クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
479話 1人は怖い
「………みんな、元気そうだったな。」
あの後、シェレールたちが無事帰宅するのを見届けてみんなの様子もある程度見て帰ってきた。
ナビ、ありがとな。本当に助かった。
(いいえ、大丈夫ですよ。また、見たくなったら言ってください。)
いや、もう当分いいよ。これ以上見たら、帰りたくなっちゃうかもしれないからな。
俺の弱い心を今は出すわけにはいかない。
「すぅー…………ふぅー…………よしっ!」
みんなも頑張ってるんだ。俺だって弱音を吐かずに頑張らなきゃな。
そうと決まれば明日のためにもう寝よう。大事な時に体が動かなかったら俺が来た意味がないからな。
俺は、そう思って部屋の電気を消そうと思った瞬間、ドアから弱々しいノックの音が聞こえた。
電気のスイッチはちょうどドアの横にあったのでその弱々しい音に気づくことができ、すぐにドアを開けた。
「はい、どちら様ですか?」
俺は、そう言って俺を尋ねた人を見る。
「あ、え……えっと………こ、こんな、夜分おそくにごめんね………」
ドアの前にいたのは顔を真っ赤にした瑠璃さんだった。
「瑠璃さんか。どうかしたのか?」
「あ、えっと……わ、私、ここに来たの初めてでしょ?」
瑠璃さんの声はとても小さかったが何とか聞き取れた。
「ん?ああ、そうだな。」
「それでね……えっと………心細い……」
瑠璃さんは、声をさらに小さくさせて何かを言っているが俺にはよく聞こえなかった。
「ん?何?」
「……………っ!心細いから今日、一緒に寝てくれないかな?」
俺が瑠璃さんの声が聞こえずもう一度尋ねてみると瑠璃さんは、顔をさらに真っ赤にさせて大きな声でそう言った。
「あ、えっと………わ……私……慣れない土地で1人になるのはすっごく怖くて………だから、前の星でもすごく苦労してフリルさんが見つけてくれるまでずっと夜は1人で泣いてて………」
瑠璃さんは、小さな声で俺になにか言い訳をしようと言い繕う。
「…………ははっ」
「っ!わ、笑わないでよ!」
「いや、ごめん。何を真っ赤にして言うかと思えばそんなことか。」
「そ、そんなことって……私これで結構苦労してるんだよ。」
「ああ、悪かった。そうだったな。笑ってごめん。」
「う、うん……それでお願いがあるんだけど…………」
「一緒に寝て欲しい?」
「っ!…………うん………」
瑠璃さんは、今さっきと同様、聞き取れない声でそう言ったが今度は頷くという行動を起こしてくれたのでなんと言ったかは理解出来た。
「でも、男の俺でいいのか?ミラなら一緒に寝てくれると思うぞ。」
「ま、まだ、そんなに仲良くなってないから気まずくて………」
「そうか?俺には結構仲がいいんだなって思ったんだけど?」
「ま、まぁ、私にしては一日でこんなに仲良くなるなんてすごいけど……多分ミラさんにだいぶ気を使わせてると思うから……」
「そっか。まぁ、人には人の考えがあるよな。俺でよかったら別に構わないよ。ほら、廊下じゃ冷えるだろ。中に入って。」
「うん、ありがとう。」
俺は、瑠璃さんを部屋へと招き入れてまずは、お茶を淹れてあげる。
「はい、お茶。」
「あ、ありがとう。」
瑠璃さんは、俺が淹れたお茶をゆっくりと飲む。
「ふぅ〜……美味しい。」
「そりゃ、良かった。これは俺がよく飲んでいるお茶なんだ。」
俺が今、淹れたお茶は、シェレールさんと初めて飲んだお茶で、今でもよく飲んでいる。
俺にとって思い出の深いお茶だ。
「あ、瑠璃さんがベットを使っていいから。」
「え!?だ、ダメだよ!私がベットを使ったらりゅーくんどうするの!?」
「俺は、床で寝るよ。慣れてるし。」
「なんでそんなことに慣れてるのか不思議だけど……りゅーくんがベットを使って。」
「いや、さすがに女の子を床で寝かせれるわけないだろ。俺をどんなド畜生と思ってるんだよ。」
「で、でも………そ、それじゃ!い、一緒…………は?」
「…………さすがにそれは………なぁ。」
「………嫌?」
「嫌ってことないけど…………」
俺だって男だ。恋人でもない女の子と寝るなんて普通はしない。もし、してしまったら暴走してしまってもおかしくない。
「…………私なら構わないから………」
「…………あ〜っ!やっぱりダメだ!え〜っと、確かここに…………あっ、あった。」
俺は、アイテムボックスからあるものを取りだした。
「りゅーくん、それって………布団?」
「俺がこの布団で寝る。それ以上はなんと言われても無理だ。」
「…………分かった。じゃあ、それで。」
「ありがとう。それじゃ、明日に響いたらミラたちに悪いからもう寝るよ。」
「うん。」
俺は、布団を敷いて電気を消した。
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コメント
貴島黒
結構長く続けてらっしゃいますが、今のところ完結の予定はありますでしょうか?