俺は今日から潔癖吸血鬼
5滴目:質問攻め
「やぁやぁ、君が小咲悠真くんかぁ。想像してたよりずっとかっこいいねぇ」
ドゥールは手を差し伸べてきた。
「そりゃどうも、それと悪ぃが俺は潔癖症なんで握手は出来ない。」
俺は冷たく握手を断る。
「それは失礼、じゃあ本題にいこうかぁ。実は君を手違いで吸血鬼にしてしまった魔女、ディナ様が直接謝りたいって言って来てるんだぁ!」
ドゥール言うと指をパチンと鳴らした。その瞬間、服がはだけていて色っぽい、いかにも漫画やアニメに出てくるような女性が出てきた。
蛍光色のようなピンクの髪の毛にドゥール同様の考えを読み取らせないような目、そしてぷっくりとした唇が目立っている。
「小咲悠真くん、私はディナ。ふふ、姿は違ったけど君に会うのは2回目だね。その牙をよぉーく見せて頂戴。うんうん、やっぱりカッコいぃわぁ」
ディナという女性……魔女は俺の唇に触れようとしてきたので慌てて自分自身で牙を見せた。
ふと、疑問が浮かび上がる。
「あ、もしかしてあんたが狙ってたのって、菜々じゃなくて、カズのことだったのか!?」
魔女は男だけを吸血鬼にした。たどり着く答えは菜々の弟、奥村和を探していたということになる。
「あなた…随分と質問攻めしてくるのねぇ?あの時はなぜか私の力が出せなくて正確な位置がわからなかったのよねぇ…」
それでたまたま出会った俺に聞こうとして俺はそれに驚きディナを怒らせた。(本ッ当についてねぇ…)
「ま、あの時のことは謝るわ。ごめんなさい。」
ディナはそっぽを向いて俺に謝罪した。
「ちょっと聞きたいことがあるんだが…」
俺はドゥールの目を見て問いかけた。
「まずひとつ、戦うって具体的にはどうするんだ?」
「あぁ、あれだけじゃぁ説明不足だったかなぁ。では説明しよう。じゃぁ、君のパートナーの子…」
ドゥールは梨彩の顔をじっと見て続けた。
「その子の血を吸うんだぁ。そうするとねぇ、僕達はDNAと呼ぶんだけど素敵な特殊能力が得られるんだぁ。」
「血を吸う…っていうのは腑に落ちないんだけど、その特殊能力っていうのは?」
俺は不満をこぼしつつドゥールに続けて問いた。
「それは使ってみないとわからないよぉ。」
俺はこれ以上聞いても無駄だと思い次の質問をした。
「そうか…じゃあアンタらが俺につけた特典…というのは?」
「あぁ、前もって言っておくけど2つあるねぇ。1つ目はズバリ!DNAの掛け持ちさぁ!」
ドゥールは人差し指をビシッと立てて得意げに言った。
(俺はてっきりモテまくって何人も彼女を作って血を吸いまくれば最強になれると思ってたんだけど…1人だけだったんだな。)
俺はほっとした。なぜならもし妹である梨彩の血ならかろうじて飲めるかもしれないが他の人間は厳しい。
従って能力が1つに制限されているのは都合が良いからだ。
「じゃあ2つ目の能力は?」
「そっちは使ってからのお楽しみって感じかなぁ。あぁ、使ってからというか発動してからかなぁ?ねぇディナ様?」
ドゥールはディナへ目を向けて続きを求めた。
「そうね。まぁ言うならば…自動的に発動する能力故、その時にわかるでしょう。って感じかしら。」
ディナからも答えにならないような答えを聞いて少し苛立った時…
「ッ!…てめぇら、何してやがるッ!」
ふと体が重くなりどこかへ吸い込まれそうな感覚を感じ、ドゥールとディナを睨む。
「いやぁー、ごめんねぇ。もう君たちがいた空間とこの空間を結ぶゲートがなくなっちゃったんだぁー。」
「だから空間のねじれをこじ開けてそこからあなた達を無理やり帰すってわけ。じゃあ、悠真くん…強くなったらまた会いましょう。」
ドゥールとディナが告げ終わると同時に俺と梨彩は部屋に戻っていた。
ドゥールは手を差し伸べてきた。
「そりゃどうも、それと悪ぃが俺は潔癖症なんで握手は出来ない。」
俺は冷たく握手を断る。
「それは失礼、じゃあ本題にいこうかぁ。実は君を手違いで吸血鬼にしてしまった魔女、ディナ様が直接謝りたいって言って来てるんだぁ!」
ドゥール言うと指をパチンと鳴らした。その瞬間、服がはだけていて色っぽい、いかにも漫画やアニメに出てくるような女性が出てきた。
蛍光色のようなピンクの髪の毛にドゥール同様の考えを読み取らせないような目、そしてぷっくりとした唇が目立っている。
「小咲悠真くん、私はディナ。ふふ、姿は違ったけど君に会うのは2回目だね。その牙をよぉーく見せて頂戴。うんうん、やっぱりカッコいぃわぁ」
ディナという女性……魔女は俺の唇に触れようとしてきたので慌てて自分自身で牙を見せた。
ふと、疑問が浮かび上がる。
「あ、もしかしてあんたが狙ってたのって、菜々じゃなくて、カズのことだったのか!?」
魔女は男だけを吸血鬼にした。たどり着く答えは菜々の弟、奥村和を探していたということになる。
「あなた…随分と質問攻めしてくるのねぇ?あの時はなぜか私の力が出せなくて正確な位置がわからなかったのよねぇ…」
それでたまたま出会った俺に聞こうとして俺はそれに驚きディナを怒らせた。(本ッ当についてねぇ…)
「ま、あの時のことは謝るわ。ごめんなさい。」
ディナはそっぽを向いて俺に謝罪した。
「ちょっと聞きたいことがあるんだが…」
俺はドゥールの目を見て問いかけた。
「まずひとつ、戦うって具体的にはどうするんだ?」
「あぁ、あれだけじゃぁ説明不足だったかなぁ。では説明しよう。じゃぁ、君のパートナーの子…」
ドゥールは梨彩の顔をじっと見て続けた。
「その子の血を吸うんだぁ。そうするとねぇ、僕達はDNAと呼ぶんだけど素敵な特殊能力が得られるんだぁ。」
「血を吸う…っていうのは腑に落ちないんだけど、その特殊能力っていうのは?」
俺は不満をこぼしつつドゥールに続けて問いた。
「それは使ってみないとわからないよぉ。」
俺はこれ以上聞いても無駄だと思い次の質問をした。
「そうか…じゃあアンタらが俺につけた特典…というのは?」
「あぁ、前もって言っておくけど2つあるねぇ。1つ目はズバリ!DNAの掛け持ちさぁ!」
ドゥールは人差し指をビシッと立てて得意げに言った。
(俺はてっきりモテまくって何人も彼女を作って血を吸いまくれば最強になれると思ってたんだけど…1人だけだったんだな。)
俺はほっとした。なぜならもし妹である梨彩の血ならかろうじて飲めるかもしれないが他の人間は厳しい。
従って能力が1つに制限されているのは都合が良いからだ。
「じゃあ2つ目の能力は?」
「そっちは使ってからのお楽しみって感じかなぁ。あぁ、使ってからというか発動してからかなぁ?ねぇディナ様?」
ドゥールはディナへ目を向けて続きを求めた。
「そうね。まぁ言うならば…自動的に発動する能力故、その時にわかるでしょう。って感じかしら。」
ディナからも答えにならないような答えを聞いて少し苛立った時…
「ッ!…てめぇら、何してやがるッ!」
ふと体が重くなりどこかへ吸い込まれそうな感覚を感じ、ドゥールとディナを睨む。
「いやぁー、ごめんねぇ。もう君たちがいた空間とこの空間を結ぶゲートがなくなっちゃったんだぁー。」
「だから空間のねじれをこじ開けてそこからあなた達を無理やり帰すってわけ。じゃあ、悠真くん…強くなったらまた会いましょう。」
ドゥールとディナが告げ終わると同時に俺と梨彩は部屋に戻っていた。
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