クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

433話 人々の安心

 俺たちは、門をくぐり街の人たちの様子を見る。
 街の人たちは、俺たちが来たことに最初はビクッと震えていたがミラを見るとおおっと、声を上げる。
「ミラ様だ!」
「無事だったんですね!」
「サラサさんたちも無事みたいですね!」
 街の人たちは、ミラたちの姿を確認して歓喜する。
 ミラたちも街のみんなが元気そうな姿を見て安心したのかその場に崩れてしまった。
「大丈夫か、ミラ?」
 俺は、そんなミラに手を差し伸べてあげる。
「は、はい、ありがとうございます。今までずっと不安だったのでみなさんが無事だと分かって膝が崩れちゃいました。」
 ミラは、そう言って俺の手を握り立ち上がった。
「みなさん、無事そうで何よりです。」
 ミラは、街の人たちに向かってそう言った。
「ミラ様も無事そうで何よりです。」
 すると街のみんなもそんな言葉をかけてくれる。
「私たちの他にも奥に多くの人がいます。顔を合わせてあげてください。きっと喜びます。」
「そうですね。私もみなさんの顔を見たいです。」
 ミラがそう言うと街の人が「こちらです。」と言ってミラを奥に案内していった。
 俺はというとその場に残されてしまった。と言うよりもついて行っていいのか分からず一旦、その場に残ったのだ。サラサたちも行ってしまったから今この場にいるのは俺と今さっき門番をしていたグリーズとガルの3人だ。
「あの、少しよろしいですか?」
 俺がどうしようかと悩んでいると門番の1人、グリーズが話しかけてきた。
「はい、なんですか?」
「あなたは一体誰ですか?」
 その言葉には少し警戒している節が見られる。後ろにいるガルっていう人も自分の持っている武器を握りいつでも攻撃できる体制にしている。
「…………ミラ様が宇宙船で俺たちが住んでいる星にやって来たのでそこで少し援助して……それで成り行きで同行することになったんです。」
 俺は、あまり挑発しないように柔らかい口調で俺がここに来た理由を述べた。
「そうだったのか。ミラ様を救ってもらって感謝する。」
「いえいえ、困っている人がいるのなら助けるのが当然ですから。」
「立派なことだな。私は、サラサと同じ衛兵をやっている者で名前はグリーズと言う。こっちも衛兵をやっている。名前はガルだ。」
 グリーズがそう言うとガルは、武器から手を離し少し頭を動かした。どうやら挨拶をしてくれたらしい。
「悪いな、ガルはあまり自己主張が得意ではないからな。」
「そうなんですか。あっ、それで何か困ったことはありませんか?一応食料はだいぶ持ってきましたが他にも何か困ったことはありませんか?」
「いや、食料を持ってきてもらっただけでありがたい。感謝する。食料保管庫があるから後で連れていくが……どこにその食糧があるんだい?」
「あ、それはですね………」
 俺は、アイテムボックスから食料のひとつを取り出した。
「なんとっ!?何も無いところから食料が!?」
「まだまだありますので遠慮しないで貰ってくださいね。」
 俺は、そう言って今出した食料をアイテムボックスの中にしまった。
「本当にありがたい。それでは早速食料保管庫に案内するぞ。」
「はい、お願いします。」
 それから俺は、グリーズさんに案内されて食料保管庫へと向かった。ガルさんは、一応あの場に一人は残った方がいいということで残ってくれた。

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