漂流先の魔法世界で生き残りサバイバル!
いざ伝説の島へ
  翌朝、ホテルの目覚ましで起きると、ゆっくり支度をした。
  こう言う初めての環境だと、心に余裕がなくなる事がある。
  少し早めの行動を心がけたい。
  「でも、慣れないことはしないほうがよかったな〜」
  身支度で体を動かし、眠気を無理矢理に覚ました。
  準備もできたし、少し早いがホテルのロビーで待っていよう。
  予定した時間より20分早くロビーに着き、俺は余裕の構えで相川を待つ。
  俺は時間にルーズだと思われているが、今回は驚かしてやる。
  そんなことを考えていると、時間にまだ余裕があるはずなのに。
  「あれ、大樹早いじゃん!もしかして眠れなかったのかな?」
  ほとんど時間差なく相川が来た。
  「大樹がこんな早く行動するわけないし、どれだけ楽しみにしてるの」
  笑いながら話す相川を見て、結局バカにされていることに気づいた。
  ホテルをチェックアウトし、いよいよ噂の島に出発。
  ここからまたしばらく時間がかかるようで、移動手段は船とのこと。
  写真を見た限り、船というかボートだ。
  ボート乗り場まで歩いている途中、俺は一つ気になる事があった。
  「そう言えば、今更ながら言葉とかどうしよう。ホテルでは日本語が通じたけど、流石にこれから行く島では無理でしょ。相川って英語とか話せたっけ?」
  「残念ながら話せないよ〜。ただし、とっておきの秘策があるのだ」
  そう言うと、相川はカバンから何かを取り出した。
  「何だそれ?テレビのリモコンみたいな形だけど」
  「これはね、お父さんの開発してる瞬間通訳機だよ。まだ英語と日本語しか対応してないけど、話した言葉を直ぐに通訳してくれるの。実験も兼ねて、今回持たされました〜」
  毎回思うが、相川のお父さんは凄いな。
  これはありがたく実験させてもらおう。
  これで言葉の問題はなくなった。
  それからしばらくし、無事にボートを利用する事ができた。
  通訳機のおかげだ。
  作動も無事するし、問題は今の所ない。
  ボートは今、残り数分で島に到着する位置にある。
  そろそろ影が見えると言うが。
  すると相川が指をさし。
  「大樹見てー!あの島家とかあるし目的地じゃない?事前に写真で見たけど、やっぱりそこまで大きくないね」
  「そうだね。これなら調査に時間はかからないかも」
  島を見つけはしゃぐ相川を横目に、俺はボートの乗組員に島の情報を尋ねた。
  島の大きさもそうだが、人口も多くないそうだ。
  今住んでいるのも、大方は昔からの住人であり村が一つ存在するのみ。
  「でも観光客は何人か来るんだよ。噂やら、伝説やらと言っていたけど」
  「え!?もしかして知らないんですか?」
  俺は乗組員のまさかの発言に、驚きを隠せなかった。
  近くの島の話なのに?
  すると乗組員は。
  「確かに昔聞いたことあるかもしれないけど、都市伝説のようなものだからね。物好きにはたまらないだろうけど、大抵の人はこんな感じだよ」
  そう言われると、そうかもしれないな。
  俺みたいな不思議好きでなければ、気にも留めないか。
  なんだか妙に納得した。
  そんなやりとりをし、いよいよボートは島に着いた。
  空はもう間もなく暗くなるというところ。
  早めに宿を探したい。
  「ガイドブックが置いてあったよ。何となくこれがホテルっぽい」
  相川の持っているガイドブックを見ると、確かに泊まれそうなマークがある。
  ただホテルではなく宿という感じだ。
  「綺麗なところの方が良かった?」
  相川がそんなことを聞いてくる。
  「アホ言うな。これこそまさに冒険っぽいじゃないか!」
  「よかったよかった」
  俺の冒険者魂に火がついた。
  こう言う初めての環境だと、心に余裕がなくなる事がある。
  少し早めの行動を心がけたい。
  「でも、慣れないことはしないほうがよかったな〜」
  身支度で体を動かし、眠気を無理矢理に覚ました。
  準備もできたし、少し早いがホテルのロビーで待っていよう。
  予定した時間より20分早くロビーに着き、俺は余裕の構えで相川を待つ。
  俺は時間にルーズだと思われているが、今回は驚かしてやる。
  そんなことを考えていると、時間にまだ余裕があるはずなのに。
  「あれ、大樹早いじゃん!もしかして眠れなかったのかな?」
  ほとんど時間差なく相川が来た。
  「大樹がこんな早く行動するわけないし、どれだけ楽しみにしてるの」
  笑いながら話す相川を見て、結局バカにされていることに気づいた。
  ホテルをチェックアウトし、いよいよ噂の島に出発。
  ここからまたしばらく時間がかかるようで、移動手段は船とのこと。
  写真を見た限り、船というかボートだ。
  ボート乗り場まで歩いている途中、俺は一つ気になる事があった。
  「そう言えば、今更ながら言葉とかどうしよう。ホテルでは日本語が通じたけど、流石にこれから行く島では無理でしょ。相川って英語とか話せたっけ?」
  「残念ながら話せないよ〜。ただし、とっておきの秘策があるのだ」
  そう言うと、相川はカバンから何かを取り出した。
  「何だそれ?テレビのリモコンみたいな形だけど」
  「これはね、お父さんの開発してる瞬間通訳機だよ。まだ英語と日本語しか対応してないけど、話した言葉を直ぐに通訳してくれるの。実験も兼ねて、今回持たされました〜」
  毎回思うが、相川のお父さんは凄いな。
  これはありがたく実験させてもらおう。
  これで言葉の問題はなくなった。
  それからしばらくし、無事にボートを利用する事ができた。
  通訳機のおかげだ。
  作動も無事するし、問題は今の所ない。
  ボートは今、残り数分で島に到着する位置にある。
  そろそろ影が見えると言うが。
  すると相川が指をさし。
  「大樹見てー!あの島家とかあるし目的地じゃない?事前に写真で見たけど、やっぱりそこまで大きくないね」
  「そうだね。これなら調査に時間はかからないかも」
  島を見つけはしゃぐ相川を横目に、俺はボートの乗組員に島の情報を尋ねた。
  島の大きさもそうだが、人口も多くないそうだ。
  今住んでいるのも、大方は昔からの住人であり村が一つ存在するのみ。
  「でも観光客は何人か来るんだよ。噂やら、伝説やらと言っていたけど」
  「え!?もしかして知らないんですか?」
  俺は乗組員のまさかの発言に、驚きを隠せなかった。
  近くの島の話なのに?
  すると乗組員は。
  「確かに昔聞いたことあるかもしれないけど、都市伝説のようなものだからね。物好きにはたまらないだろうけど、大抵の人はこんな感じだよ」
  そう言われると、そうかもしれないな。
  俺みたいな不思議好きでなければ、気にも留めないか。
  なんだか妙に納得した。
  そんなやりとりをし、いよいよボートは島に着いた。
  空はもう間もなく暗くなるというところ。
  早めに宿を探したい。
  「ガイドブックが置いてあったよ。何となくこれがホテルっぽい」
  相川の持っているガイドブックを見ると、確かに泊まれそうなマークがある。
  ただホテルではなく宿という感じだ。
  「綺麗なところの方が良かった?」
  相川がそんなことを聞いてくる。
  「アホ言うな。これこそまさに冒険っぽいじゃないか!」
  「よかったよかった」
  俺の冒険者魂に火がついた。
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