妹との日常。
127話 春ですね 後編(完結)
「うぇーい」
「いきなりどうした」
余りにも影が薄い江青がなんかいきなり言い出した。
周りではまだ桜は舞っている。風が相変わらず強いなぁ…
「……」
それにしても気になるのはこの水野優樹と言うやつだ。本当に何も話そうとしない…何のためにここに来たのかも不明だ。
「ああー!美味しい!」
「お酒みたいに飲むね…」
「ほんとにねー!」
「…………」
周りは楽しそうだが俺は優樹のことが気になってしょうがない…別に好きとか言うわけじゃないけどな!?
俺は思い切って聞いてみることにした。
「な、なぁ優樹さんとやら」
「…なんだ」
「どうして喋らないんですか…」
怖っ…特に目付きが…
声も怖い。もうなんて言うか怖い。
「……人と話すのが苦手なだけだ」
「そ、そうなんですか」
ありゃ?なんか『別にいいだろ』的な答えが来ると思ってたんだけど違ったか。
俺らがそんな話をしている間でも桜達は楽しそうに会話している。相変わらず江青は空気なようだ。
*
「そろそろ終わらないとね~…」
「だねー…」
いつの間にか午後5時ぐらい。周りの人は結構少なくなっている。
周りも薄暗くなってきており、桜が見えなくなってきた。
「じゃあそろそろ解散か?」
「そうなっちゃうね」
「……」
意外にも時が過ぎるのは早く、大体4時間ぐらいたった。
その間、優樹は一切話そうとしなかった。
本当に何がしたかったのだろうか…?
そんなことを考えながら解散との事だったのでシートを''俺一人で''片付けた。魁斗が用事で少し早めに帰ってしまったからである。
桜はともかく、立花さんすら手伝ってくれないとは…
「あれ?桜ちゃんと優樹くんどこいったの?」
「え?知らないよー?」
俺は慌てて周りを見渡す…桜と優樹は居ない。
優樹は別にいいが、桜が居ないのはよく分からんな…
*
~桜視点~
「うへへ…」
私はお兄ちゃんに荷物を持たされる気がして先に帰っております。
重いの無理!か弱い女の子だもん…
という訳で家に着いたー!……鍵なかった。
やばい、誤算だ…寒いけど戻りたくない…お兄ちゃんが帰ってくるまで待たなくちゃ…
*
~彼方視点~
「はぁ…こりゃ先に帰ったな」
「多分そうだね」
「あんにゃろ…荷物持たせたろうと思ったのに」
「それを察知して逃げたんじゃねーの?」
「それは桜ちゃん頭いいね」
「はぁぁぁ…」
帰っても構ってやらないとそう誓った。
*
~優樹視点~
「はー…」
疲れた。人付き合いは苦手だ。
母さんに言われて来たけど…別に楽しくはなかったしな。まぁ良かったことは可愛い娘がいたから目の保養になったぐらいか。確か桜って名前だったっけ。彼氏とかいるのかな…
あいすです!
余談ですが優樹くんは愛梨のお母さんと優樹くんのお母さんがママ友という設定となっております。
すとぷり192時間生放送いいね~…暇があったらすとぷり見れるもの。
今日、LANケーブルを買いに行きました。電気店が遠いのでその辺のイ〇ンへ…まぁなかったんですけど…短いのでよかったので100均とか行ってみたけどなくて結局ネットで買うことにしましたとさ…あはは…
無駄足でしたね。まぁ運動になったんですけども。
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今回のお気に入り数…421
毎日お気に入りが増えて行っている…毎日の楽しみでもありますね…
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