妹との日常。
33話「一緒に寝るに決まってるじゃん」
「で?桜ちゃんと恋人になったきっかけは?ねぇねぇ!」
「うざい。やめろ」
「わかったから経緯をどうぞ!」
「えっとね…俺が桜を好きになってからしばらく経って…桜が俺が桜のことを好きかって聞かれて…いきなりキ…「やめてー!?その話は駄目!絶対に駄目!怒るよ!?」
えー?本当のこと言おうと思っただけなのに…
あとでこっそり教えとこ…
「だってさ。ドンマイ!」
「…なるほど。いきなりキスされちゃったのか…」
「うわー!!バレてる!私の黒歴史うわー!」
黒歴史化した桜の告白であった…
「ああ…はいはい。あとで殴って忘れさせとくから…」
「お兄ちゃん大好き!」
「お前サラッと酷いこと言うな!?」
「知りませーん」
「元はと言えばお前が話し始めたんだろ!?俺損しかしてねぇ!?」
何こいつバカ。矛盾してることに気づかないんですかねぇ?
「いや君が聞いてきたんでしょう…」
「あっそっか」
「はぁ…」
「むぅ…お兄ちゃん…眠い…」
「いきなり眠くなるのな…」
ただいまの時刻11時15分ぐらい。眠くなってもおかしくない時間帯だった。
しょうがないね!
「ごめんなさい…」
「いいけどね…あっ!そういえばどうする?江青の寝る場所」
「あ…考えてねーわ」
うん。知ってる。だって江青だもん。バカだからね。しょうがないね。
「はぁ…俺のベッド使え…俺はソファとかで寝るから…」
しょうがなく、本当にしょうがなくベッドを貸してやる。
いやあ、俺じゃなきゃこれは貸さないね!やっぱり俺神だわ〜!
「断る!何が悲しくて男のベッドで寝なきゃいけねぇーんだよ!」
「じゃあお前の寝る場所玄関な」
「やっぱり貸してもらうわ…」
「OK」
「じゃ、おやすみー…」
「おーう!」
江青はドアを開け、俺の部屋へと足を運び始めた。
「いったね…」
「そうだな。じゃ、俺は一階のベットで寝るから」
「え?それ本気で言ってたの?」
「え?じゃあどこで寝るのさ」
俺は疑問に思ったことをそのまま口に出す。
そうすると桜が人差し指で可愛らしいピンク色のベッドを指差した。
「もしかして…ここで寝ろと!?」
桜は小さく頷いてからこう言う。
「だってそうじゃないと風邪とか引いちゃうよ?」
何この子優しい。じゃなくて!
「そう言う問題じゃなくて!桜のベッドで寝ることが問題なの!
あと、俺が桜のベッドで寝るんだったら桜はどうするんだよ?」
「え?一緒に寝るに決まってるじゃん」
こいつ正気か!?いくら兄妹で恋人でも…
「いや…流石にまずいだろ?桜も嫌じゃないのか?」
「嫌だったらこんなこと言ってないよ?」
「だよな…でも本気なのか?」
「あたり前田のクラッカーだよ!」
「そうかそうか」
古いな!とツッコミたくなるが、ツッコんだら長くなりそうなのでやめておく。
「私の渾身ボケがぁ〜…流されたぁ…」
となぜか桜が泣きそうになっている。
「ああああ!ごめん!許して!」
「じゃあ…一緒に…寝てくれたら…許してあげる…」
「わかった!だから泣き止んで?」
「えへへ〜!お兄ちゃん大好き!」
「あっ!?嘘泣きかよ!」
まんまと騙される俺。バカは俺だったようです…
「ほら!一緒に寝よ?」
「無理無理!流石に一緒は無理!」
「私じゃダメなの…?」
また泣きそうになっている桜。
今度は本気で泣きそうである。
「また嘘泣きだろ!?もう騙されないからな!」
「うぅ…ひっぐぅ…」
「桜…?」
「お兄ぃちゃん…」
「ご、ごめん…まさか本気で泣いてるとは思わなかった…一緒に寝るから許してくれ!頼むから!」
何があろうと桜に嫌われると人生が詰むので(精神的に)謝る。
「ううう…いいよ…」
「本当にごめんな?」
「いいよ…」
そう言い、桜はベッドに入る。
「早く来て…?」
「わ、わかった…」
妹と一緒に寝る…昔までは当たり前だったのにな…
うぃぃぃぃぃいいいっっっっす!どうも私でぇーす!…はい。
オフ会0人ですね(分かる人はわかる)
いつもより少し多めに書きました!
ネタが溢れて来た。
なぜか今日だけ頭が冴えた。
江青空気…まぁ、また出番あるよ!(フラグ)
誤字脱字の報告お願いします!
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コメント
あいす/Aisu
コメントありがとうございます!
多分この時だけです…w
☆アルス★
江青君結構いい性格してるw