クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

434話 食料保管庫

 ミラたちが街の人たちの無事を確認している間に俺は、グルーズさんと一緒に食料保管庫へと向かっていた。
「今、食料ってどれくらい残っているんですか?」
「私たちは、もともと多く食料を蓄えていたからまだ結構ある。」
「そうなんですか。でも、食料は多いことに越したことありませんよね。」
「ああ、本当に助かる。正直街のみんなには食料が少ないといって少しの食事しかとらせていないのだ。だから、みんな満足はしてないだろう。」
「はい、その点は分かっています。今さっき、数名ではありますが街の人たちを見ましたがみんな、頬が少し痩けていましたからね。」
「よく見てるんだな。」
 そんなことを話しているとグルーズさんが扉の前で止まった。
「ここが食料保管庫だ。」
「わざわざ案内していただいてありがとうございます。」
 グルーズさんが扉を開けてくれて俺を中へと招き入れてくれる。
「適当にそこら辺に置いておいてくれ。この部屋は、結構冷えてるからまぁ、ある程度の期間は持つ。」
 確かにだいぶ寒いな。
 食料保管庫にはこの国で取れていると思われる野菜や色々な動物の肉が置かれてあった。
 俺は、アイテムボックスからまず鮮度を落とさないようにある魔法をかけて置いていく。
 だが、そこで問題が起こった。
「ん〜…………どうしよう………」
「どうかしたのか?」
「恐らく……というか絶対にこの空間だけじゃ入りきりませんよ。」
「そ、そんなに用意してくれたのか!?そりゃありがたいが………どうしたものか……」
 俺とグルーズさんは、腕を組んで首を傾げる。
「あのここを少しいじってもいいですか?」
「ん?何をするのだ?」
「場所を広げたいと思います。ですので一旦、ここにある野菜やお肉を預かりたいのですが……あっ、ちゃんと必ず返しますので。」
「んー…………まぁ、ミラ様が信頼しているからな。分かった、任せる。」
「ありがとうございます。それでは一旦全ての食料をアイテムボックスに入れます。」
 俺は、そう言ってこの空間にある食料を全てアイテムボックスへとしまった。
「それでは少しいじらせてもらうのでグルーズさんは少し部屋を出ていてください。すぐに終わりますので部屋を出てすぐのところにいててください。」
「ああ、分かったが……何をやるんだ?」
「ちょっとした手品みたいなものです。」
 俺は、魔法のことをまた1から説明するのは少しめんどくさいと思ったので適当にはぐらかすことにした。まぁ、実際目で見てもらった方がいいだろう。
 グルーズさんは、首を傾げながら部屋を出ていった。
 さて、それじゃ作業を始めますかね。
 まぁ、今回は空間魔法をただこの世界と繋げてあの扉からいつでも出入りすることが出来るようにするだけなのでとても簡単だ。
 空間魔法ならいくらでも食料が置けるし今回の空間は時間を全く進まないようにするから腐ることも無いどこらかずっと新鮮なままだ。
 そんな空間を頭の中に置いて魔法を発動した。
 よし、これで空間はできた。あとはこの空間を扉にくっつけていつでも出入りするように…………っと、出来たっと。
「グルーズさん、終わりましたよ。」
「もうか?随分と早かったが何をしたんだ?…………って、なんだこれは!?」
 グルーズさんは、扉を開けて部屋に入ってくるなり目を見開いて驚いた。
「この空間は、時間が経たないので食料が腐ることはありませんのでいつでも置いてて大丈夫です………って、肝心の食料を置かなきゃですね。」
 俺は、そう言ってまずは今さっきまで前の部屋にあった食料をアイテムボックスから出した。
「これから俺が持ってきた食料を出しますね。」
 俺は、そう言って広い空間内なのでなんの心配もなくアイテムボックスから大量の食料が出した。
「お、おお………こんなに貰っていいのか!?」
「はい、大丈夫です。これでもまだ1部ですね。足りなくなったらいつでも声をかけてください。まだまだありますので。」
「それは本当に助かる。これで少しはましな食事ができるだろう。」
「お役に立てたのなら何よりです。」
「本当にありがとな。本当に助かった。」
「いえいえ、ただ余っていた食料を分けただけですから。」
「ミラ様が信頼しているだけの男ではあるな。さすがだ。…………それではそろそろ戻ろうか。」
「はい、そうですね。」
 俺たちは、それから俺が新しく作った食料保管庫を出て今さっきの場所まで帰った。

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