覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
69話 目的地の探し人
69話
「夢ちゃんはここがどこだか分かる?」
「分からない」
「そっか、じゃあ一緒に出口を見つけよう!」
夢ちゃんはコクリと頷いた。その後、私と夢ちゃんは上へと繋がる通路を優先的に選んで上へと進んでいった。
「少し休もっか」
「うん」
二人で休もうとしたその時、地面が激しく揺れ始めた。
「なに!?」
バゴンッ
地面が捲れ上がり一体のモンスターが出てきた。
「下がって宮田さん!」
夢ちゃんは率先して前に出て背中に担いでいた剣を構えた。私はすかさず夢ちゃんに攻撃力アップと防御力アップをかけた。
「気をつけて夢ちゃん」
夢ちゃんは剣でモンスターを切りつけた。しかし、先ほどのように両断されないそれほどモンスターは巨大で頑丈だった。二人はどんどん追い詰められていった。ボロボロになった二人はなすすべなく膝をついた。
「ごめん一夜くん、せっかく助けてもらったのに」
死を覚悟したその時だった。2つの浮遊する剣がモンスターを両断した。
「大丈夫かい?お嬢さん方」
声をかけてきたのはこの世界には合わなそうな格好と見た目をしたおじさんだった。
「どうしたこちらをじっと見て?....って君たちは転移者か?」
そのおじさんの格好とは元いた世界の服とよく似ていたり見た目も日本人だった。
「そうです。あの、あなた一体.....」
「そうかそうか、あっちの世界の奴に会うのは久しぶりでな。俺の名前は戸村健二だ。よろしくな」
「あの、ありがとうございました。おかげで命を救われました」
「ああ、全然いいが君達は神器を持っていないのか?」
「神器?」
「?女神から貰わなかったか?」
「女神?」
「女神と合わずにこっちに来たのか?」
私はどのようにこの世界に来てどのような体験をしたのか詳しく説明した。
「そうか、そういうルートもあるのか」
「あの女神とはなんですか?」
「あ、いや、気にしないでくれ。それよりそっちの子は大丈夫か?さっきからプルプル震えているが」
「師匠ーーー」
「「え?」」
「師匠と呼ばせてください。あれほどの敵を一撃で仕留めるなんてどんな技を使ったのですか??なんですかその武器は?私にも出来るのでしょうか?」
「あのなんだいこの子は?」
「すいません、この子感情が高ぶると制御できなくなっちゃうんです」
「弟子とか募集してないんですか?私だったら何でもしますどうか師匠の技を教えてください」
「年頃の子が何でもしますとか言っちゃダメだぞ。弟子になるのは構わん!」
「いいんですか!?」
「ちょっと、戸村さんそんな簡単に決めないでください。私たちまだここがどこかも分からないんです」
「ここは、ステホールという町にあるダンジョンだ。弟子についてだがどのみち君達を安全な場所に届けようとしていたからなその間までならいいぞ」
「そんな..いいんですか?私達、出会ったばかりなのにそこまで親切にしてもらって」
「気にするな、同じ世界のよしみだし俺にも君達くらいの子供がいてな、ほっとけないんだよ」
「そうなんですね、お子さんがいらっしゃったんですね」
「まぁ、長いこと会ってないけどな。タリアって言ってなここから遠くの村に住んでいるんだ」
「会いたくなりませんか?」
「会いたいさ、けどあの子は戦いに巻き込みたくない。今の俺は倒さないといけない敵がいてな」
「敵ですか?」
「ああ、ルシファーって奴なんだけどな」
続く
「夢ちゃんはここがどこだか分かる?」
「分からない」
「そっか、じゃあ一緒に出口を見つけよう!」
夢ちゃんはコクリと頷いた。その後、私と夢ちゃんは上へと繋がる通路を優先的に選んで上へと進んでいった。
「少し休もっか」
「うん」
二人で休もうとしたその時、地面が激しく揺れ始めた。
「なに!?」
バゴンッ
地面が捲れ上がり一体のモンスターが出てきた。
「下がって宮田さん!」
夢ちゃんは率先して前に出て背中に担いでいた剣を構えた。私はすかさず夢ちゃんに攻撃力アップと防御力アップをかけた。
「気をつけて夢ちゃん」
夢ちゃんは剣でモンスターを切りつけた。しかし、先ほどのように両断されないそれほどモンスターは巨大で頑丈だった。二人はどんどん追い詰められていった。ボロボロになった二人はなすすべなく膝をついた。
「ごめん一夜くん、せっかく助けてもらったのに」
死を覚悟したその時だった。2つの浮遊する剣がモンスターを両断した。
「大丈夫かい?お嬢さん方」
声をかけてきたのはこの世界には合わなそうな格好と見た目をしたおじさんだった。
「どうしたこちらをじっと見て?....って君たちは転移者か?」
そのおじさんの格好とは元いた世界の服とよく似ていたり見た目も日本人だった。
「そうです。あの、あなた一体.....」
「そうかそうか、あっちの世界の奴に会うのは久しぶりでな。俺の名前は戸村健二だ。よろしくな」
「あの、ありがとうございました。おかげで命を救われました」
「ああ、全然いいが君達は神器を持っていないのか?」
「神器?」
「?女神から貰わなかったか?」
「女神?」
「女神と合わずにこっちに来たのか?」
私はどのようにこの世界に来てどのような体験をしたのか詳しく説明した。
「そうか、そういうルートもあるのか」
「あの女神とはなんですか?」
「あ、いや、気にしないでくれ。それよりそっちの子は大丈夫か?さっきからプルプル震えているが」
「師匠ーーー」
「「え?」」
「師匠と呼ばせてください。あれほどの敵を一撃で仕留めるなんてどんな技を使ったのですか??なんですかその武器は?私にも出来るのでしょうか?」
「あのなんだいこの子は?」
「すいません、この子感情が高ぶると制御できなくなっちゃうんです」
「弟子とか募集してないんですか?私だったら何でもしますどうか師匠の技を教えてください」
「年頃の子が何でもしますとか言っちゃダメだぞ。弟子になるのは構わん!」
「いいんですか!?」
「ちょっと、戸村さんそんな簡単に決めないでください。私たちまだここがどこかも分からないんです」
「ここは、ステホールという町にあるダンジョンだ。弟子についてだがどのみち君達を安全な場所に届けようとしていたからなその間までならいいぞ」
「そんな..いいんですか?私達、出会ったばかりなのにそこまで親切にしてもらって」
「気にするな、同じ世界のよしみだし俺にも君達くらいの子供がいてな、ほっとけないんだよ」
「そうなんですね、お子さんがいらっしゃったんですね」
「まぁ、長いこと会ってないけどな。タリアって言ってなここから遠くの村に住んでいるんだ」
「会いたくなりませんか?」
「会いたいさ、けどあの子は戦いに巻き込みたくない。今の俺は倒さないといけない敵がいてな」
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