異世界生活物語

花屋の息子

フラグは斜め上での回収か?

周囲に気を使わなくても良い状況とは、これほどに作業効率が上がるものかと嘆息する、おっちゃんズが切り出す木材の量は、前回の伐採時よりも圧倒的に多いからだ。
油時計を持って来ていないので正確な時間は計れてはいないが、二時間程度の時間で切り出された量は、すでに前回の昼前に伐採した量を少し欠けるほどともなっていた。
もちろんこれには運ぶ時間が短縮されたと言うのもあるだろうが、それでも早いと言うべきか多いと言うべきか、そんな所で悩む量となっていた。
それにしても、良い事なのだが魔物の襲撃も無いので俺のやる事も無くて、救護としては暇な事この上ない、これが続くようなら今度は睡魔との格闘戦に頭を悩ませる事になりそうだ。
「エド君、退屈じゃないかい?」
そう俺に声を掛けてきたのは護衛隊の兵士のおっちゃんだ、護衛隊は5~6人の細かい班分けがされており、伐採の邪魔にならない森の中で周辺警戒をしている、蒸し暑い夏の森での警戒のせいか、おっちゃんの額からは汗が滴り落ちていた。
「ごめんなさい、めちゃくちゃ暇です、魔物でも出ないかなって考えちゃうくらいに」
「う、う~ん、それはけしからんね、・・・かく言う私達も、ただ汗だくになって歩くぐらいなら少しぐらい出てこないかと思ってしまうんだがね」
そう言いながらお互いに苦笑いをかわした。
「おう、エド坊相手に油売ってね~で水袋いっぱいにしたら戻らね~と、隊長のゲンコツが飛んでくるぞ」
「頑張って下さい、怪我しても僕が診るんで大丈夫ですから」
大丈夫かなフラグになって超強いモンスターに襲われたりしなきゃ良いんだけど。
その後も俺の暇は解消される事も無く、蟻にかまれた兵士が二人ほど手当てに来た程度だった、昼にもなると俺のいる場所からは、町のほうは一切見えなくなるほどの木木木もはや環境破壊で、環境保護団体から糾弾されるレベル、焼き物焼くのに絶対こんなにいらないけどそれも言えない、どうしよう・・・。

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