脳内電脳ゲイム
第八話 音を奏でる者 後編
『その惨めで存在価値の無い声を主に吸い込んでるのがあそこにそびえ立つあの装置どす。つまり、あれを壊せればあの子の声が元に戻るどす。』
幾の口から告げられた事実はこれだけだった______
「さて…作戦はどうする?。」
「そうですわね…私らが足止めしておくからその間にアキが装置を破壊すればいいんじゃないんですの?。」
一つ。キルが提案を出す。
「そしたらキル達が死ぬ可能性だって十分あるだろ。」
「じゃあこれはどうです?。私が魔法であの装置への道を明らかにして、進む。そして道中に『アイズ』の連中がいたら、すかさず倒す。装置の所に着いた時にボスっぽいのがいたら、アキを中心に戦う。…これでいいんじゃないんですか?。」
イルの的確な作戦、上手くいくかは分からないが、アキの中ではそれが、声を求めるニアを助ける為に必要な事なのだと悟った。
話に話し合った末、決まった作戦は、イルの作戦だった。
「では、作戦開始。」
アキが合図を出した。メンバー全員が動き出す。
「前方、連中が接近中。アキ、目標との戦闘は行いますか?。」
「…やろう。」
待ち構えてた『アイズ』の軍達との戦闘が始まった。
「くっ…アキ!ちょっと休んでいい?。MPの消費が酷いんですの。」
「ああ、いい。回復したら来い。」
味方であるキルは、身を休める。その間、アキは無限の剣を使用し、戦っている。
「アキっ!こっちは終わりました!。」
イルの甲高い声が聞こえる。
「ああっ。先に行け!!!。」
すかさずアキが指示を出す。
イル達は先に行った。
戦っているのはアキだけだ。
何時か経ち、アキは『アイズ』の軍を蹴散らし、イル達と合流した。
「女神さん、次の道は?。」
「こっちです!増援される前に!!。」
必死に走る。
全てはニアの喪われた声の為。
アキ達は全員ニアの為に走っているのだ。
「絶対…ニアを助けるにゃっ!。」
「言われなくても、やりますわ!!!。」
アキ達の気持ちが昂る。
「ここまで…来ま…したね…。」
「ええ、そうわね…。」
それから『アイズ』の軍を倒しに倒して、最終目標にたどり着いた。
「ここの先が目標なのか?。」
「はい。そうです。ここの装置を破壊すれば、ニアさんの声は戻ります。」
透視魔法を使うイルが言う。
「…行くか、ニアを救うにはそれしか無い。」
「じゃあ俺が先に行く。」
五真が先陣を切った。アキ達もあとに続く。
「くっ…。」
「お待ちしておりましたどす。では…最後の戦闘と行きますえ。」
待ち構えてたのは幾だった。
「やはり…お前だったか、幾。」
「当たり前どす。なんせ妾は『アイズ』の幹部だからねぇ…ボスの指示に従わないとならない始末なんどすよ。」
幾は笑いながらにそう言う。
______スパンッッ______
瞬間、世界が揺らいだ。
キルが魔法を放ったのだ。それと同時に戦闘が始まった。
「はああああああっ!!。」
思いっきり魔法を放つキル、だが幾は華麗に避けた。
「当てようとしても無駄どすえ。では次は妾の番どす、フッッ。」
今度は幾が攻撃を仕掛けて来た。
「ああっっ……。」
その攻撃は見事にイルに命中した。
「大丈夫ですの!?。姉様!!!。」
「はい…何とか…でも皆さんも注意しといた方がいいです。幾さんの魔法、魔力が強くて一度喰らったら危ないと思います。」
イルが自分に回復魔法を使いながら言う。
「ああ、気を付ける。行くぞ!…女神さんは後衛に回って下さい。先に殺られると困るので。」
アキの指示の元、メンバーが動く。
攻撃を仕掛ける。
だが、全く当たらない。攻撃を仕掛けても仕掛けても幾に華麗に避けられる。
「もうぼろぼろどすね…降参したら?。」
上から目線で幾はそう言う。次の瞬間、
「幾、どうしてここで戦闘をしているんだ?お、凄いな、幾、俺らに任せてくれないか?。」
そこへ『アイズ』の連中が来たのだ。
「いいどすよ、好きなように。」
なんなく譲ったのだ。譲った幾のその真偽は分からないが、とにかく戦った。
______ドドドドドッカアアアアアン______
大きな音がした。アキは音が鳴った方へ目をやると、装置が壊れていた。
もっとよく見るとそこには幾が立っていた。
「幾、何故その装置を壊した。」
「何って決まっとるどすえ、元々其方達の味方では無かったであるぞ?。」
幾が言い切った。突然の裏切りだ。
「それがわからないなら帰ってどうぞ、妾はこれにて『アイズ』を辞める。ハアアアアアアアアアッッッ。」
「グワアアアアアアッッッアアッ。」
次第に『アイズ』の連中は跡形もなく消えていった。
「…あっ…あー。」
「ニアっ大丈夫か!?。」
「私は何とか、幾さん、ありがとうございます。」
「どうして俺らの味方になった?。」
「…妾は元から『アイズ』の味方では無かった。味方でいたくなかった。だから、妾はこうして、狐の様に裏切った。そういう事どす。」
「そうだったのか、ありがとう。」
「お互い様どす。こちらこそ戦闘、楽しかったどす。おおきに。そして妾から其方に提案があるんどす。」
「何だ?。」
「妾もメンバーに入れてくれないどすか?。」
幾からのメンバー加入提案。この時アキは、プラスの方に考えていて、
「…まあ、回避率が高いし、術は強いし…。いいですよ。メンバーに入れましょう。」
こうしてアキ達のメンバーに新しく幾が入ったのだ…
「〜♪あ〜。」
「ニアさん上手いですね〜。」
「あっ、ありがとうございます!!!!。」
______音を奏でる者______
あとがき
どーも月神です!!。前回いつ投稿したか忘れましたけどそこまでかかってないと思います〜。
とりあえずテストが終わり、安定してきたので、暇な時に小説を書き、投稿していく形を取っていきたいと思います!
読んで頂きありがとうございます!!。では、また第九話で!!。
幾の口から告げられた事実はこれだけだった______
「さて…作戦はどうする?。」
「そうですわね…私らが足止めしておくからその間にアキが装置を破壊すればいいんじゃないんですの?。」
一つ。キルが提案を出す。
「そしたらキル達が死ぬ可能性だって十分あるだろ。」
「じゃあこれはどうです?。私が魔法であの装置への道を明らかにして、進む。そして道中に『アイズ』の連中がいたら、すかさず倒す。装置の所に着いた時にボスっぽいのがいたら、アキを中心に戦う。…これでいいんじゃないんですか?。」
イルの的確な作戦、上手くいくかは分からないが、アキの中ではそれが、声を求めるニアを助ける為に必要な事なのだと悟った。
話に話し合った末、決まった作戦は、イルの作戦だった。
「では、作戦開始。」
アキが合図を出した。メンバー全員が動き出す。
「前方、連中が接近中。アキ、目標との戦闘は行いますか?。」
「…やろう。」
待ち構えてた『アイズ』の軍達との戦闘が始まった。
「くっ…アキ!ちょっと休んでいい?。MPの消費が酷いんですの。」
「ああ、いい。回復したら来い。」
味方であるキルは、身を休める。その間、アキは無限の剣を使用し、戦っている。
「アキっ!こっちは終わりました!。」
イルの甲高い声が聞こえる。
「ああっ。先に行け!!!。」
すかさずアキが指示を出す。
イル達は先に行った。
戦っているのはアキだけだ。
何時か経ち、アキは『アイズ』の軍を蹴散らし、イル達と合流した。
「女神さん、次の道は?。」
「こっちです!増援される前に!!。」
必死に走る。
全てはニアの喪われた声の為。
アキ達は全員ニアの為に走っているのだ。
「絶対…ニアを助けるにゃっ!。」
「言われなくても、やりますわ!!!。」
アキ達の気持ちが昂る。
「ここまで…来ま…したね…。」
「ええ、そうわね…。」
それから『アイズ』の軍を倒しに倒して、最終目標にたどり着いた。
「ここの先が目標なのか?。」
「はい。そうです。ここの装置を破壊すれば、ニアさんの声は戻ります。」
透視魔法を使うイルが言う。
「…行くか、ニアを救うにはそれしか無い。」
「じゃあ俺が先に行く。」
五真が先陣を切った。アキ達もあとに続く。
「くっ…。」
「お待ちしておりましたどす。では…最後の戦闘と行きますえ。」
待ち構えてたのは幾だった。
「やはり…お前だったか、幾。」
「当たり前どす。なんせ妾は『アイズ』の幹部だからねぇ…ボスの指示に従わないとならない始末なんどすよ。」
幾は笑いながらにそう言う。
______スパンッッ______
瞬間、世界が揺らいだ。
キルが魔法を放ったのだ。それと同時に戦闘が始まった。
「はああああああっ!!。」
思いっきり魔法を放つキル、だが幾は華麗に避けた。
「当てようとしても無駄どすえ。では次は妾の番どす、フッッ。」
今度は幾が攻撃を仕掛けて来た。
「ああっっ……。」
その攻撃は見事にイルに命中した。
「大丈夫ですの!?。姉様!!!。」
「はい…何とか…でも皆さんも注意しといた方がいいです。幾さんの魔法、魔力が強くて一度喰らったら危ないと思います。」
イルが自分に回復魔法を使いながら言う。
「ああ、気を付ける。行くぞ!…女神さんは後衛に回って下さい。先に殺られると困るので。」
アキの指示の元、メンバーが動く。
攻撃を仕掛ける。
だが、全く当たらない。攻撃を仕掛けても仕掛けても幾に華麗に避けられる。
「もうぼろぼろどすね…降参したら?。」
上から目線で幾はそう言う。次の瞬間、
「幾、どうしてここで戦闘をしているんだ?お、凄いな、幾、俺らに任せてくれないか?。」
そこへ『アイズ』の連中が来たのだ。
「いいどすよ、好きなように。」
なんなく譲ったのだ。譲った幾のその真偽は分からないが、とにかく戦った。
______ドドドドドッカアアアアアン______
大きな音がした。アキは音が鳴った方へ目をやると、装置が壊れていた。
もっとよく見るとそこには幾が立っていた。
「幾、何故その装置を壊した。」
「何って決まっとるどすえ、元々其方達の味方では無かったであるぞ?。」
幾が言い切った。突然の裏切りだ。
「それがわからないなら帰ってどうぞ、妾はこれにて『アイズ』を辞める。ハアアアアアアアアアッッッ。」
「グワアアアアアアッッッアアッ。」
次第に『アイズ』の連中は跡形もなく消えていった。
「…あっ…あー。」
「ニアっ大丈夫か!?。」
「私は何とか、幾さん、ありがとうございます。」
「どうして俺らの味方になった?。」
「…妾は元から『アイズ』の味方では無かった。味方でいたくなかった。だから、妾はこうして、狐の様に裏切った。そういう事どす。」
「そうだったのか、ありがとう。」
「お互い様どす。こちらこそ戦闘、楽しかったどす。おおきに。そして妾から其方に提案があるんどす。」
「何だ?。」
「妾もメンバーに入れてくれないどすか?。」
幾からのメンバー加入提案。この時アキは、プラスの方に考えていて、
「…まあ、回避率が高いし、術は強いし…。いいですよ。メンバーに入れましょう。」
こうしてアキ達のメンバーに新しく幾が入ったのだ…
「〜♪あ〜。」
「ニアさん上手いですね〜。」
「あっ、ありがとうございます!!!!。」
______音を奏でる者______
あとがき
どーも月神です!!。前回いつ投稿したか忘れましたけどそこまでかかってないと思います〜。
とりあえずテストが終わり、安定してきたので、暇な時に小説を書き、投稿していく形を取っていきたいと思います!
読んで頂きありがとうございます!!。では、また第九話で!!。
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