異世界から勇者を呼んだら、とんでもない迷惑集団が来た件(前編)

ドラゴンフライ山口(トンボじゃねえか!?)

登場人物〜第1章【異世界召喚・西方国境騒動】

登場人物




湯垣ゆがき 暮直くれただ
≫身長:176cm,体重:60kg
≫笑い声:ヨホホホホ。『誤解を受けますよ、その笑い方(女神様)』
≫特技:奇術ですよ。『もっと無いの?(海藤)』
≫印象:『変態仮面奇術師(富山)』『ウザい(土師)』『器用貧乏だな(北郷)』
≫職種:治癒師です。『お前にだけは治療されたくない!(富山班5名一同)』
常に能面で素顔を隠す異世界に召喚された高校生。口癖は『ヨホホホホ』『デュルシシシシシ』『ヒョッヒョッヒョッ』『甘楽甘楽』『イシシシシシ』といった、能面と相成ると不気味にしか聞こえない笑い声。外見があれだが、性格は心優しくいろいろな場面で仲間を支える縁の下の力持ち。哲学的な思考を展開することもある。成績はCクラス最上位グループの常連の上、運動神経も無駄に高い。理解不能な展開に対する順応も早く、仲間が慌てる事態となろうが常に余裕を崩さない姿勢を見せる。とはいえ、能面は基本的に碌なことをしない。








鬼崎きざき はるか
≫身長:176cm,体重:58kg
≫禁句ワード:鬼、牛、スカイツリー
≫日課:早朝のランニング(4㎞)
≫好きな食べ物:作りたい派、なんだけど…『止めて!(富山班5名一同)』
≫職種:魔導剣士、らしい。『万能タイプ。私に楽させて(土師)』
名字があれだが、性格はとても親身な富山班の常識人(唯一の)。禁句ワードさえ口にしなければ、菩薩のごとき心を持つ。職種が前衛・後衛こなせる『魔導剣士』という万能職。鬼崎自身はたいしたことないと思っているようだが、モデルの様な高い身長とスレンダーな体格が周囲の人気を集めている。勉学、運動ともに得意で、それらを人に教えるのがとても上手い。謙虚であり、誰にも分け隔てなく接するクラスの人気者。富山には毎回定期テスト前に泣きつかれて、同じく泣きつかれる湯垣と一緒に勉強を教えることがある。湯垣の唯一の苦手教科である英語が特に得意。なお、とてつもない料理オンチであります。








富山とやま あきら
≫あだ名:『ケイ』、『ケイさん』、『アッキー』など。本人は『ケイ』を推奨。
≫スリーサイズ:誰が教えるか!『怠け者よりは確実にあるな(北郷)』
≫一人称:オレ『女の子なのに?(鬼崎)』
≫好きなアニメ:ヤ○トだ、文句あるか!『昔からそうだよね(海藤)』
≫職種:将軍と言われた。『貴女に託します(皇女)』
湯垣や鬼崎たち同様に異世界に召喚されたクラスメイト。海藤の幼馴染で、彼に対して一途で不器用な恋心を抱いている。不良で、喧嘩により警察に補導されたこともあるなど素行は決して良いとは言えない。成績も落ちこぼれで、学業はてんでダメ。そのため試験前には必ずと言っていいほどに湯垣や鬼崎に縋ってくる。とはいえ、単純に勉強が嫌いでサボっているというだけで、頭の回転は早く記憶力もいいため、短時間の勉強で試験範囲をカバー可能。即断即決主義。昔は荒んでいないどこにでもいる平凡な少女だったというが、その面影はない。父親との仲がかなり険悪になっており、家庭崩壊の危機だったことから、異世界召喚に関してはむしろありがたいくらいだと豪語している。武道を会得しているので、無策に襲っても返り討ちに遭う。








北郷ほんごう 佳久よしひさ
≫性格:堅物
≫嫌いな人:あの猿だ!『副委員長のことですから(湯垣)』
≫一目惚れした相手:い、いない!『帝国の皇女様です。ヨホホホホ(湯垣)』
≫成績:トップグループには必ず入る『…ガリ勉(土師)』
≫今言いたい事:何だと猿女!『…あ゛?(土師)』
上に書いた通り、非常に土師との仲が悪い生徒会役員を務めるクラスメイト。眉目秀麗・文武両道の体現者のような完璧超人だが、その分堅物なので曲がったことが大嫌い。そのためいじめ現場を見たら暴走してしまう。曲がっているなら先生にも遠慮なく物申す。どこまでも真っ直ぐな男は、恋愛は奥手なれどまっすぐに突き進もうともがいている。湯垣とはかなりの親交があり、彼の人となりも理解しているので、今ではたまに面を取るよう注意を促す程度の関係に落ち着いている。何故か知らないが、嫌いな土師と目が合うと喧嘩の売り文句を焚きつけてしまうらしい。玉に瑕を複数走らせる。職種は『武士』。








海藤かいとう 和臣かずおみ
≫外見:根暗だが、顔は超が付くほどのイケメン。
≫席が隣同士:湯垣君です『ヨホホホホ(湯垣)』
≫視力:両目ともにA『伊達メガネ〜(土師)』
≫学力:トップ争いの常連『運動はダメだがな(富山)』
≫職種:召喚魔導士『頼りになる後衛だな(北郷)』
肩まで伸びた髪と、黒縁メガネが根暗な印象を周囲に与える、暗い雰囲気のクラスメイト。とても友人は少ない。慧の幼馴染でもある。ただし、根暗な雰囲気に隠れているが、顔は超が付くほどのイケメン。思考回路はネガティヴに進みがちだが、いざとなればすごく頼りになる。本当にいざという時だけである。引きこもり気質の持ち主。クラスでまともに会話したことあるのと言ったら、たまたま席が隣同士となった湯垣か、幼馴染である富山だけである。勉強ならば優秀なので、ガリ勉と呼ばれている。痩身で、運動はあまり得意ではない。








土師はせ 若菜わかな
≫役職:副学級委員長
≫好きなこと:怠けること『働け!(北郷)』
≫バスト:Eカップ♪『どう見ても更地だろ(北郷)』
≫今言いたい事:…あいつ殺す『面白くなってきましたな(湯垣)』
≫職種:…狙撃手『いざとなったら僕が働くから(海藤)』
怠け者な学級副委員長。北郷とは同中の出身で、真面目な北郷とはそりが合わないためとにかく仲が悪い。喋るのさえ億劫だということで口数は少ないが、かなりの毒舌の持ち主。コンプレックスである貧乳を指摘されるとキレる。職種は狙撃手で、本人は楽できるなら何でもいいとのこと。異世界召喚されたことに関しては特にとやかく言うことはない。鬼崎・富山・海藤が富山班の良識派とすれば、湯垣・北郷・土師は富山班の問題児と言えるだろう。揃いも揃って基本的にロクなことをしない。学級委員の役については、周りに押し付けられた。














2年Cクラス


村上むらかみ 定将さだまさ
ネスティアント帝国に召喚されたもう1つの勇者一行、村上班のリーダーを務めるクラスメイト。『西方国境』の物語にはほとんど登場しないが、帝都にて鍛錬を重ねており、帝国の頼みを引き受けて国を守ることを決意している。『提督』という非常に珍しい職種の持ち主であり、様々な種類の艦艇を召喚、操作することができる破格の性能を持つ。




物部もののべ 可夢偉かむい
ネスティアント帝国に召喚されたもう1つの勇者一行、村上班の一員であるクラスメイト。イタい自分から脱却を目指す厨二病患者で、黒歴史を積み重ねては悶えるという面白い性格をしている。『騎乗兵』という職種の持ち主で、乗り物と名がつくものなら馬からドラゴン、戦艦に至るまで自在に乗りこなしこの対象なさが持つ本来のスペックをはるかに超える性能を引き出して戦うことができるという、村上の『提督』と非常に相性のいい職種である。村上とともに帝国を守る決意をし帝都にてフェルドマンの指導を受けている。










ネスティアント帝国


リーゼロッテ・ヴァン・ネスティアント
富山一行を含むとある高校の2年Cクラスを異世界召喚した3つの国の一つ、ネスティアント帝国の第一皇女。技術先進国で、自国の豊かな自力と魔法に頼らない質実剛健を旨とする真面目な国民気質により周辺諸国に比べて頭一つ抜き出た力を持つに至る帝国の帝位継承者でもある。立憲君主制のネスティアント帝国は代々長子が帝位を継承するのが伝統。性格は皇帝の気質の片鱗を見せる立派な人物だが、暴走するしか能がない富山一行には何度も驚かされる。




アリアン・デュオ・レインホル
ネスティアント帝国に仕える第四近衛大隊『イラストリアス』の隊長を務めるエルフの女騎士。富山たちにかつての教え子であるアンネローゼの捜索と敵討ちの依頼をする。ネスティアント帝国の近衛大隊長では最強の実力者であり、魔法の扱いにも長けている。二十代にしか見えないが、実年齢はすでに300歳を超える。エルフという種族はもともと老いるのがほとんどないと言われている。海藤のイケメンフェイスに当てられて片思いをするようになる。対照的に素顔を明かさない湯垣のことは嫌っている。




アンネローゼ
アリアンの教え子である女騎士。双子騎士とともにアリアンの元で剣を学び、のちにソラメク王国との国境に位置する城塞都市に転属となるが、その先で魔族に誘拐され記憶から城塞都市の情報を抜き取られ、サラトガにより占領を許してしまう。程度のことに関する記憶も多くあったことと、気の強い女が大好きなサラトガの趣向にあったことから、半年もの間誘拐されたまま軟禁され生かされていた。




双子騎士
リーゼロッテ皇女の護衛を務めるネスティアント帝国随一の技量を持つ騎士の双子。皇女の危険を察知して即座に対応する能力に長けており、剣だけでなく銃の扱いも上手い。兄はフランツ、弟はグランツという名前。動きがあまりにもピッタリなので、本人達以外には区別がつかない。




フェルドマン
ネスティアント帝国の国防大臣を務める将軍。内戦戦略による国防を担う方面軍と攻撃や予備戦力を担う中央軍の2つの陸軍を展開しているネスティアント帝国軍において、国防担当である各方面軍の最高司令官に当たる。勇者召喚の儀式に際して帝都を訪れており、リーゼロッテ皇女の命令により村上一行の指南役を任じられる。




アルブレヒト
ネスティアント帝国財務大臣。リーゼロッテの教師を務めている元帝国宰相のヴィルヘルム公の甥で、双子騎士の幼馴染でもある。コネではなくその能力を買われ、若くしてこの地位まで上り詰めた実力者であり、リーゼロッテ皇女からの信頼も厚い。槍の扱いに長けた武人でもあり、さながら異世界ファンタジーの前田利家とでもいうべき人物である。




セバスチャン
ネスティアント帝国に仕える執事長。召喚早々に皇宮内を破壊しまくる勇者たち(ほぼどころか全部富山班)に悩まされ、疲労がたまっている。苦労性ながらも執事としての優雅でさりげない気遣いを常に心がけているダンディな執事長。










魔族


アンタレス
魔族皇国ネスティアント帝国領侵攻軍総司令官、人族大陸侵攻軍先鋒大将、皇国軍79元帥の一人、ネスティアント帝国に侵攻する魔族軍の総司令官を務める元帥。島を飲み込むと言われる大蛇の魔族ヨルムンガンドの亜種であり、桁違いの戦闘力を持つ。西方国境騒動の失敗により、元帥筆頭の地位を外された。


エルナト
魔族元帥アルデバラン麾下の魔族皇国軍の将。シュラタンとは相応の親交があることから、ネスティアント帝国侵攻軍に参加、一時的にアンタレスの配下に加わっている。立場はあくまでもアルデバラン麾下の将軍であるため、大筋の目的は共有するものの細かい命令は受け付けずに暴れる。装甲車で城塞都市に接近中であった富山一行を襲撃した。ワルキューレの亜種であり、通常種とは比べ物にならない戦闘能力を誇り、またミサイル程度では傷1つつかない堅牢な肉体を有する。


シュラタン
アンタレス麾下の魔族皇国軍の師軍司令。子爵領を占領した工作軍15万を率いる将軍でもある。羊の魔族であるカプリコーンの亜種であり、黒い毛並みと雷撃魔法を操る。女性を重んじる紳士的な性格の持ち主ではあるが、それはあくまでも天族が魔族に対してであり、畜生と同列に見なしている人族にはその信条を適用しない。


サラトガ
シュラタンの師軍の副将を務める魔族皇国軍の将。転移魔法陣による兵力の転送投入を行うために人族領内に侵入し、ソラメク王国の子爵領を占領した。転移魔法陣を設置してシュタインの本隊を招き、ネスティアント帝国の城塞都市の情報を集めるために帝国軍所属であったアンネローゼを誘拐、記憶の読み取りによる尋問をするなど、方々で作戦遂行のために動き回る。人族を非常に見下している。










(随時追加していく予定です)

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