クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

447話 関係

 夕食を食べ終わり満腹状態になったところでフリルさんの部屋へと一旦戻る。
「それじゃ、ルリと竜斗くんの関係を教えてもらえるかしら?約束してたわよね?」
「あ、はい、そうでしたね。と、言っても俺からはあまり話すことがないので瑠璃さん、お願いね。」
「あ、うん、分かった。えっと、私とりゅーくんの関係は……昔の友人といったところです。」
「うん、それは聞いたよ。いつ頃から知り合っていたのかな?」
「生まれてからずっとです。私とりゅーくんは、物心つく前から家で一緒に暮らしていたんです。りゅーくんの親がちょっとした理由で私の家にりゅーくんを預けていたんです。」
「どんな理由なんだい?」
「すいません。お母さんがそれだけは教えてくれなくて知らないんです。」
 それだけを教えてくれないと言うときっとそこまでいい理由ではないんだろうな。
「ふぅん。それで、その後は二人でよく遊んだりして仲良くなったってこと?」
「はい、そうです。正直、私の人生の中であの時期が1番幸せでした。」
 瑠璃さんは、俺を意識しつつ頬を赤く染めてそう呟いた。
「そうだろうねぇ、ルリの話してる表情、すごく楽しそうな笑顔だったからね。」
「えへへ……」
「フリルさんは、俺たちの関係が知れたのでもういいですか?」
「ん?ああ、私の方はもういいわよ。」
「それじゃあ、瑠璃さん、俺から質問いいかな?」
「ん?なになに?」
「っと、その前に………」
 俺は、瑠璃さんに近づき耳元で囁くように質問する。
「りゅーくん!?か、顔が近っ………」
 瑠璃さんは、顔を真っ赤に染めていたがこれだけは確かめておかないとと思ったので気にせず質問することにした。
「瑠璃さんが異世界人ってこと、フリルさんは知ってるの?」
「ふぇ?あ、は、はい、知ってますよ。私の生活を助けて貰っているのであまり隠し事はないようにしているのでちゃんと話しました。」
「それじゃ、きっと俺のことも異世界人ってことは分かっただろうな。」
「はっ、確かにそうですね。ごめんなさい、勝手に話してしまって。」
「いや、俺からも話して欲しいって頼んだんだから別に構わないよ。俺が異世界人だと知られて困ることなんてあまりないし。」
「そ、そう?なら、良かった。」
 俺たちがそう話していると隣からすごい視線を感じた。
「もうっ!なに、2人で話し込んでるのよ!私を除け者にしないで!」
「あ、すいません。ちょっと聞いておきたいことがありまして。それじゃ、瑠璃さん、改めて質問するよ。」
「う、うん、何?」
「元々俺と瑠璃さんは、歳は同じだったはずだよね。」
「うん、そうだね。りゅーくんの方が少し誕生日が早いからちょっとだけお兄さんだけどね。」
「………なら、なんで今、瑠璃さんは、俺よりも歳が上なんだ?今さっき、瑠璃さん、大学生って言ってたよね?俺は、まだ高校生で歳も17だ。」
「あ……確かに言われてみればそうかも。私の年齢は今、20歳。3歳も差ができてる。」
「俺がこっちに来たのは約1年前。瑠璃さんは?」
「私は半年くらい前かな。」
 ってことは、半年俺の方が早くこの世界に来ているのか。
 こっちの半年が元々の俺たちの世界の3年なのだろうか。
「あっちの世界とこの世界の時間の流れが違うのか。」
「う、うん、そうみたいだね。…………ねぇ、りゅーくんってもしかして東京の方の学校で生活してきたのかな?」
「ん?うん、そうだけど……どうかした?」
「結構前にこんなニュースがあったの。1クラス分の高校生が行方不明。まるで神隠しのようだ、っていうニュースが。」
「ああ、確かにそうだよな。俺たちは、あっちの世界では忽然と消えたようになってるんだもんな。」
 時間の流れが違うとなると今、もし、あっちの世界に帰ったとしてもいつの時代になってるんだろうな。この世界の半年があっちの世界の3年間だから俺たちが異世界転移してから6年は過ぎたことになるんだろうな。
「……………話についていけてないんですけど……」
 と、少し考え事をしているとフリルさんが不機嫌そうな表情で俺たちを見た。
「もうっ!私にも分かるように詳しく説明して!」
 その後、俺と瑠璃さんでフリルさんに今の件を分かりやすく詳しく説明した。

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