ゾンビゲーム

忍崎 麻冬

LV11 瑠璃という少女。

「よし!突撃だ。」
すぐに三階フロアに着いた俺たちは周りを注意しながら一歩一歩進んで行った。
周りは暗く何も見えない。
唯一分かるのは前にいるのがグズマさん横にいるのが葵、後ろにサルさんという事だけだ。
すると
ぱっ!
電気がついた。そして俺達の目の前に現れたのは…
小さな女の子だった。
いやおそらく中学一年生くらいだろう。
髪は短髪だ。
「よくここまでこられましたね。どんなゾンビ部隊でも余裕で潰せたのに。賞賛に値します。」
なんとも大人びた声だった。
「俺は君と話がしたい。いいか?」
「分かりました。来てください。」
ー応接室ー
まず聞くことをまとめよう。
よし!まとまった。
「ではまずは自己紹介から」
俺がそう言うと
「ではあなた達から名乗ってください。」
俺たちは順番に自己紹介をした。
するとあちらも自己紹介をした。
ー自己紹介ー
名前 瑠璃
中学一年生
世界一頭のいい女の子。
世界からはジョン・フォン・ノルマンの再来と言われているほどの天才。
生後6ヶ月にして字の読み書きを覚え、小学校6年の問題を全満点。という成績を残した。天才。

「以上が私の自己紹介です。」
(確かに名前は聞いたことがある。)
俺と葵はそう思った。
(じゃあどうしてだロキの言っていた水でのゾンビ化がしていない。)
「ちなみにですがこれから皆さんと仲良くして行きたいのでお話させていただきます。恐らくですがゾンビ化した原因は水です。これは私の中では96%いや確実に水が原因です。」
な!?そこまで。何故知っているんだ。
「なんぜ?根拠は?」
俺が焦りながらそう聞くと瑠璃はこう答えた。
「それはいつも飲んでいる水や飲み物が少しですがかなり少量の酸味がしたのですぐにろか装置を作ったのでそれで私は大丈夫になりました。」
なるほどなロキが言っていたから感染は水で間違いない。
「じゃあ何故俺たちはゾンビ化していないんだ?」
グズマさんが困った声でそういった。
「私もよく分かりません。」
これでよくわかった。この世界の中心にして重要人物はロキだ!

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