覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
74話 力の正体
74話
「この世界を作った!?お前今何歳なんだ?」
「...そこを触れるか?もっとこう別の質問があるじゃろ」
「本当に私達の世界を作った神様なんですか?」
「そうじゃと言っておる」
「魔法を作りだしたのも悪魔を作りだしたのも私達を作りだしたのもあなたなんですか...?」
「いや、あくまでワシが作りだしたものはこの世界と最初の種だけじゃ。そこから生命は進化を魔法を使いだしたり悪魔のように独自の進化をした種族もおる」
タリアは何かを言いたそうにしていたが言葉が見つからないようだ。
「その...ありがとうございます!」
「なに感謝されるようなことはしておらん。本当はわしもミラのように手助けをしてやりたいんだがの」
「気持ちだけで十分だ。お前もミラみたいに突然の別れがきたら悲しいからな」
「お主も案外優しいところがあるの」
「俺の魔法で出会う女神がころころ変わるのが嫌なだけだよ」
「恥ずかしがりやじゃの。
ところでお主のその魔法はどこで手に入れたのじゃ」
俺の魔法に関しては自分自身でも疑問が多い。
知らぬ間に手に魔法陣ができており俺達がやってきた魔法陣を取り込んだとこまでは説明ができるが...迷っても仕方ない。
俺はこれまでの経緯を女神に伝えた。
「ふむ、お主あの図書館の地下で何か見なかったかの?」
「何かって本しか見てないが?領域外のなんとかって書かれた本を」
「それはこれではないか?」
ロリ女神は一冊の本を手に持っていた。
......それだ。その本だ。前にもう一度図書館の地下に行ったが行方不明になってしまった本だ。
「なんでお前がそれを?」
「これはワシの本じゃ。この世界には前からよく遊びに来ておったのじゃ。あの図書館の地下を通じてな。
まぁ、ワシがこの世界を作った者だから出来ることじゃがな」
「アーリエさんがたまに地下で物音がするって言ってたのはお前のことだったのか」
「ワシじゃな。前に一度、物音をたてただけで悲鳴が聞こえたの」
今度アーリエさんに会ったら無害だと説明してあげよう。それよりもだ。
「話は戻るがこの能力はお前のものなのか?ミラは知らなかったようだが」
「元ワシのものじゃ。この世界を作る時に使っておった魔法じゃ。今初めて世界を作っておるミラには分からなかったのじゃろう」
「お前の能力なのは分かったけどどうして俺にその能力がついたんだ?」
「うーーん、お主異世界召喚される時に逃げ出さなかったか?その時、不完全な召喚のされ方をされたんじゃないかの」
「確か、逃げ出したな。光に包まれたのも体全てでは無かったかもしれん」
「間違いなくそれじゃな。そのせいでこの世界にとっては領域外の者として捉えられたのだろうな。
そのおかげでこの世界の魔法は覚えられない代わりに別の魔法を取り込むことができたのじゃろうな」
「そうだったのか。しかし、幸運なのか不幸なのか分からんな」
「幸運じゃろう。その能力のおかげで女神とも知り合いになれたし仲間も増えたんじゃろう」
「お前も仲間とか人を繋がりを大事にするんだな」
「当たり前じゃ。孤独はつまらんからの」
続く
「この世界を作った!?お前今何歳なんだ?」
「...そこを触れるか?もっとこう別の質問があるじゃろ」
「本当に私達の世界を作った神様なんですか?」
「そうじゃと言っておる」
「魔法を作りだしたのも悪魔を作りだしたのも私達を作りだしたのもあなたなんですか...?」
「いや、あくまでワシが作りだしたものはこの世界と最初の種だけじゃ。そこから生命は進化を魔法を使いだしたり悪魔のように独自の進化をした種族もおる」
タリアは何かを言いたそうにしていたが言葉が見つからないようだ。
「その...ありがとうございます!」
「なに感謝されるようなことはしておらん。本当はわしもミラのように手助けをしてやりたいんだがの」
「気持ちだけで十分だ。お前もミラみたいに突然の別れがきたら悲しいからな」
「お主も案外優しいところがあるの」
「俺の魔法で出会う女神がころころ変わるのが嫌なだけだよ」
「恥ずかしがりやじゃの。
ところでお主のその魔法はどこで手に入れたのじゃ」
俺の魔法に関しては自分自身でも疑問が多い。
知らぬ間に手に魔法陣ができており俺達がやってきた魔法陣を取り込んだとこまでは説明ができるが...迷っても仕方ない。
俺はこれまでの経緯を女神に伝えた。
「ふむ、お主あの図書館の地下で何か見なかったかの?」
「何かって本しか見てないが?領域外のなんとかって書かれた本を」
「それはこれではないか?」
ロリ女神は一冊の本を手に持っていた。
......それだ。その本だ。前にもう一度図書館の地下に行ったが行方不明になってしまった本だ。
「なんでお前がそれを?」
「これはワシの本じゃ。この世界には前からよく遊びに来ておったのじゃ。あの図書館の地下を通じてな。
まぁ、ワシがこの世界を作った者だから出来ることじゃがな」
「アーリエさんがたまに地下で物音がするって言ってたのはお前のことだったのか」
「ワシじゃな。前に一度、物音をたてただけで悲鳴が聞こえたの」
今度アーリエさんに会ったら無害だと説明してあげよう。それよりもだ。
「話は戻るがこの能力はお前のものなのか?ミラは知らなかったようだが」
「元ワシのものじゃ。この世界を作る時に使っておった魔法じゃ。今初めて世界を作っておるミラには分からなかったのじゃろう」
「お前の能力なのは分かったけどどうして俺にその能力がついたんだ?」
「うーーん、お主異世界召喚される時に逃げ出さなかったか?その時、不完全な召喚のされ方をされたんじゃないかの」
「確か、逃げ出したな。光に包まれたのも体全てでは無かったかもしれん」
「間違いなくそれじゃな。そのせいでこの世界にとっては領域外の者として捉えられたのだろうな。
そのおかげでこの世界の魔法は覚えられない代わりに別の魔法を取り込むことができたのじゃろうな」
「そうだったのか。しかし、幸運なのか不幸なのか分からんな」
「幸運じゃろう。その能力のおかげで女神とも知り合いになれたし仲間も増えたんじゃろう」
「お前も仲間とか人を繋がりを大事にするんだな」
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