3つの国から異世界召喚されたんだが・・・

ØωØver!

第十四話 万事休す

しいなは立ち上がり鑑定をした


オークエンペラー(狂化状態)

Lv30

HP2000/30000

 MP0

 攻撃力???

 防御力???

 俊敏性???

【称号】

【魔法】
 

【武術】
剣術Lv4 ???
【スキル】
???



(あの分からなかったスキルは狂化だったってことか
多分負けそうになったからだな
エンペラーのHPも残り僅かなら勝機は全然ある)

しいなはアイテムボックスから槍を取り出し、やり投げの要領で向かってくるオークエンペラーに思いっきり投げた

投げられた槍はオークの首に刺さった
だがエンペラーはまだ向かってきていた

(万事休すか)

そう思われたがオークエンペラーの拳はしいなに届くことなく倒れ勝者しいなで幕を閉じた

バタッ

「ふぅー俺もまだまだだな
オークエンペラーって言ったらゲームではそこまで強くない気がするんだがやはりゲームと現実は違うなー」

しいなはそう言いつつもおもむろに立ち上がりオークの死体をマジックボックスに入れていった

~門前

「よう、しいな収穫はどうだった」

「ディランかまあまあかな
でもこっちはかなりヘトヘトだ」

「そりゃお疲れさん」

「ああ、とりあえずギルドで換金してくる」

「おう、ゆっくりと休めよ」

「ああ」

しいなはそんな会話をしてゆっくりとギルドへ向かった

~ギルド
ギルドの様子はいつもと変わりなくひと仕事終えた奴らが飲んでいる状態だった

「依頼終わりましたカナさん」

「はい、ではギルドカードと討伐部位を出してください」

「ちょっとここでは出し切れないんですが」

「では倉庫の方へ」

俺はカナさんについて行った

「では、出してください」

マジックボックスからオークだけを出した

「確かに凄い数ですね
ざっと20体前後でしょうか
解体は自分ではしないんですか?」

「また今度習おうと思います
それよりもですね
実は別の奴もいまして」

「ではそちらも出してください」

俺は言われるがままマジックボックスからオークジェネラルとオークキング、オークエンペラーを出した

「!!
これってオークジェネラルとオークキング
それにエンペラーもじゃないですかこんなの銀ランクのパーティーでやっと倒せる数と魔物じゃないですか!!」

カナはかなり驚いていた

「そうなんですか?
かなりキツい戦いでした」

しいなは何事も無かったかのように言っているのでカナはこれ以上何も言いまいとした

「で、これって換金できますよね」

「出来ますが、少々お待ちください
ギルドマスターと相談させてもらいますので明日の朝はお金を取りに来てください」

「わかりました」

しいなはそう言って宿に戻った
ベットに寝転がるとすぐさま眠気に負け寝入った



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