考えたか、遅刻で補習やらなんやら受けるんなら、休めばいいんじゃね?と考えついたのである。そこからの行動はとてつもなく早かった。学校に風邪という連絡を入れ、親には学校に行くふりをして近くのコンビニで立ち読みである。そして現在、両親が仕事に出掛けたのを見計らって家に戻って来たのである。

「さあ、何しようか」

 もちろん初めから休む予定なんて無かったので何も考えていない。だが、最近の若者にはスマートフォンというとても画期的な道具があるのである。それは、勉学にも暇潰しにも連絡方法と様々な用途で用いられる。しかし、この男はスマートフォン(以下スマホと言わせて頂きます)をとろうとせずそのまま
寝てしまった。

 数時間後、、、

「うーん、良く寝た」

 とまた、呑気な(ry 

 と今度は、急に真剣な顔つきになり

「さ、やるか」

 そう言った彼のやる事とは、魔法の勉強である。先程説明したように高等部では魔法を使う上での基礎体力、基礎知識が培われる。だが、その練習内容や勉強内容は普通に勉強して出来るようになるものではなく、自宅でも5時間以上かかる課題を課されるのである。幸い零は勉強が出来る方なので4時間半程度で終わるが、それでも中々大変なものである。

 この日も又、いつもの日常が続いていた、、、





どうでしょうか?この後の流れについて少し説明しておきますと、しばらく日常と言うか戦闘は起きません(模擬戦は行われるかも?)。楽しみにしている方々には申し訳ございません。その後は、この作品の目玉、惑星間戦争です!

ちなみに現在作者が考えてる終わり方はバットエンドです。主人公は俺TUEEEEEE にはなりません(主人公補正がないとは言っていない)。ハーレムもないです(恋愛経験ないから分からないなんて言えない)。

読者の皆様の感想が物語を左右するかもしれないので何か意見があればどんどんコメント下さい(露骨なコメ稼ぎ)。


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