異世界石使いの気まぐれ異世界放浪軌
プロローグ
それは突然の出来事だった。
いつも通りに登校し、教室の自分の席でボーッとしていた。
そろそろ先生が来てHRが始まろうかという時間だった。
今までと変わらない、平凡な日常が今日も始まると思っていた。
しかし、教室の床に謎の模様が現れ突然激しい光を放ち、俺たちを包み込んでいったことで、日常は崩れていくのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気がつくと、辺り一面真っ白な空間で倒れこんでいた。
体を起こすと、150cm位の長い白髭の生えたじいさんが立っていた。
「おぉ、目覚めたか。魂まで消えたのかとヒヤヒヤしておったわい。」
「···どちら様ですか?」
「儂は地球の存在していた世界と、もう一つ、アリユコレンという世界を創り出した者、まぁそちらの言葉を使うなら[神]といったところかな。」
「なるほど。···で?」
「で?と言われても···」
「いや、何で俺が此処にいるかとか何かしら説明が欲しいのですが?」
「おぉ、そうか。すまんすまん。···少し、いや、かなーり言いにくいんじゃがな、···お主、小久保康雄は、死んだのじゃ。んで、ここはまぁ、次元の狭間と言ったところかな。」
··········はい?
「どゆことですか?え?死んだの?」
「いや、な。アリユコレンのほうで、魔王っていうめっちゃ強いやつが、世界征服を企んでて、ちょっとやばくて、地球から若い人にめっちゃ強い能力授けて、何とかしてもらおうと考えて、実行したんじゃがな。」
「(神、語彙力低いな。)それで?」
「お主のクラスをなんとなく選んで、転送しようとしたんじゃがな。」
「(なんとなくかよ。)で、どうなったんですか?」
「いや、お主だけ部屋の端っこでボーッとしてたから、魔方陣の中に体の半分しか入らず、綺麗に真っ二つになったんじゃ。つまりお主が悪い。」
俺なの?!俺が悪いの?!いやいや、
「そもそも転送したのはあなたなんですからあなたが悪いじゃ無いですか?!」
「·········」
···だまったな。
「まぁ、良いですよ。前世に未練はないですし。で、俺これからどうなるんですか?」
「死んだなら普通は記憶リセットして転生してもらうんだが、今回はこちらに非がないはと言えないからな。次の選択肢から選んでくれ。」
1.記憶を無くして地球に転生する
2.記憶を持ったまま地球に転生する
3.記憶を持ったままアリユコレンに転生する
4.記憶を無くしてアリユコレンに転生する
5.完全に消滅し、無となる
5は論外で、1,4は嫌だな。
とすると、2か3か。
んー。悩むなぁ。
まぁ、折角だから、アリユコレンに転生するか。
「3.記憶を持ったままアリユコレンに転生するでお願いします。」
「わかった。それでいいんじゃな。ちなみに、転生する先の国、家系、体、種族などは完全にランダムじゃからな。」
「···まぁ、それはいいんですけど、転生したのは良いけどすぐ死んじゃった。みたいなことは避けたいんですけど、何とかなりません?」
「だったら、アリユコレンの人々が1~3個ずつもっている[スキル]と呼ばれる力のなかでも、超レアなやつを2つ付けてやろう。」
「おぉ、ありがとうございます。で、どんなやつですか?」
「···そこもまぁ、ランダムじゃ。」
そこもかよ?!
「とにかく、別に魔王倒せとは言わんから、スキル利用して悪巧みだけはしようとするんじゃないぞ。」
神がそう言うと、足元に教室で見た模様が浮かび上がり、視界が光に呑まれていった。
いつも通りに登校し、教室の自分の席でボーッとしていた。
そろそろ先生が来てHRが始まろうかという時間だった。
今までと変わらない、平凡な日常が今日も始まると思っていた。
しかし、教室の床に謎の模様が現れ突然激しい光を放ち、俺たちを包み込んでいったことで、日常は崩れていくのだった。
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気がつくと、辺り一面真っ白な空間で倒れこんでいた。
体を起こすと、150cm位の長い白髭の生えたじいさんが立っていた。
「おぉ、目覚めたか。魂まで消えたのかとヒヤヒヤしておったわい。」
「···どちら様ですか?」
「儂は地球の存在していた世界と、もう一つ、アリユコレンという世界を創り出した者、まぁそちらの言葉を使うなら[神]といったところかな。」
「なるほど。···で?」
「で?と言われても···」
「いや、何で俺が此処にいるかとか何かしら説明が欲しいのですが?」
「おぉ、そうか。すまんすまん。···少し、いや、かなーり言いにくいんじゃがな、···お主、小久保康雄は、死んだのじゃ。んで、ここはまぁ、次元の狭間と言ったところかな。」
··········はい?
「どゆことですか?え?死んだの?」
「いや、な。アリユコレンのほうで、魔王っていうめっちゃ強いやつが、世界征服を企んでて、ちょっとやばくて、地球から若い人にめっちゃ強い能力授けて、何とかしてもらおうと考えて、実行したんじゃがな。」
「(神、語彙力低いな。)それで?」
「お主のクラスをなんとなく選んで、転送しようとしたんじゃがな。」
「(なんとなくかよ。)で、どうなったんですか?」
「いや、お主だけ部屋の端っこでボーッとしてたから、魔方陣の中に体の半分しか入らず、綺麗に真っ二つになったんじゃ。つまりお主が悪い。」
俺なの?!俺が悪いの?!いやいや、
「そもそも転送したのはあなたなんですからあなたが悪いじゃ無いですか?!」
「·········」
···だまったな。
「まぁ、良いですよ。前世に未練はないですし。で、俺これからどうなるんですか?」
「死んだなら普通は記憶リセットして転生してもらうんだが、今回はこちらに非がないはと言えないからな。次の選択肢から選んでくれ。」
1.記憶を無くして地球に転生する
2.記憶を持ったまま地球に転生する
3.記憶を持ったままアリユコレンに転生する
4.記憶を無くしてアリユコレンに転生する
5.完全に消滅し、無となる
5は論外で、1,4は嫌だな。
とすると、2か3か。
んー。悩むなぁ。
まぁ、折角だから、アリユコレンに転生するか。
「3.記憶を持ったままアリユコレンに転生するでお願いします。」
「わかった。それでいいんじゃな。ちなみに、転生する先の国、家系、体、種族などは完全にランダムじゃからな。」
「···まぁ、それはいいんですけど、転生したのは良いけどすぐ死んじゃった。みたいなことは避けたいんですけど、何とかなりません?」
「だったら、アリユコレンの人々が1~3個ずつもっている[スキル]と呼ばれる力のなかでも、超レアなやつを2つ付けてやろう。」
「おぉ、ありがとうございます。で、どんなやつですか?」
「···そこもまぁ、ランダムじゃ。」
そこもかよ?!
「とにかく、別に魔王倒せとは言わんから、スキル利用して悪巧みだけはしようとするんじゃないぞ。」
神がそう言うと、足元に教室で見た模様が浮かび上がり、視界が光に呑まれていった。
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