モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜(修正中)
第26話:シズナのために
屋敷に戻った僕らはいつも食事をする部屋よりも大きい部屋で父さんや母さん、使用人達とシズナを待っていた。
「そろそろ、19刻になるね」
「ああ‥‥‥シズナが喜んでくれるか不安だ‥‥‥」
兄さんは心配性だな~‥‥‥言葉をかけて安心させるか。
「喜んでくれるよ、きっと」
「そうか‥‥‥」
少しは安心したかな?そう思っていると、高い音の鐘が1回、低い音の鐘が9回鳴った。高い音の鐘が1回鳴ると、10刻の意、低い音の鐘が1回鳴ると1刻の意。これらを合わせて10+9で19刻だ。
19刻になってからちょっと待っていると、ドアが開いた。その先にはシズナが居た。僕と同じ黒色の髪に家族の誰も持っていない黄色の瞳、あとは‥‥‥小さい。僕も小さいけど5歳の時はここまで小さくなかった‥‥‥。
「ーーおめでとう」
「「「シズナ、誕生日おめでとう!!」」」
余計なことを考えていたせいでみんなと一緒に言うのが遅れた‥‥‥遅れたのバレてない‥‥‥?バレてないといいんだけど‥‥‥。
そして僕らの正体をシズナに明かした。驚いたようだけど、喜んでくれたから提案した僕も嬉しいな。その後は乾杯をして皆が好きなものを食べたり飲んだりした頃、僕らはシズナと話した。
と言っても、僕は人と話すのが得意というわけでもないから少ししか話せてないけど‥‥‥。
シズナと楽しく話していると、父さんが一言発した。そしたら、例の如く空気が重くなった。シズナは父さんに言われた通り、『ステータスオープン』と唱えてステータスを見せた。
僕は父さんの横からこっそり覗き見た。そして固有スキルの文字を見つけた。
ーーパーティが終わった後僕は久しぶりの自分の部屋で考え事をした。
いくら父さんやシズナが言わなくてもスキルの効果で大体、察せるし‥‥‥念のためにシズナに護衛をつけるか‥‥‥。
僕は『ご~れむつく~るくん』を取り出して、『風球』の詠唱を始めた。『風球』の詠唱を終えた僕は『風球』を『ご~れむつく~るくん』の上に載せて魔石を取り出した。
「ちょっと勿体無い気もするけど、シズナのためだから仕方ないね」
取り出した魔石を『ご~れむつく~るくん』の上に載せると、魔石が『風球』と融合してモンスターが生まれた。
「やあ、よろしく」
僕が何を言ってもモンスターは反応を返さない。
「えーと‥‥‥風人形、シズナを影から守れ」
試しにゴーレムに命令すると、その場からゴーレムが消えた‥‥‥いや、移動したのだろう‥‥‥流石、風属性。速いね。
「これで僕がいない時、僕の代わりにシズナを守ってくれるね」
あ‥‥‥シズナにプレゼントあげるの忘れてた‥‥‥ま、明日渡せばいっか。
ポンコツな兄達ですね。
あと、こう言っては悪いですが、主人公やら登場人物やらの髪や瞳の色は修正しました。混乱するかもしれませんがご了承ください。あと、予測変換で『とうさん』と打つと、『倒産』って出るのなんでしょうね…。
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コメント
ノベルバユーザー279325
ただの誕生日にもう十話くらい使ったぞ、女々しい書き方でイライラさせるより、文字の数合わせをやめて、早く進めるほうがいいと思う。それとも、とある探偵マンガのように何十年も書くつむりかな?