覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
42話 いざ王国へ
42話
俺とタリアとナノは村で天女として称えられていた桜田に出会った。
「何があったんだよ桜田」
俺が桜田に話しかけると村人達が俺に視線を向けた。
「天女様は桜田様とおっしゃるのですね。有難や、有難や」
「なぁ、爺さんこいつが何かしたのか?」
「この方は村を救ってくださったのだ」
話しをまとめるとこの村の近くに最近強悪なモンスターが住み着いてしまい夜も寝られなかったらしい。その時、桜田がこの村に来てそのモンスターを倒したそうだ。そして今そのモンスターを調理して宴会をしてるのだそうだ。
「お料理いっぱいなのー」
「どうぞ、どうぞ、天女様の知り合いでしたらあなた方も食べてくだされ」
「やったーなの」
「すいません、ありがとうございます」
お腹が空いていた俺たちは遠慮なく食べ始めた。
「桜田はもう食べないのか?」
「うん、私はもう食べ過ぎてもう入らない」
桜田が少食だということは前々から知っている。学校の昼飯の時はスムージーを飲んだり食べてもフルーツばかり食べていた。そう考えると彼女はこの世界で一番相性の悪い固有職を持っているのかもしれない。
タジールから聞いた情報によると彼女の職は捕食の支配者というもので能力を持った生物の一部を摂取することによってその生物の能力が使えるようになるらしい。つまり、コピー能力というわけだ。
「一夜くんは仲間がいて楽しそうだね」
「まぁ、楽しいことばかりじゃないけどな」
「なんか一夜くん前より明るくなったよね」
「そうか?」
「うん、あっちの世界の時は話しかけづらそうな感じだったけど今は普通の友達って感じ」
俺と桜田が話しているとナノが俺の膝の上に乗って寝始めた。無理もないだろ今日一日だけでもいろんなことがあり過ぎた。
「...........一夜くん、そんなちっちゃい子いくら可愛いからって誘拐したんじゃ.....」
「普通の友達だから信じてくれ、断じて誘拐してきたわけじゃない」
その後、夜になり俺たちは村に泊めてもらうことになった。
翌日
「おはようございます。やっぱり、村で寝ると自分の村を思い出しますね」
「おはなのー」
目が覚めた俺たちは荷造りをして村を出る準備をした。同時期に桜田も荷造りをしていた。
「桜田はこれからどこに行くんだ?」
「私は、タリーエ王国に戻ってこの村の被害を報告しに行くよ」
「王国!?でもここから何キロもあるだろ!?」
「私、一応高速で飛べるからここから1日半もあれば王国に着くんだよね。元々、王国からこの国の警備ということで飛び回っていたんだけどね」
この桜田の返答に俺はあることを思い出した。
「桜田、俺たちも付いて行くから案内してもらえるか?」
「えっ!無理だよ。私自身は飛べるけど人を運ぶなんて無理だよ」
「そのことなら問題ない。こっちには最強の飛行生物がいるからな」
続く
俺とタリアとナノは村で天女として称えられていた桜田に出会った。
「何があったんだよ桜田」
俺が桜田に話しかけると村人達が俺に視線を向けた。
「天女様は桜田様とおっしゃるのですね。有難や、有難や」
「なぁ、爺さんこいつが何かしたのか?」
「この方は村を救ってくださったのだ」
話しをまとめるとこの村の近くに最近強悪なモンスターが住み着いてしまい夜も寝られなかったらしい。その時、桜田がこの村に来てそのモンスターを倒したそうだ。そして今そのモンスターを調理して宴会をしてるのだそうだ。
「お料理いっぱいなのー」
「どうぞ、どうぞ、天女様の知り合いでしたらあなた方も食べてくだされ」
「やったーなの」
「すいません、ありがとうございます」
お腹が空いていた俺たちは遠慮なく食べ始めた。
「桜田はもう食べないのか?」
「うん、私はもう食べ過ぎてもう入らない」
桜田が少食だということは前々から知っている。学校の昼飯の時はスムージーを飲んだり食べてもフルーツばかり食べていた。そう考えると彼女はこの世界で一番相性の悪い固有職を持っているのかもしれない。
タジールから聞いた情報によると彼女の職は捕食の支配者というもので能力を持った生物の一部を摂取することによってその生物の能力が使えるようになるらしい。つまり、コピー能力というわけだ。
「一夜くんは仲間がいて楽しそうだね」
「まぁ、楽しいことばかりじゃないけどな」
「なんか一夜くん前より明るくなったよね」
「そうか?」
「うん、あっちの世界の時は話しかけづらそうな感じだったけど今は普通の友達って感じ」
俺と桜田が話しているとナノが俺の膝の上に乗って寝始めた。無理もないだろ今日一日だけでもいろんなことがあり過ぎた。
「...........一夜くん、そんなちっちゃい子いくら可愛いからって誘拐したんじゃ.....」
「普通の友達だから信じてくれ、断じて誘拐してきたわけじゃない」
その後、夜になり俺たちは村に泊めてもらうことになった。
翌日
「おはようございます。やっぱり、村で寝ると自分の村を思い出しますね」
「おはなのー」
目が覚めた俺たちは荷造りをして村を出る準備をした。同時期に桜田も荷造りをしていた。
「桜田はこれからどこに行くんだ?」
「私は、タリーエ王国に戻ってこの村の被害を報告しに行くよ」
「王国!?でもここから何キロもあるだろ!?」
「私、一応高速で飛べるからここから1日半もあれば王国に着くんだよね。元々、王国からこの国の警備ということで飛び回っていたんだけどね」
この桜田の返答に俺はあることを思い出した。
「桜田、俺たちも付いて行くから案内してもらえるか?」
「えっ!無理だよ。私自身は飛べるけど人を運ぶなんて無理だよ」
「そのことなら問題ない。こっちには最強の飛行生物がいるからな」
続く
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