異世界から勇者を呼んだら、とんでもない迷惑集団が来た件(前編)

ドラゴンフライ山口(トンボじゃねえか!?)

登場人物 〜第4章 【連邦王国戦争・孤独な復讐者】

登場人物


湯垣ゆがき 暮直くれただ
≫偽名:ルイス・マウントバッテン
≫信教:一応は神道でしたが、今や女神様に信仰を乗り換えております。『無節操だな、おい(北郷)』
≫欠点:むしろ欠点しかありませんとも。『全部が反面教師(土師)』
≫好きな音楽:君が代でしょうか。『え、国歌なの?(海藤)』
≫異世界の印象:興味が尽きない世界ですね。『キモいんだよ(富山)』
ネスティアント帝国に召喚された勇者の1人。神聖ヒアント帝国を奪還するために単身リリクシーラに赴き、そこで魔族皇国元帥の一角であるアルデバランと一騎討ちを行い、戦死。ネスティアントに召喚された勇者では最初の犠牲者となる。というのが、表向きの発布された情報。実際には生きており、現在は違う名を名乗ってヨブトリカ王国にいる。アルデバランとはガヴタタリを退けたのちに人族との停戦、橋渡しをして欲しいと依頼しており、こいつの活躍で魔族内においては異世界の侵食者に対抗するため人族との講和を模索しようという動きが起きていることにより、魔族と人族間の戦争に一時的な平和がもたらされている。当人は名前を変え架空の人格を演じているようだが、外見的特徴の能面と変態という本質の点が変わっていないので、顔を隠そうとも勘の鋭いクラスメイトにはバレる可能性が高いだろう。というか、むしろ能面をかぶっていないとクラスメイトにはわからないかもしれない。ガヴタタリとの戦闘において烏天狗の面を失ってしまったことで、手持ちの能面は黒式尉の面のみとなってしまっている。






土師はせ 若菜わかな
≫好きな季節:冬
≫成績:真ん中より少し下。『授業すらも怠けるくせに、何故だ…?(北郷)』
≫好きな食べ物:カップ麺。『面倒くさいから…だよね。(海藤)』
≫好みの異性:養ってくれる人。『…せ、せめてこれくらいはもう少し考えてくれ(村上)』
≫好みの飲み物:甘いのなら大抵好き。『苦いのは苦手ですよね(湯垣)』
とにかく怠けるクラスメイト。ネスティアント帝国に召喚された勇者の1人。富山班における役割は後衛。職種は狙撃兵。一歩も動くことなく戦えるこの職種を土師自身非常に気に入っている。甘党で苦いものが苦手。雪城とは日本にいた頃から不思議と仲が良かった。ソラメク王国とアウシュビッツ群島列国から帰還した仲間のもたらした情報により雪城の危険を感じ、ヨブトリカ王国に単身赴く。






雪城ゆきしろ 環菜かんな
≫職種:装甲兵
≫口癖:モコモコ。『待って、何なのそれ??(東田)』
≫趣味:みかんで終了だぞ。『しりとりじゃねえっすよ!?(六人部)』
≫得意な教科:仏語解読をしているとお腹が空くのだ。『質問に答えて欲しいのさ!(本間)』
≫好みの異性:やっぱり天然物こそ至高。『伊勢海老じゃない!(江山)』
会話が成立しない不思議なクラスメイト。ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦に召喚された勇者の1人であり、隣国ヨブトリカ王国に行っていた間に浅利がジカートリヒッツ社会主義共和国連邦の乗っ取りを行ったため、1人他の勇者たちと逸れてしまっている。防護魔法と簡易的なテントや塹壕から島を改造したような巨大要塞に至るまであらゆる『拠点』を召喚する召喚魔法を扱える。戦闘用、戦争用などの守りに秀でた装甲兵という職種を有する。
















ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦


浅利あさり 有佳子ゆかこ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦に召喚された勇者の1人。クラスのいじめが原因で復讐者となり、その殺意の矛先をクラスメイトに向け、ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦を乗っ取った。


ルビンスキー
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦の最高指導者。社会党党首。


ヴォンシェルド
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、社会党書記局長。連邦における勇者召喚を指揮した人物。


グローツェン
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、社会党幹事長。政治屋なのに武闘派。


リュドミラ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦プラフタ駐屯軍所属の女性兵士。凄腕のスナイパーであり、銃を握っている間、敵兵を狙撃して殺すほどに人格が歪んでいく。雪城には近藤、お嬢様、ルーズベルトなどいくつもの統一性の無いあだ名で呼ばれる。


アレクセイ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦所属の領邦国家の1つであるプラフタ共和国の将軍。神国との開戦の原因となる第二次オブラニアクの戦いを起こした張本人。プラフタ防衛の最大の功労者だが、バーバリアスの戦いにて北洋第三艦隊との戦闘機より敗北。戦死する。


イサコフ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、社会党総裁。ウリヤノフの失脚後に就任。軍部出身。


コバロティス
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、陸軍中将。ヨブトリカ迎撃戦線の最高司令官。焦土戦術を駆使しヨブトリカ陸軍を壊滅状態に追い込むも、エジンバラ作戦により戦死した。


セルゲイ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、プラフタ駐屯軍所属の大佐。食料物資の集積地である農耕都市グノウを支援する目的で建造されている拠点、モスカル要塞守備隊の隊長。


ツルゲーネフ
ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦、共産党筆頭書記。


ウーリエ
天族の将軍。階級は智天使。人族大陸の征服を目論む天族の1人であり、浅利が占領したジカートリヒッツ社会主義共和国連邦を利用しようとしている。エジンバラ作戦で戦死。


スルーシ
ウーリエ配下の天族の将。階級は力天使。人族を無差別攻撃するように指示したために援軍のセルゲイたちと交戦することになり、グノウの戦いにてリュドミラに狙撃され死亡した。


メルセフ
ウーリエ配下の天族の将。階級は力天使。主天使に昇格、ポートランドをオブラニアクにて討ち取るが、プロキオンの乱入と連邦軍との戦闘に発展した第2次オブラニアクの戦いにて雪城と一騎討ちを展開、オブラニアク城もろとも吹き飛ばされ戦死した。










ヨブトリカ王国


ウィリアム9世
ヨブトリカ王国現王。先王の暗殺後、ヨブトリカ王として即位する。陸軍の傀儡の王。腐敗する王政でも、暴走する軍部独裁政権でもない民主国家を目指そうとしたが、志半ばでジェファーソンのクーデターにより殺されてしまった。


チャールズ
ヨブトリカ王国宰相。先王暗殺後に陸軍とともにクーデターをいち早く鎮圧、ウィリアム王の後見として辺境貴族から大きく台頭しヨブトリカ王国の最高権力者に上り詰めたが、ジェファーソンのクーデターにより海軍に首都を制圧され逃亡。モントゴメリーに匿われるが、連邦の暗殺者の手に掛かった。


ジェファーソン
ヨブトリカ第二陸戦軍師団長。ジカートリヒッツ社会主義共和国連邦に対し先制攻撃を仕掛け、王国の意向を待たずに開戦の火ぶたを切った張本人。クーデターを起こしウィリアム9世を殺害しようとするが、最後の力を振り絞ったウィリアム9世により重傷を負い、最終的に錯乱した部下に撃たれ死亡した。


ヘンリー
ヨブトリカ軍国海軍大佐。北洋第二艦隊所属。エジンバラ要塞の指揮官。


チャットフィールド
ヨブトリカ第一陸戦軍師団長。陸軍の総司令官でもある。陸軍大将。ヨブトリカ王国の威光を対外侵略に向け、力による他国への侵略を主張する外征論派のトップ。王制を打倒しようという海軍とは違い、王家を利用しようとしているため、体制保持を主張する右翼派。


ポートランド
新造されたヨブトリカ第六陸戦軍師団長。かつては第三陸戦軍師団の副司令官であった。陸軍中将。プラフタの連邦軍を苦しめるも、オブラニアクの戦闘にてメルセフ率いる神国軍と激突。戦いは有利に進めたものの、メルセフにより殺された。


カンニガム
ヨブトリカ王国海軍元帥。腐敗を重ねる王政の打倒を目指す軍部左翼派の重要人物。陸軍とは対立しており、一部の海軍将校らが起こしたリチャード5世暗殺クーデターにより政界から弾かれ、陸軍に反撃する機会をうかがっている。ジェファーソンのクーデターを鎮圧し王政を廃止、ヨブトリカ軍国を建国して最高権力者に上り詰める。


モントゴメリー
ヨブトリカ王国第四陸戦師団長。ソラメク王国との南部国境に駐屯する、いわゆる辺境軍の司令官。中央の情勢にはほとんど興味を示さず、第四師団は権力から弾かれたり無視したりしたアウトロー集団で構成されている。密入国してきた土師の保護者と化している。








魔族皇国


プロキオン
魔族皇国元帥の一角。皇主の命令を受け、異世界の侵食者を討伐するために秘密裏に人族の世界に訪れている。本来は死神アンテョラミィの討伐のために来たのだが、ポルックスからの報告が届いておらず、ソラメク王国の出来事を知らない。ヨブトリカの傭兵として参戦し、プラフタ攻城戦に参加。










神国


セラフィス
ヨブトリカ王国側の支援を行う神国の元帥の1人。階級は熾天使。


ベフォグ
セラフィス配下の天族の将軍。階級は主天使。


マホメット
セラフィス配下の天族の将軍。階級は座天使。


ヴィジュラ
セラフィス配下の天族の将軍。階級は主天使。


イブリース
セラフィス配下の天族の将軍。階級は主天使。

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コメント

  • ノベルバユーザー362579

    とても面白いです!

    0
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