異世界生活物語
隊長との会談
「エドワード君と話をするから全員出て行きなさい、終わったら声を掛ける、それまではここへの近寄りを禁止する、良いな!」
流石は隊長というだけの貫禄がある。そう命令を下すとウチの親父を含めた数名の兵士も、何も言わずに詰め所から出て行く、ウチの親父素直すぎるんじゃないか?と思わなくも無いが、軍属の上下関係ってこんなモノなのかも知れない。
「さて、君が言う彼らを許せと言うのは、どう言う事かな?」
「戦士団を許せと言っているんじゃないですよ、ただ彼らには別の形で償いをさせるというのはどうですか?ただ殺してしまっては何の役にも立たない死体の出来上がりですが、生きていれば皆さんの役に立つ事も出来ると思うのです」
「それで、どうやって償わせるのかな?」
「正直の所、僕が作った軟膏は多くの皆さんに喜んで貰ってます。が、僕の思っていた以上に多く材料が出て行くもので、このままではと言う状態です」
「何が言いたいのか良く分からないが、その材料は彼らが居れば何とかなるのかな?」
「そう思ってます。もし戦士団がイヤだというなら、それは僕では何とも出来ませんし、逃げたらそれまでになってしまいますけど」
「逃げる事は出来ないから心配しなくても良い、我々もそうだがクラリオン戦士団は彼らを許す事は無いからな、逃げれば彼らの命尽きるまでクラリオンの名に掛けて追い続けるさ」
「クラリオン戦士団ですか?」
「聞いた事が無いかな?、このクラリオンで我らの次に大きな力を持った戦士団だよ。もちろん入るにはそれなりの力を示さなければならないが、今回の彼らのような戦士団に入らず、戦士団の席者に親になって貰う者もそれなりに居るのだ。今回はその親にツバを吐いたみたいなものだからね、彼らが逃げようとも戦士団の誇りに掛けて、その首を打ってくれるよ」
始めてこの街の名を聞いたな。戦士団の制度は、昔のヤ〇ザの杯みたいなものかな?あの世界も入るのは難しくないけど、抜けるのは大変だって言うし。
逃げられないのは俺にしたら助かる、子供が大人数人に勝てる事は無い訳で、逃げ出そうとされたらどうやっても逃がしてしまう、それで終わりでは今後の評判に傷が付いてしまうからな。
「それで、どうでしょう皆さんも助かる事ですし、子供のお遊びに付き合ってみませんか?」
「ふっふふふ、わぁははは、君は面白いね、もう少し話を聞いてみてだけど、具体的に何をさせるのかな?それが罰になるなら許可をしよう」
「はい、作業に関しては具体的に畑仕事と変わらないのですが、作るものは税分のカイバク以外は、軟膏に入っている香草ですね、これからもっといろいろ使える組み合わせを試さなければいけませんが、そのたびにいちいち香草の生えている東の草原まで行っていたのでは、皆さんに渡す分に遅れがでるかもしれませんので。それを彼らに畑で作って貰う、その他にも獣脂を集めて来て貰うと言った所でしょうか、後は薪も足りませんから、それを切りに行って貰うのも良いですね、もしこれからもっと軟膏を欲しいと言う人が増えた時には、カマドも鍋も増やさなければいけませんから、そちらにも力を使って欲しいですね。後は・・・」
「分かった、もう良い、作業が罰になるかは少し頭をひねる感じではあるけど、キミのような子供に良いように使われるのは、彼らの罰としては良いだろう」
「では、問題を起こした戦士団に会わせて下さい、あまりヒドイ方達ですと僕の方でも困りますから」
「活かすも殺すも君次第か・・・、本当に子供だよね?」
この世界に来てからというもの、何度も聞いた言葉だけど。
れっきとした4歳児です。
流石は隊長というだけの貫禄がある。そう命令を下すとウチの親父を含めた数名の兵士も、何も言わずに詰め所から出て行く、ウチの親父素直すぎるんじゃないか?と思わなくも無いが、軍属の上下関係ってこんなモノなのかも知れない。
「さて、君が言う彼らを許せと言うのは、どう言う事かな?」
「戦士団を許せと言っているんじゃないですよ、ただ彼らには別の形で償いをさせるというのはどうですか?ただ殺してしまっては何の役にも立たない死体の出来上がりですが、生きていれば皆さんの役に立つ事も出来ると思うのです」
「それで、どうやって償わせるのかな?」
「正直の所、僕が作った軟膏は多くの皆さんに喜んで貰ってます。が、僕の思っていた以上に多く材料が出て行くもので、このままではと言う状態です」
「何が言いたいのか良く分からないが、その材料は彼らが居れば何とかなるのかな?」
「そう思ってます。もし戦士団がイヤだというなら、それは僕では何とも出来ませんし、逃げたらそれまでになってしまいますけど」
「逃げる事は出来ないから心配しなくても良い、我々もそうだがクラリオン戦士団は彼らを許す事は無いからな、逃げれば彼らの命尽きるまでクラリオンの名に掛けて追い続けるさ」
「クラリオン戦士団ですか?」
「聞いた事が無いかな?、このクラリオンで我らの次に大きな力を持った戦士団だよ。もちろん入るにはそれなりの力を示さなければならないが、今回の彼らのような戦士団に入らず、戦士団の席者に親になって貰う者もそれなりに居るのだ。今回はその親にツバを吐いたみたいなものだからね、彼らが逃げようとも戦士団の誇りに掛けて、その首を打ってくれるよ」
始めてこの街の名を聞いたな。戦士団の制度は、昔のヤ〇ザの杯みたいなものかな?あの世界も入るのは難しくないけど、抜けるのは大変だって言うし。
逃げられないのは俺にしたら助かる、子供が大人数人に勝てる事は無い訳で、逃げ出そうとされたらどうやっても逃がしてしまう、それで終わりでは今後の評判に傷が付いてしまうからな。
「それで、どうでしょう皆さんも助かる事ですし、子供のお遊びに付き合ってみませんか?」
「ふっふふふ、わぁははは、君は面白いね、もう少し話を聞いてみてだけど、具体的に何をさせるのかな?それが罰になるなら許可をしよう」
「はい、作業に関しては具体的に畑仕事と変わらないのですが、作るものは税分のカイバク以外は、軟膏に入っている香草ですね、これからもっといろいろ使える組み合わせを試さなければいけませんが、そのたびにいちいち香草の生えている東の草原まで行っていたのでは、皆さんに渡す分に遅れがでるかもしれませんので。それを彼らに畑で作って貰う、その他にも獣脂を集めて来て貰うと言った所でしょうか、後は薪も足りませんから、それを切りに行って貰うのも良いですね、もしこれからもっと軟膏を欲しいと言う人が増えた時には、カマドも鍋も増やさなければいけませんから、そちらにも力を使って欲しいですね。後は・・・」
「分かった、もう良い、作業が罰になるかは少し頭をひねる感じではあるけど、キミのような子供に良いように使われるのは、彼らの罰としては良いだろう」
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