学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

春休み

春休み
と言ってもこれといってイベントがあるわけではない。
と思っていたら沙織さんが俺の前にやってきてた。

「めぐみ君、今日はなんの日?」

「えーと」

はっきり言うとなんの日かわからない。実は今日は3月14日、沙織さんの誕生日でもなさそうだ。戸惑っている俺を見て

「今日は、時間をあけといてね」

「はい」

こうしておれたちは買い物に行くことになった。いつものようにスーパーに向かおうとすると

「こっちよ」

沙織さんに言われてついていく、

「スーパーこっちじゃなかった?」

「今日はこっちの方へ行きたいんだけど」

彼女が言う方向にも確かにスーパーがあって、そこはそこでいい店なのだ。

「わかった」

こうしてスーパーに入って買い物をしていると、スマホが鳴った。

「もしもし?」

「沙耶香だけど、めぐみ君?今日なんの日か知っているの?」

「なんの日?」

「もう!!ホワイトデーよ。めぐみ君!しっかりしてよ!ということは何も準備してないわね」

「はい」

「今どこ?」

「にくにくスーパー」

「わかった。すぐ行くから」

しばらくして沙耶香ちゃんが現れた。そして、俺のスマホを操作して、とある場所へルートを設定した。

「お姉ちゃんが来たら、荷物はわたしが持って帰るから、いいわね」

しばらくして、沙織さんが現れた。

「沙耶香どうしの?」

「お姉ちゃん、荷物、私が持って帰るから、めぐみ君とゆっくりして来てね」

「え?」

こうして俺たちは、ナビの言う通りに歩いた。そして、ホテルのレストランで楽しい夕食を過ごしたのだった。



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