クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

431話 発見

 ミラたちを休ませている間に俺は1人で洞窟の奥へと進む。
 1人になったおかげでだいぶ速いスピードで走っていける。正直、ミラたちを休ませた理由に俺がこうやって1人になる理由もあった。
 さすがにミラたちがいる状況でこんなスピードを出したらみんなを置き去りにしちゃうからな。
「っ!………魔力感知に反応があったな。」
 俺は、数十キロ奥の方にこの星の人と思える魔力を見つけた。
「だいぶ奥の方に連れてきたんだな。しかも結構人数がいるな。」
 とりあえずその場所まで行くか。そして、避難先に着いたらミラたちの場所に転移してそのまま全員で避難先まで転移しよう。
「ミラも焦っていたし少し急ぐか。」
 俺は、身体強化を2割から5割まで上げる。
 すると数十キロの移動距離も10分ほどで着いた。
 その場所には松明で光が灯してあり門みたいなものがありその前に門番と思える武器を持った人が2人いた。
「う〜ん………まずはミラたちを連れてくるか。」
 急に俺みたいな怪しいやつが姿を現しても困惑するだろうからな。もしかしたら敵と思われて攻撃されるかもしれない。
 それじゃ、さっさとミラたちを連れてくるかな。
 俺は、転移のスキルを使いミラたちの元へと戻った。
「ちゃんと休めたか?」
 ミラは、俺が転移したことにも気づかずずっと自分の周りをぐるぐると回っていたので俺から直接声を掛けてみた。
「っ!りゅ、竜斗!?いつの間に帰ってきたんですか!?」
「今だよ、今。それよりもミラ、俺は休めと言ったんだが?」
「ちゃ、ちゃんと休んでいましたよ?」
 ミラは、目を逸らしてそんな嘘バレバレなことを言っていた。
「…………………」
「………す、すいません……」
 俺がずっと何も言わずに見ているとミラは、嘘がバレていると分かって謝ってきた。
「休める時にちゃんと休むこと。俺は、ちゃんとそういったつもりだが?」
「……はぃ……」
「反省した?」
「……はぃ……」
「次からはもうしない?」
「……………難しいです……」
「そこは嘘でもいいから入って言えよ!」
「で、ですが、私の嘘、すぐにバレますよね?」
「まぁな。ミラは、嘘をあまりついたことがないだろ。分かりやすいからな。」
「普段から嘘をつこうとは思いませんでしたからね。そういうことが必要ではなかったので。」
「ったく………反省したら次はしないこと。いい?」
「が、頑張ります。」
「よろしい……ってことで、他のみんなは休憩できていそうだからな。早速移動するぞ。ミラは、少し休むか?」
「いいえ、必要ありません。」
「それじゃ、ほら、手を繋いで。」
 俺がそう言うとミラは、ギュッと俺の手を握りサラサたちもそれに続いて握ってきた。
「よし、それじゃ、行くぞ。」
「ん?そういえばどこに………」
 ミラが首を傾げてそんなことを尋ねてきたが答える前に転移してしまった。

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