3つの国から異世界召喚されたんだが・・・

ØωØver!

第十九話 また出会う

馬車に乗り込むとそこには見たことがある人達がいた

「「「「あ」」」」

「ん?あ!」

見たことある顔の正体は「白銀の羽」のメンバーだった

「なんでシイナくんがこの馬車に?
この馬車は都市行きよ」

「そうだぜ」

アレクとカノンがそう言ってきた

「ああ、赤ランクまでゆっくり上げようと思ってたんですが、思いのほか早くなったので都市に行こうかと」

「なるほどな、都市はいいぞ
金はそれなりにかかるがその分旨みがある二重の意味で男なら3重か?」

「そうなんですかそれは楽しみです
冒険者って馬車に乗って移動するんですね馬車の周りを囲んで歩くものだと思ってました。」

「ああ少し前までそうだったらしい
だが、歩いて肝心な時に体力が持たなかった冒険者がいてな
近くに別の冒険者がいて助かったらしいんだがそれからは先頭の馬車に1人を置き交代で回していくことになった
そんなわけで馬車に乗れるってことだ
それに馬車に乗った方が時間も短縮できるしな」

「説明ありがとエドさん」

「さんなんて付けなくていいぞ
強いやつとは対等の方がやりやすい
それに大抵の冒険者は敬語なんて使わない」

「そうなんですね、でもたまに俺の場合抜ける事があるのでどっちでもいいんですよ」

「俺って言ってるのはそのせいか?」

「俺って言うのは癖ですね」

(日本にいる時、友達に敬語なんて使わなかったしな)

「そうか」

そんなことを話していると

「準備が出来ましたので、もう出発しても大丈夫ですかな?」

「はい、私達は大丈夫ですよ」

「俺も大丈夫です」

「では、出発します。
護衛よろしくお願いします」

「俺が最初に前の馬車に乗るわ」

「そうね、じゃあアレク、私、シイナ、エド、リルの順に3時間交代にしましょ」

「「「了解」」」

「わかりました」

そして何事もなく夜になった
夜の見張りはアレクとリル、
カノンとエド、シイナの3組で分けることになった
シイナが1人なのは連携的な意味もあるためだ

「シイナ交代の時間だ」

シイナが見張りをしていると気配感知に複数の人の反応があった

(盗賊かな
みんなを起こした方が良さそうだな)

寝ているみんなに声をかける

「近くに人が複数いる盗賊の可能性がある」

「わかったわ」

「わかった」

「了解だ」

「・・・」ムニャムニャ

「はぁ、リル起きなさい」

「え?」

リルはカノンに起こされた

(いつもこんな感じなのか)

「言いたいことは分かるぜ
だいたいいつもあんな感じだ」

全員が戦闘態勢に入った




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