漂流先の魔法世界で生き残りサバイバル!
伝説の最後と長き旅
「・・・それじゃあ、早速話そうかね。二人とも伝説が知りたいんだろう?なら、ここは大切な場所だよ」
「大切な場所、ですか。それはどういうことで?」
家の中に案内してもらい、椅子を用意してから話はすぐに始まった。
「そう、何と言ってもここが伝説の最後だからね。勇者、英雄様はこの小屋の前の場所を最後に、消えてしまったんですよ」
つまり、俺たちは偶然最後の目撃場所に来てしまったと。
他の人たちは教えてくれなかったし。
すると、テンション高めな相川が質問をした。
「あのー、小屋の前って海ですよね?まさか海の中に消えたってことですか?」
「伝えきいてる話だから定かではないないがね、海を渡ろうとしてか、ボートに乗っていたという話があるんですよ」
「それが最後の目撃って事ですね。その後の話がないことを考えると、海で何かあったのかな」
思わぬ情報に、相川は腕を組みながら考え事をしている。
その様子を、お婆さんは優しそうに見つめ。
「なぁに、昔話ですからね。本当にあったかもわからないし、そこまで考えなくてもいいんですよ。ただ、気になるのなら一度海に出てみますかね?同じことをするのもいい体験ですよ」
お婆さんの提案を素晴らしいと思ったのか、相川は目を輝かせている。
こうなったら止めることはできないと知っている。
「そうですね、折角なので試してみようかと思います」
俺はそう返事するしかなかった。
何よりも、自分の中の好奇心が爆発しそうだからだ。
お婆さんの小屋を出てしばらく、再び宿に戻ってきた。
あたりは暗くなり始め、お腹も空いてきた。
「明日が楽しみだなー!これ以上の情報は今の所ないし、これで何もなければ諦めるしかないぞ」
「そうだね・・・って大樹嬉しそう。今まで情報もなかったし、気持ちはわかるけど」
相川の言う通りだ。
この島に来てから、最も詳しい情報を持つお婆さんに出会えた。
そして、ある程度具体性もある。
「明日何もなければ帰るぞ。手がかりなければ意味ないし、残りの日数は観光にできるしな」
「これが最後のチャンスだね。まぁ、観光も楽しみだけど」
ブーンブーン。
嬉しそうに笑いながら話す相川に、電話がかかってきた。
「誰から?」
「お父さんからみたい。ちょっと外で話してくるね」
そう言うと、何やら話しながら出て行った。
何もせず待ってても仕方ないし、食べるものでも決めておこう。
相川が部屋を出てしばらく、食べるものも決めた俺は明日のことを考える。
伝説が本当なら、何か証拠でもあるかもしれない、例えば剣とか。
そんなことを考えていると。
「ゴメンね、大樹。明日帰らなくちゃいけないみたい」
申し訳なさそうに相川が部屋に戻ってきた。
俺が慌てて理由を聞こうとすると。
「お父さんが病気とかってわけじゃないよ。ただ、少し仕事の都合で必要みたい。今までにもあったけど、こんなに急なのは珍しいね」
「そういえば前にもあったね。仕事なら仕方ないし、明日は俺一人で行くよ。結果は日本で伝えられるしね」
「う〜ん、そっちの方が気になる!」
残念そうにしている相川に、あとは任せろといい、食事をしに行った。
翌日、相川は空港へ向かい、俺は一人でお婆さんが住む小屋の前に再び来た。
お婆さんからボートを使う許可も貰っており、後は進むだけだ。
「勇者が通った道、決着をつけてやるぞ伝説!」
俺は自分を奮い立たせ、ボートに乗り込んだ。
「大切な場所、ですか。それはどういうことで?」
家の中に案内してもらい、椅子を用意してから話はすぐに始まった。
「そう、何と言ってもここが伝説の最後だからね。勇者、英雄様はこの小屋の前の場所を最後に、消えてしまったんですよ」
つまり、俺たちは偶然最後の目撃場所に来てしまったと。
他の人たちは教えてくれなかったし。
すると、テンション高めな相川が質問をした。
「あのー、小屋の前って海ですよね?まさか海の中に消えたってことですか?」
「伝えきいてる話だから定かではないないがね、海を渡ろうとしてか、ボートに乗っていたという話があるんですよ」
「それが最後の目撃って事ですね。その後の話がないことを考えると、海で何かあったのかな」
思わぬ情報に、相川は腕を組みながら考え事をしている。
その様子を、お婆さんは優しそうに見つめ。
「なぁに、昔話ですからね。本当にあったかもわからないし、そこまで考えなくてもいいんですよ。ただ、気になるのなら一度海に出てみますかね?同じことをするのもいい体験ですよ」
お婆さんの提案を素晴らしいと思ったのか、相川は目を輝かせている。
こうなったら止めることはできないと知っている。
「そうですね、折角なので試してみようかと思います」
俺はそう返事するしかなかった。
何よりも、自分の中の好奇心が爆発しそうだからだ。
お婆さんの小屋を出てしばらく、再び宿に戻ってきた。
あたりは暗くなり始め、お腹も空いてきた。
「明日が楽しみだなー!これ以上の情報は今の所ないし、これで何もなければ諦めるしかないぞ」
「そうだね・・・って大樹嬉しそう。今まで情報もなかったし、気持ちはわかるけど」
相川の言う通りだ。
この島に来てから、最も詳しい情報を持つお婆さんに出会えた。
そして、ある程度具体性もある。
「明日何もなければ帰るぞ。手がかりなければ意味ないし、残りの日数は観光にできるしな」
「これが最後のチャンスだね。まぁ、観光も楽しみだけど」
ブーンブーン。
嬉しそうに笑いながら話す相川に、電話がかかってきた。
「誰から?」
「お父さんからみたい。ちょっと外で話してくるね」
そう言うと、何やら話しながら出て行った。
何もせず待ってても仕方ないし、食べるものでも決めておこう。
相川が部屋を出てしばらく、食べるものも決めた俺は明日のことを考える。
伝説が本当なら、何か証拠でもあるかもしれない、例えば剣とか。
そんなことを考えていると。
「ゴメンね、大樹。明日帰らなくちゃいけないみたい」
申し訳なさそうに相川が部屋に戻ってきた。
俺が慌てて理由を聞こうとすると。
「お父さんが病気とかってわけじゃないよ。ただ、少し仕事の都合で必要みたい。今までにもあったけど、こんなに急なのは珍しいね」
「そういえば前にもあったね。仕事なら仕方ないし、明日は俺一人で行くよ。結果は日本で伝えられるしね」
「う〜ん、そっちの方が気になる!」
残念そうにしている相川に、あとは任せろといい、食事をしに行った。
翌日、相川は空港へ向かい、俺は一人でお婆さんが住む小屋の前に再び来た。
お婆さんからボートを使う許可も貰っており、後は進むだけだ。
「勇者が通った道、決着をつけてやるぞ伝説!」
俺は自分を奮い立たせ、ボートに乗り込んだ。
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