クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
491話 あと少しで
俺たちは、話し合いが終わったあと、色々と必要な書類を書いてそれから各自用意された部屋へ案内され今は休憩中だ。
俺は、よほど緊張していたのか部屋に入り1人になったところでソファーに座り込んだ途端力が抜けていくのを感じる。
「ははっ、こんなに緊張したのなんていつぶりだろう。」
あ、あれか。
シェレールに告白した時もこんな感じだったな。
「………もう少しで終わるんだな。………もう少しでシェレールに会える。クロムやレーネ、他のみんなにも会えるんだ。」
そう思ってくると本当に嬉しい。
早く帰りたい。
でも、まだ気を抜けないよな。
戦争が終わったことでどんな感情を抱くのか周りの反応が分からないんだから。
ちゃんと最後の最後まで気を抜かずにいかないと。
そんなことを考えていると部屋のドアからノックする音が聞こえた。
俺は、少し気を引き締めて立ち上がりドアを開ける。
そこに立っていたのはミラとガルド様だった。
「竜斗、今いいですか?」
「あ、はい、どうぞ。」
俺は、とりあえず部屋の中へと2人を招き入れた。
2人をソファーに座らせてから俺は、お茶の準備をする。
「あっ、竜斗、私も手伝いますよ。」
「いいよ、すぐ出来るし。待ってて。」
俺は、素早くお茶の準備をして2人に出す。ついでにお茶菓子も。
「ありがとうございます、竜斗。」
「ありがとう、竜斗。」
「お口に合えばいいんですけどね。」
「大丈夫ですよ。竜斗の入れてくれたお茶は本当に美味しいですよ。お父様も味わってみください。」
「ほう、それは楽しみだ。」
ガルド様は、ミラの言葉を聞いてお茶を1口飲む。
「ふむ、確かにこれは美味い。味が深いというのが正しい表現だな。」
「ありがとうございます、そこまで評価してくださり。」
「これほどのお茶を淹れることが出来るのだからもう少し誇ってもいいと思うぞ?」
「いえ、俺よりも美味しく淹れる人はいますので。」
「シェレールのことですよね。確かにシェレールも美味しいです。」
「ほう、これよりも美味いとはすごいな。」
「まぁ、竜斗もそれに負けず劣らずですが。」
「と、そろそろ本題に入ることにするか。」
話が一区切り着いたところでガルド様が本題を入った。
するとガルド様とミラは、少し姿勢を但し、頭を下げて来た。
「え?ええっ!?きゅ、急にどうしたんですか!?」
俺は、急に頭を下げられ驚きの声を上げる。
「竜斗には本当に感謝してる。まさか、ここまで上手くいくとは思わなかった。」
「いえ、これもガルド様が俺の提案を受け入れてくれたからですよ。俺の出来たことなんてほんの少しだけなんですから。」
「竜斗、あんまり謙遜のし過ぎは良くないと思いますよ。」
「いや、謙遜なんかじゃなくて事実なんだけど。」
「なら、もう少し自分を褒めてあげてください。竜斗は、私たちを何度も助けてくださったのですから。」
何故だろうか。
褒められてるのにミラは少し頬を膨らませて怒っている。
俺って今、怒られてるの?それとも褒められてるの?
「まぁ、ミラ、その辺で止めてやれ。竜斗が混乱しているぞ。」
「え、あ、す、すいませんでした。」
「あ、いや、えっと……はい。」
俺は、なんと答えていいのか分からずとりあえず頷いておいた。
「それで竜斗にはなにかお礼をしたいと考えている。」
「いえ、お礼なんて………」
「必要ない、というのが竜斗でしょ?知ってますよ。知った上でちゃんと言っています。私たちは竜斗にお礼をしたいです!」
ミラは、いつにも増して真剣そうにそう言った。
「いや、でも………」
「………だって、竜斗、あと少しで帰ってしまうんですよね?」
だが、次の瞬間、ミラの表情は少し悲しげになりそう言った。
その瞬間、ドンっと部屋のドアが開かれた。
「話、聞かせてもらったわよ。」
「フリルさん!?それに瑠璃さんまで!?」
フリルさんと瑠璃さんが部屋の中を堂々と俺らのところに来ると俺に向かって指さした。
「竜斗、さっきの話し合いで出した竜斗からの提案、今使わせてもらうわ。」
「え?提案って……俺になんでも要求していいやつですか?」
「それよ!」
「おおっ、確かにその手があったな。竜斗、私も使わせてもらうよ。これなら無理な要求じゃないだろ?」
「うっ………確かにそうですが……こんなことに使ってもいいんですか?」
「こんなことなんかじゃないわよ。」
「私たちにとって竜斗には本当に世話になりっぱなしだからな。」
「私もりゅーくんには色々と助けて貰って……それなのになんにもしないなんて嫌だよ。」
「………竜斗、お願いします。」
みんなから頭を下げられてしまう。
「………分かりました。分かりましたので頭を上げてください。」
「ホントですか?」
「ああ、本当だよ。ここまでされていや、いいです。なんて言えるわけないだろ。でも、本当に俺のやった事なんて微々たるものなんですからそこまでこだわらなくてもいいですからね。」
「ああ、わかってる。最低限のものを用意するつもりだ。」
「まっ、でも、その前にみんなへ、今日決まったことを報告ね。多分ここが一番大事だと思うからね。」
「そうだな。ところで竜斗は、いつ帰るつもりなのだ?こっちで帰る方法は用意しておくから帰る時は言ってくれ。」
「分かりました。ありがとうございます、そんなことまでしていただき。」
「こんなことで恩を返させれたのは思えないけどな。」
「ところでなんでフリルさんと瑠璃さんは、ここに来たんですか?」
「あっ、そうだった。ルリが竜斗に話したいことがあるって言ってたからね。」
「瑠璃さんが?」
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