学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

待ち伏せ

学校の時は、いつもと変りないんだが、最近、なんかおかしい?

特に家にいる時…

沙耶香ちゃんも少し戸惑い気味のような感じも、それもそのはず、ちょっと前までは、俺と沙耶香ちゃんが二人でいるだけで、紗耶香ちゃんにかなりプレッシャーを与えていたんだけど、ここ数日は、何も言わなくなった。それに、俺に接するにも何か距離があるよな気がする。ま…いっか、特に俺にとっては、ちょっと前の沙織さんに戻っただけのことだ。多分、お風呂に入ったことと、一緒に寝たことで、夫婦生活の一通りを体験できたから満足したのだろう。いつも通り夕食に取り掛かっていると紗耶香ちゃんが帰ってきた。

「恵くん、今日は何?」

そう言って、俺の肩越しにお鍋を覗いている。

「今日はシチュー」

「シチューか!!いい匂い♡」

沙耶香ちゃんも沙織さんの最近の様子に安心してか、喜んで俺の肩を揺らしている。そんな行動をしていると後ろから沙織さんの声がしてきた。

「何してるの?」

びくっ!!

俺達は固まった。二人で振り返るとそこには沙織さんの姿が…顔が少し怖いんですけど

「あ…シチューを作って…」

俺達を見てハッとしたのかにこやかな表情にかわった。

「あ…そうなの…できたら…よんでね♡」

「「はぁ~」」

二人で溜息をしてしまった。

「最近のおねぇちゃん…よくわかんないよ」

「紗耶香ちゃんから聞いてみたら?」

「そんなことできないよ。恵くんこそ聞いてみたら?一応、夫婦のふりをしているんだから…」

「あ…おれ?無理無理無理」

「でしょ」

「はい」

「本当に、急に変わるから…こまるんですけど」

「俺も」

すると

「なんか言った?」

どき!!

俺達の心臓が一瞬止まった。振り返ると沙織さんがいる

「あ…シチューできました」

心臓に悪い…





家で距離を置いてみているけど、恵君はどう感じているだろうか?

そろそろ私を恋しくなってきたかしら?

実は、この間、ママに言われた後、ネットで調べると、積極的にいった後、距離を置くと相手は恋しくなるって”恋愛心理学の初歩の初歩”とかいうサイトで見つけた。

これだ!!

私はそう思って、すぐに行動に移した。時々、妹の紗耶香が恵君と仲良くしているのには、少し苛立ちを覚えるけど、そこはぐっと我慢して、恵君が私の方を振り向くのはもうすぐのはず。

「なんか言った?」

びくつく、恵君と沙耶香だけど、そんなことはどうでもいい。びくっとしたことは、ひょっとして、効果が出てきたのかも

「シチューできました」

「こんな日はシチューにかぎるわ♡」

アツアツのシチュー

「んーーー♡、おいしい♡」





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