覚えた魔法は異世界召喚魔法!?
38話 脅威
38話
今だに悪魔の顔色は変わったまま地面に横になっていた。
「おい、どういうことだアルベイト。悪魔は強いから戦力を集めるという話だったが」
「我に聞くな。まさか、悪魔との初戦闘の時ラスボス級の奴と戦っていたとは」
状況が分からないタリアは何を話しているか分からなかった。
「あの、鏡さん私はどちらの味方につけばいいのですか?あっちの悪魔の方が可愛そうなのであちらにつけばいいですか」
「待てタリア、早まるな」
タリアは困り始めていた。内田はそれを感じてか気を使った。
「とりあえず鏡もアルベイト様もこの子に状況を話した方がいいんじゃないですか」
俺は、自分が知ったことと今の状況をタリアに詳しく話した。
「なるほど!分かりました。つまり、アルベイトさん達は悪魔に備えて戦力を用意していたのにその悪魔があまり強くなかったのですね」
「簡単に言うとそんな感じだな」
この会話を聞いていたヴァッサゴは黙っていなかった。
「てめーら、そうしてられるのも今のうちだけだぞ。ルシファー様とベリアル様はもうじき蘇る!」
悪魔は不気味な笑顔でそう言った。
「だそうですよアルベイト様。どうされます?」
「我と内田がいれば問題なかろう。所詮倒した相手だ」
「アルベイト様!最終兵器である私を忘れていますよ」
アルベイトはそっとナーラを見て話しを続けた。
「しかし、どこで蘇るかが分からん。もし、街近くだとしたら多くの者が犠牲になるだろう」
アルベイトは再度ナーラを見た。ナーラは自身満々に立っていた。
「出番だぞ、最終兵器」
「この命に変えても察知してみせます」
その時、ヴァッサゴは笑い始めた。
「お前ら馬鹿だろ。察知の能力を持ってる奴はこっちにもいるんだ。てめーらの近い場所には絶対復活しねーよ」
「アルベイト様、こいつにトドメ刺しちゃっていいですか?」
「よかろう」
トドメを刺そうとした時タリアが止めに入った。
「あの、命を奪わずに済む方法はないんですか?」
「君、悪魔を助けたいの?」
「助けたいとかじゃなくて見た目は人に近いので亡くなるところはあまり見たくないんです」
「君のために言うけどその考えはこれから捨てた方がいい」
内田は一向に殺す考えを変える気は無かった。
「待てよ内田、こいつからまだ聞きだせる情報があるかもしれないぞ」
「鏡お前もか、生かしたとしてどうやって捕らえておくんだ隙をついて逃げるぞ」
「それなら、大丈夫だ。なの!新しいお友達欲しくないか!?」
端っこにいたなのが駆け足で近づいてきた。
「嫌なの。この友達気持ち悪いなの」
あたり前の意見だった。角が生えているわけの分からない奴だ。
「なの、よく聞くんだ。お友達を見た目で判断しちゃダメだ。そのお友達もきっと傷ついているぞ」
「分かったなの」
なのは目の前に小さな魔法陣を出した。俺は、ヴァッサゴの元に言ってこう言った。
「生きるか死ぬかどっちがいい?」
ヴァッサゴは素直に魔法陣に吸い込まれていった。
続く
今だに悪魔の顔色は変わったまま地面に横になっていた。
「おい、どういうことだアルベイト。悪魔は強いから戦力を集めるという話だったが」
「我に聞くな。まさか、悪魔との初戦闘の時ラスボス級の奴と戦っていたとは」
状況が分からないタリアは何を話しているか分からなかった。
「あの、鏡さん私はどちらの味方につけばいいのですか?あっちの悪魔の方が可愛そうなのであちらにつけばいいですか」
「待てタリア、早まるな」
タリアは困り始めていた。内田はそれを感じてか気を使った。
「とりあえず鏡もアルベイト様もこの子に状況を話した方がいいんじゃないですか」
俺は、自分が知ったことと今の状況をタリアに詳しく話した。
「なるほど!分かりました。つまり、アルベイトさん達は悪魔に備えて戦力を用意していたのにその悪魔があまり強くなかったのですね」
「簡単に言うとそんな感じだな」
この会話を聞いていたヴァッサゴは黙っていなかった。
「てめーら、そうしてられるのも今のうちだけだぞ。ルシファー様とベリアル様はもうじき蘇る!」
悪魔は不気味な笑顔でそう言った。
「だそうですよアルベイト様。どうされます?」
「我と内田がいれば問題なかろう。所詮倒した相手だ」
「アルベイト様!最終兵器である私を忘れていますよ」
アルベイトはそっとナーラを見て話しを続けた。
「しかし、どこで蘇るかが分からん。もし、街近くだとしたら多くの者が犠牲になるだろう」
アルベイトは再度ナーラを見た。ナーラは自身満々に立っていた。
「出番だぞ、最終兵器」
「この命に変えても察知してみせます」
その時、ヴァッサゴは笑い始めた。
「お前ら馬鹿だろ。察知の能力を持ってる奴はこっちにもいるんだ。てめーらの近い場所には絶対復活しねーよ」
「アルベイト様、こいつにトドメ刺しちゃっていいですか?」
「よかろう」
トドメを刺そうとした時タリアが止めに入った。
「あの、命を奪わずに済む方法はないんですか?」
「君、悪魔を助けたいの?」
「助けたいとかじゃなくて見た目は人に近いので亡くなるところはあまり見たくないんです」
「君のために言うけどその考えはこれから捨てた方がいい」
内田は一向に殺す考えを変える気は無かった。
「待てよ内田、こいつからまだ聞きだせる情報があるかもしれないぞ」
「鏡お前もか、生かしたとしてどうやって捕らえておくんだ隙をついて逃げるぞ」
「それなら、大丈夫だ。なの!新しいお友達欲しくないか!?」
端っこにいたなのが駆け足で近づいてきた。
「嫌なの。この友達気持ち悪いなの」
あたり前の意見だった。角が生えているわけの分からない奴だ。
「なの、よく聞くんだ。お友達を見た目で判断しちゃダメだ。そのお友達もきっと傷ついているぞ」
「分かったなの」
なのは目の前に小さな魔法陣を出した。俺は、ヴァッサゴの元に言ってこう言った。
「生きるか死ぬかどっちがいい?」
ヴァッサゴは素直に魔法陣に吸い込まれていった。
続く
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