3つの国から異世界召喚されたんだが・・・

ØωØver!

(勇者side)帝国2

帝国は神奈月視点です



時を同じくして帝国ではある問題が発生していた
そして、瓏にとってのチャンスだった

瓏はこの1ヶ月ここ帝国から逃走するために準備をしていた

「神奈月先輩準備出来たのですか?」

そう尋ねてきたのは、佐山冬華だった
これはそう逃亡仲間と言うやつだ
最初は1人で出ようとしていただが、準備段階で佐山に見つかったのだ

そしてこう言われた
「ここから逃げるんですか?
なら私も連れてってください」

最初は断っていたが執拗過しつこすぎて最後は渋々了承した

必要だったのは情報、金、服、タイミングだった
情報と金は直ぐに手に入れることが出来た
服の調達は意外と難しかった
この城の人間に見つかると逃げる時に特徴的な服ではなく一般の服で探されてしまうから服を調達するのには一苦労した
タイミングが1番難しかったが準備が終わった最高のタイミングでそれは来た

そうこの国に訪れている問題それはモンスターの襲来だ
それもただのモンスターやスタンピードではなくワイバーンが数匹にハイワイバーンが1体と言うこの騎士団や冒険者は全員出動、街は混乱、瓏にとってこれほどのタイミングはないだろう

「よし、行こうか」

「了解です」

騒がしい街の中を走り人気のないところで着替えるそしてワイバーンなどの来てない所から街を出る


「かなり離れたな」

「はぁ、はぁ、、、、せ、先輩速すぎです
はぁ、もう少し私に、気を使ってくださいはぁ、、はぁ、」

「この距離でもダメだ
あの山を超えるくらいはしないと」

「う、嘘ですよね
今の私には厳しいんですが」

「日頃から体を動かしてない証拠だな
そんなんだと太るぞ」

「む、女の子にそんな事言っちゃ嫌われますよ」

「女の子?
初めは大人しそうだったのに残念だ」

「むきぃー、残念とはなんですか残念とは」

「ほら、さっさと行くぞ」

「いつか見返してやるんだから」ボソボソ


城を抜け出し3日が経った
弱いモンスターを倒しながら山を2つ越えた辺りで商人の馬車を見つけ王国方面に向かうと言うのでお金を払い乗せてもらうことにした

「所で君たちは何処まで行くんだい?」

「シルド村までは行きたいんだが通るだろうか?」

「ああ、通るよ私達はその先のジムド都市まで行くんだ」

「シルドから出るのっていつ頃で?」

「そうですねー2日後ですかね
馬も休めなきないけませんし
そろそろ見えて来ましたね」

「2日後ジムドに行く時一緒にのって言ってもいいか?」

「料金は貰いますよ」

10分程でシルドに着いた

「みんな商人の方が来たぞ」

何故そんなに群がるのかと考えていると商人が教えてくれた
なんでもこの村は山と山の間にあって人はなかなか通っていかないそうだ
商人なら尚更この村によるなら都市に早く行った方がいいとなるそうだ

「なら何故この村に?」

「私はこういう小さい村の出でしてね
だからこそ、その小さい問題なんかもわかるんですよ
それに大きな利を得るには小さな利を見逃してはいけませんから」

「なるぼど」

「では、明後日の朝10時頃に出ますので
その時もこの場所で」

「分かった」

瓏がそんなそういった話をしている間に佐山は村の子供と遊んでいた

「人が次の予定を決めてるのにあいつは
このまま置いてこうかな」ハァ

「お兄ちゃんも遊ぼ」

「遊ぼ遊ぼ」

「悪いな
この後しなきゃ行けない事があるんだ
あっちの阿呆と遊んでてくれ」

「えぇー」

「うーん、用事があるなら仕方ないか
用事が終わったら遊ぼうね」

(はぁ、アイツは気楽でいいな
さて、この後のことを考えると金がなくなるから森に狩りにでも行くか)



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