腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜美少女転校生と始める学園生活〜
56話 彼女んち
「ささ、入って入って?」
「あ、ああ…お邪魔します…。」
住宅街にある、綺麗な二階建ての家。
表札には「山田」と書かれている。
ここ、ミーシェの家に優はやってきた。
「ほ、本当に誰もいないんだな…。」
「言ったじゃん。」
「そ、そうか…。」
「ふふふ…待っててね?今ケーキ切るから…。」
「おう。」
それにしても…
「広い家だな…。」
「え?」
ミーシェの家は3人で住むには広すぎる程だった。
「ああ…本当はパパとママも一緒に住む予定だったんだけど仕事の都合でロシアに残ることになっちゃって…。」
「両親は今ロシアに住んでるのか?」
「うん…。冬休みに会いに行くんだ〜。ふふふ…楽しみ〜…。」
「そうか…。ご両親にも挨拶しときたいな…。」
「あ…そうだね…。あ、はい、ケーキ。」
「お、サンキュ。美味そうだ…。」
イチゴやキウイなどのフルーツに彩られた美味しそうなケーキが優の前に出される。
「…いただきます…。」
「どうぞっ。」
1口サイズにフォークで切り、口に運ぶ。
「…うん…美味い…。」
「ほんと?」
「ああ、先ずお前の料理の時点で美味いに決まってる。」
「そ、そお?」
「ああ。おかわり。」
「うん!」
「うう…食いすぎた。」
「ふふ…美味しかった?」
「ああ…最高…。」
「また作ってあげるね?」
「マジ?」
「うん!」
「楽しみだわ…。」
「これからどうする?あ!スマブラやろ!」
「いいけど…どこで?」
「決まってんじゃん!私の部屋!」
「…え?」
ミーシェの…部屋?
「私の部屋2階なんだ〜…。」
「へ、へえ…。」
(か、考えたらミーシェの部屋…初めてじゃね?)
「入って〜?」
「おう。」
「じゃーん!ここが私の部屋でーす!」
「おお…。」
ミーシェの部屋は白い綺麗な壁に、ベッド、勉強机などシンプルな部屋だった。しかし…
「ぬいぐるみ多いな…。」
「え?だって可愛くない?」
「ま、まあ…。特にこの犬のぬいぐるみなんか…」
「あ!その子は…!」
「ワン!」
「は?」
ぬいぐるみだと思っていた犬は優に飛びついた。
「おわっ!」
「こら!マシュマロ!ダメでしょ?!」
「くぅん…。」
「お、お前ん家犬いたんだな…。」
「ごめんね?大丈夫?」
「元気だな…。」
「えへへ、マシュマロって言うんだよ?」
「ワン!」
「よろしくな?マシュマロ。」
「ワン!」
部屋をぐるりと見渡す。
「なんと言うか…お前らしいな…。」
「えへへー…このクマのぬいぐるみとかお気に入りで…えい!」
ミーシェはベッドの上にあるクマのぬいぐるみに飛びついた。
「おいおい…ほつれるぞ?」
「だって〜…可愛いんだもん。」
「ん?結構傷んできてんじゃねえか…。」
「そうなんだよね…。治したいんだけど私お裁縫出来なくて…。」
「…貸してみ。」
「え?」
「いいから。裁縫セットあるか?」
「う、うん…。」
「サンキュ。ここをこうして…」
「す、すごい…」
優は慣れた手つきでぬいぐるみの傷んだ部分を縫っていく。
「まあな…陽だまり園にいた時は服とか縫ったり、作ってたりしたからな…。」
「なんか…陽だまり園にいればなんでも出来るようになる気がする…。」
「そうかもな…。ほれ、ぬいぐるみのお医者さんしてやるよ。傷んだやつもってこい。」
「うん!」
「ほれ、こんなもんだろ。」
「わーい!」
ミーシェは直したばかりのクマに飛びつく。
「おい!直したばっかだろ?!」
「いいもーん。またユウに直してもらうし。」
「あのなぁ…。」
「えへへ…よしっ!スマブラで勝負じゃ!」
「お、おう!」
「ユウ〜…弱い〜…。」
「うるせ!」
「はあ…なんか…飽きちゃった…」
ミーシェはぐてーとベッドに横になる。
「くそ!だいたいこういうゲームは慣れだろ?!経験を積んでるお前の方が有利に決まって…ん?ミーシェ?」
「すぅ…すぅ…」
「寝た…のか?…たく…ちゃんと布団かけなきゃ風邪ひく…ん?これは…メモ帳か?」
枕元の小さな机の上に日記を見つける。
そこにはクラスメイト全員の名前、誕生日、趣味が書かれていた。
「ミーシェ…。はあ…まさか全員の趣味とか記憶してたのって…。たく…こういうことを勉強に回せよ…。ま、そんな所に惚れたんだけどな…。…ん!?」
優はミーシェの体に視線を移す。
(あ…やばい…あれだ…その…
…見えそう。)
少し短めです。すいません。
3年A組の最終回で感極まっちゃったので今日は特別編だけで。すいません。
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「あ、ああ…お邪魔します…。」
住宅街にある、綺麗な二階建ての家。
表札には「山田」と書かれている。
ここ、ミーシェの家に優はやってきた。
「ほ、本当に誰もいないんだな…。」
「言ったじゃん。」
「そ、そうか…。」
「ふふふ…待っててね?今ケーキ切るから…。」
「おう。」
それにしても…
「広い家だな…。」
「え?」
ミーシェの家は3人で住むには広すぎる程だった。
「ああ…本当はパパとママも一緒に住む予定だったんだけど仕事の都合でロシアに残ることになっちゃって…。」
「両親は今ロシアに住んでるのか?」
「うん…。冬休みに会いに行くんだ〜。ふふふ…楽しみ〜…。」
「そうか…。ご両親にも挨拶しときたいな…。」
「あ…そうだね…。あ、はい、ケーキ。」
「お、サンキュ。美味そうだ…。」
イチゴやキウイなどのフルーツに彩られた美味しそうなケーキが優の前に出される。
「…いただきます…。」
「どうぞっ。」
1口サイズにフォークで切り、口に運ぶ。
「…うん…美味い…。」
「ほんと?」
「ああ、先ずお前の料理の時点で美味いに決まってる。」
「そ、そお?」
「ああ。おかわり。」
「うん!」
「うう…食いすぎた。」
「ふふ…美味しかった?」
「ああ…最高…。」
「また作ってあげるね?」
「マジ?」
「うん!」
「楽しみだわ…。」
「これからどうする?あ!スマブラやろ!」
「いいけど…どこで?」
「決まってんじゃん!私の部屋!」
「…え?」
ミーシェの…部屋?
「私の部屋2階なんだ〜…。」
「へ、へえ…。」
(か、考えたらミーシェの部屋…初めてじゃね?)
「入って〜?」
「おう。」
「じゃーん!ここが私の部屋でーす!」
「おお…。」
ミーシェの部屋は白い綺麗な壁に、ベッド、勉強机などシンプルな部屋だった。しかし…
「ぬいぐるみ多いな…。」
「え?だって可愛くない?」
「ま、まあ…。特にこの犬のぬいぐるみなんか…」
「あ!その子は…!」
「ワン!」
「は?」
ぬいぐるみだと思っていた犬は優に飛びついた。
「おわっ!」
「こら!マシュマロ!ダメでしょ?!」
「くぅん…。」
「お、お前ん家犬いたんだな…。」
「ごめんね?大丈夫?」
「元気だな…。」
「えへへ、マシュマロって言うんだよ?」
「ワン!」
「よろしくな?マシュマロ。」
「ワン!」
部屋をぐるりと見渡す。
「なんと言うか…お前らしいな…。」
「えへへー…このクマのぬいぐるみとかお気に入りで…えい!」
ミーシェはベッドの上にあるクマのぬいぐるみに飛びついた。
「おいおい…ほつれるぞ?」
「だって〜…可愛いんだもん。」
「ん?結構傷んできてんじゃねえか…。」
「そうなんだよね…。治したいんだけど私お裁縫出来なくて…。」
「…貸してみ。」
「え?」
「いいから。裁縫セットあるか?」
「う、うん…。」
「サンキュ。ここをこうして…」
「す、すごい…」
優は慣れた手つきでぬいぐるみの傷んだ部分を縫っていく。
「まあな…陽だまり園にいた時は服とか縫ったり、作ってたりしたからな…。」
「なんか…陽だまり園にいればなんでも出来るようになる気がする…。」
「そうかもな…。ほれ、ぬいぐるみのお医者さんしてやるよ。傷んだやつもってこい。」
「うん!」
「ほれ、こんなもんだろ。」
「わーい!」
ミーシェは直したばかりのクマに飛びつく。
「おい!直したばっかだろ?!」
「いいもーん。またユウに直してもらうし。」
「あのなぁ…。」
「えへへ…よしっ!スマブラで勝負じゃ!」
「お、おう!」
「ユウ〜…弱い〜…。」
「うるせ!」
「はあ…なんか…飽きちゃった…」
ミーシェはぐてーとベッドに横になる。
「くそ!だいたいこういうゲームは慣れだろ?!経験を積んでるお前の方が有利に決まって…ん?ミーシェ?」
「すぅ…すぅ…」
「寝た…のか?…たく…ちゃんと布団かけなきゃ風邪ひく…ん?これは…メモ帳か?」
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そこにはクラスメイト全員の名前、誕生日、趣味が書かれていた。
「ミーシェ…。はあ…まさか全員の趣味とか記憶してたのって…。たく…こういうことを勉強に回せよ…。ま、そんな所に惚れたんだけどな…。…ん!?」
優はミーシェの体に視線を移す。
(あ…やばい…あれだ…その…
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コメント
かつあん
マシュマロ初登場ですねぇー。
何が見えそうなのかな?()
たくあん
何が見えそうなんでしょうねぇ(ゲス顔)