おれロリ(おれがロリっ子で不死の王な件)

まかない

9~幕引き;能力研究の結果~

俺は馬車に乗っている暇な時間を利用していろいろな技を作ってみたいと思う。


マーニからこの世界の能力について教えてもらった。まず第一に能力とは生まれた瞬間から持っているものと修行などして身につけたり突発的に覚えたもの、そして、種族的に覚えたものがある。
ちなみに、種族的に覚えるものは基本的には生まれた瞬間から持っているのだが、たまに持ってない状態で生まれてくる時もあるらしい。


俺の種族はリッチだが、リッチは単体のみ名称で正確には種族はアンデットという枠組みになるらしい、
リッチは、上位の種族であり魔王と同じように一体しか存在しないらしが、大昔に討伐されて以来リッチは確認されていない。


リッチのように上位の種族には、種族的に覚えられる能力は二つあるらしい、一つは不老不死で、もう一つはまだ分からない。なんせ極端に個体数が少ないと言うより、世界に一体しか存在できないためまず分からない。


話を戻すと、能力は、使うことでだんだん熟練値のようなものが貯まりそれにより新しい能力を覚えたり、使った能力が強化されたりするのだ。そのために、能力の研究をしているのだ。


まず最初に黒魔術に関してやってみた。マーニに詳しく魔術の使い方を聞いたところ・・・


「魔術はイメージが大切なんです、そうすることによって魔力が高まり、そして使用者の魔力によって魔術でそれが再現されるんです!っていうか、こんなこと商人である私に魔術師のリラ様が普通、聞きますか?」


俺は、いつも魔術を使っていた時のことを思い出し納得したのと同時にマーニの最後の言葉に対してどう返せばいいか悩む、確かに魔術師っぽいことは実際、していたけどもこの世界に来たのはほんの数日前であってこの世界の知識などあるわけない、そして考え抜いたつもりで言ったのが。


「いや、俺は、えーと、そ、そうだあれだよ俺は結構田舎にすんでちゃんだよ!」
(やっべーかんでしまった、これ結構怪しまれたかも、、)


俺の心配とは裏腹に、マーニはキラキラした目で、詰め寄ってくる。


「そうだったんですか!いろいろ僕に聞いてくださいね、なんでも教えてあげますよ」


と言いながら俺の両手を握ってくる。その手は結構がっしりと握られており簡単には、逃げれそうになかった。


そんなことしているうちに日が暮れてしまい結局、能力は発動したと頃で止まったまんまだった。

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