漂流先の魔法世界で生き残りサバイバル!
特殊な魔法石の正体!
「お疲れ様、それで何を見つけてきたのかな?」
クレアさんが興味津々といった感じで身を乗り出して聞いてくる。
「そうですね、実はこんな石を見つけたんです」
それはフローラを休ませていた際に、俺が近くを探した時に見つけた石。
木の近くにあったもので、触った瞬間に違和感を覚えたものだ。
「時間かけて探したんですけど、この石だけが収穫でした」
俺はそう言いながら、クレアさんにその石を渡す。
すると、顔色を変えて一段とテンションが上がったのか。
「すごい、凄いよこれ、これが欲しかった!」
俺とフローラは互いに顔を見合い。
「あの、それが話されていた特殊な魔法石なんでしょうか」
「あ、ああゴメンねいきなり。そう、フローラちゃんのいう通りこれぞ、正真正銘の探していた魔法石さ」
「なら良かったです。それで、どう特殊なんですか?」
俺の質問を待っていたかのように、口元をニヤリとさせ。
「出発前に簡単な説明はしたよね。これから分析はするけど、この中には特定の魔法が封じてあると考えられる。まぁ、時間はかからないよ」
「それってつまり、俺みたいな人でも魔法が使えるようになるとか?」
「その通り、いや実際にやってみないとわからないけど可能性は高い」
俺からすれば本当に魔法のアイテムだ。
「それであの、どれくらいで分析は終わるのでしょうか」
「すぐ終わるよ〜、今やってるから」
「えっ!? 今ですか?」
フローラから普段聞き慣れないような声が出た。
まぁ確かに驚きの発言ではあったけど。
「私の得意魔法は分析。戦闘などでは相手の状態や弱点を探せるし、こういった物質の解析まで範囲は広いんだ」
「めちゃくちゃ便利な魔法ですね」
「ほら、こうして話していても出来ちゃうんだ。やっぱり私は凄いね」
「自分で言うんですね」
「……よしっ! 解析の方が終わったよ。本とかに書いてあった通り、この石は特殊なようだ。ただの魔力が入った石ではないね」
「それで、その中身はわかるんですか?」
「そうだね、どうやら風の初期魔法であるヴィンドが含まれているようだ。どう? 大樹くん試してみる?」
「興味はあるんですけどね、少し怖い気も」
「まぁそうだろうね。私もどの程度魔法が使えるようになるかまでは、わかってないんだ。この現象の謎はほとんど解明されていないし」
「そうなると、大樹さんに使うのは少し怖いですね」
フローラが心配そうに俺を見る。
「フローラの言う通りだな。クレアさん、その魔法石は研究用に取っておいた方がいいと思います」
「それもそうだね、逃げるわけじゃないしもう少し調べてからにするよ。いずれにしても、協力感謝する」
「いいですよ、俺もフローラも気になったから行ったんですし。何かわかった時は教えてください」
クレアさんは、そうかそうかと小さく呟くと、嬉しそうに俺たちを見て。
「また来てくれるのか、いい報告ができるよう頑張るよ」
「クレアさん嬉しそうですね」
フローラは俺にそう小さく耳打ちした。
クレアさんが興味津々といった感じで身を乗り出して聞いてくる。
「そうですね、実はこんな石を見つけたんです」
それはフローラを休ませていた際に、俺が近くを探した時に見つけた石。
木の近くにあったもので、触った瞬間に違和感を覚えたものだ。
「時間かけて探したんですけど、この石だけが収穫でした」
俺はそう言いながら、クレアさんにその石を渡す。
すると、顔色を変えて一段とテンションが上がったのか。
「すごい、凄いよこれ、これが欲しかった!」
俺とフローラは互いに顔を見合い。
「あの、それが話されていた特殊な魔法石なんでしょうか」
「あ、ああゴメンねいきなり。そう、フローラちゃんのいう通りこれぞ、正真正銘の探していた魔法石さ」
「なら良かったです。それで、どう特殊なんですか?」
俺の質問を待っていたかのように、口元をニヤリとさせ。
「出発前に簡単な説明はしたよね。これから分析はするけど、この中には特定の魔法が封じてあると考えられる。まぁ、時間はかからないよ」
「それってつまり、俺みたいな人でも魔法が使えるようになるとか?」
「その通り、いや実際にやってみないとわからないけど可能性は高い」
俺からすれば本当に魔法のアイテムだ。
「それであの、どれくらいで分析は終わるのでしょうか」
「すぐ終わるよ〜、今やってるから」
「えっ!? 今ですか?」
フローラから普段聞き慣れないような声が出た。
まぁ確かに驚きの発言ではあったけど。
「私の得意魔法は分析。戦闘などでは相手の状態や弱点を探せるし、こういった物質の解析まで範囲は広いんだ」
「めちゃくちゃ便利な魔法ですね」
「ほら、こうして話していても出来ちゃうんだ。やっぱり私は凄いね」
「自分で言うんですね」
「……よしっ! 解析の方が終わったよ。本とかに書いてあった通り、この石は特殊なようだ。ただの魔力が入った石ではないね」
「それで、その中身はわかるんですか?」
「そうだね、どうやら風の初期魔法であるヴィンドが含まれているようだ。どう? 大樹くん試してみる?」
「興味はあるんですけどね、少し怖い気も」
「まぁそうだろうね。私もどの程度魔法が使えるようになるかまでは、わかってないんだ。この現象の謎はほとんど解明されていないし」
「そうなると、大樹さんに使うのは少し怖いですね」
フローラが心配そうに俺を見る。
「フローラの言う通りだな。クレアさん、その魔法石は研究用に取っておいた方がいいと思います」
「それもそうだね、逃げるわけじゃないしもう少し調べてからにするよ。いずれにしても、協力感謝する」
「いいですよ、俺もフローラも気になったから行ったんですし。何かわかった時は教えてください」
クレアさんは、そうかそうかと小さく呟くと、嬉しそうに俺たちを見て。
「また来てくれるのか、いい報告ができるよう頑張るよ」
「クレアさん嬉しそうですね」
フローラは俺にそう小さく耳打ちした。
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