本当の恋愛

こた

記念日

 あと2日で僕達が付き合って1ヶ月記念日だ。その日はデートの約束をしている。そのプランだが、前回のように夜更かししてデートプランを考えデートに遅刻するなんてことはあってはいけない!だから今回は2日前から考えているのだ。高校生なのでお金がない、そのため高級レストランなどは無理だ。かといって、記念日にファミレスはない。ならば焼肉とも考えたが、記念日に焼肉はないと思う。ならどこに行けば…
だが名案を思いつく!


そして、記念日当日のデート。今回は遅刻しないように約束の30分前に来た。
そこでまず、彼女が来た時のシミュレーションをした。
僕「おはよ!」
彼女「おはよう」
僕「今日記念日だね、」
こんなことを言ってもいいのかな?付き合ったことはあったが記念日を迎えるまで付き合ったことがない僕には分からなかった。
とりあえず記念日という言葉は出さないようにしよう。




そして彼女が来た。
僕「おはよ!」
彼女「おはよう」 
僕「今日はたのしも!」
彼女「うん。」
彼女の心の声
「記念日のこと触れてくれない。忘れてるのかな?」とは思っても口に出せるわけがない。


まずはショッピングに行くことにした。色々服をみたり、ゲーセンでプリをとったり、やっぱり彼女と居ると時間が経つのが早い。
そして、途中で僕はトイレに行くと言って1人でどこかに行こうとする。
彼女「私も行くよ」
僕「待ってて」
こんなことを言っては彼女は不安になるだろう。
後で聞いた話だが彼女はかなり不安になっていたそうだ。
でも、ここで彼女が来ては彼女へのプレゼントを買えない…




ショッピングを終え、夜ご飯を食べに行く。
彼女「どこいくの?」
僕「内緒だよ〜」
実は今回色々考えて、夜ご飯は個室のあるレストランにした。高級なところが良いとは思ったが、金銭的に余裕がない。でも、一番大事なのは2人でいることだと思った。
ご飯の時間もあっという間に過ぎていった。他愛のない話なのになんで彼女と話すとこんなに楽しいんだろう?これが好きってことなんだと改めて思う。



夜ご飯も食べ、もう帰ることになった。
彼女が「バイバイ」という。
僕「まって」
彼女「なに?」ドキドキ
僕「き、今日って俺達の記念日だろ?だ、だからさプ、プレゼントあるんだ。」
彼女「ほんとーーーーー?」
僕「好きです。これからも一緒にいてください。」と言いプレゼントを渡した。
彼女「……あ、ありがと。」
「私も大好きだよ。」
泣きながら言う。
恋愛ってやっぱり楽しいなとこの時改めて思う。

コメント

  • 浮艇景

    文章が主人公の目線の場合は、主人公以外の心の声は出さないようにした方がいいと思われます。ただし、後半の文章にあったように、後で聞いた話だが…みたいになのはセーフだと思います。上から失礼しました。

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