クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

422話 報告と怒り

「サラサたちの方はどうだった?」
 俺たちは、朝食を食べ終わり昨日の成果を報告していた。
「街があった方に行ったのですがこの星の人たちは全くいませんでした。」
「この星の人たちということは敵はいたのですか?」
「はい、正直竜斗さんの透明化のスキルを使っていなかったらすぐにバレていたでしょう。本当に助かりました。」
 サラサがそう言うと衛兵のみんなで俺に向かって頭を下げてきた。
「い、いや、別にお礼を言われることじゃないって。作業がスムーズにいくようにしただけですよ。」
「それで私たちが助かったのですからお礼を言うのは当たり前です。」
「竜斗、ここはありがたく受けておくのがいいですよ。」
「そうか?なら、わかった。まぁ、みんなが無事で良かったよ。」
「そして、私のお礼も受けて貰えると本当に助かるのですが?」
「ミラのを許すと何度もお礼を言われそうで嫌だ。」
「むぅ〜」
 ミラは、可愛らしく頬をプクッーと膨らませた。
 俺は、そんなミラを見て少し笑った後にサラサたちの方に話を戻した。
「それで一応敵を誰か確保できたらして欲しいって言ったけどどうだった?」
「すいません。そちらは、出来ませんでした。私たちが見たところ、敵は最低でも6人程で固まっていたので1度でそれを気絶させることは出来そうになかったので止めておきました。」
「そっか。それは賢明な判断だな。まっ、ここでの話、俺のところで1人捕まえているからもう大丈夫なんだけどな。」
「「「「「えっ!?」」」」」
 俺がそう言った瞬間、みんなが目を点にさせて俺の方を見た。
「わ、私聞いてませんけど!?いつ、捕らえたのですか!?」
「ミラが寝てる時だよ。ミラが寝た後、この星の人たちとは少し違った魔力を感知したからそっちに行ってみると敵が王様たちの所にいたから一応捕まえておいた。」
 俺がそう言うとミラは、少しプルプルと震えていた。
「そ…………そ………そんな大事なことは早く言ってください!と言うよりも私にもその人と合わせてください!」
 ミラが目をキッと鋭くさせてそう怒鳴ってきた。
 俺は、そんなミラを見たのは初めてだったから少し気圧されてしまい反応に一瞬遅れてしまった。
「………わ、悪い。言うの忘れてた。」
「もうっ!それで今、どこにいるのですか?」
「俺が作った空間の中。」
「それじゃ、そこに行きますよ!」
「い、いやいや、止めておけ!言っておくが俺は、あいつと公平でいたいから拘束はしてないんだ。それに話もついている。」
「……………一体、なんの話しをしたんですか?」
 ミラは、一旦落ち着くために息を吐いてそう尋ねてきた。
「お前たちの親玉に合わせてくれないか?って聞いてみた。」
「直球ですね。それで敵は、どう反応したんですか?」
「聞く耳持たないって感じで話を突っぱねてきて1回戦闘になったんだ。」
「せ、戦闘ですか!?だ、大丈夫だったんですか?」
「ああ、この通り。」
「敵は、何か変な能力を使ってきませんでしたか?例えば急にスピードや力が膨れ上がったりなどですが………」
「ああ、あったぞ。でも、それくらいなら俺でも使える。………けど、あいつ、魔法みたいなことをしたんだけどなにか覚えないか?」
「分かりません。私たちが出会ってきた敵は、今さっき例えたものが全てですから。」
「そうなのか。色々と調べることがあるな。」
「それで他には何か分かったことは無いのですか?」
「他には…………あ、そうそう。あっち側の親玉に会わせてくれないかってずっと頼んでいたら何とか了承を貰った。」
「「「「「「はい?」」」」」」
 またも、みんな、目を点にしてしまった。
「うん、まぁ、正直なんとなく予想してた。」
 俺は、そう言ってあははと笑うとなぜかミラからため息を吐かれてしまった。
「どうして、そう大事なことをすぐに言わないんですか。」
 しかも、目はジト目で声は少し呆れたようだった。
「あはは〜、言うの忘れてたって言っただろ〜。」
「ふふふ〜、そういうことをすぐに言わないからシェレールにいつも怒られるんですよ〜?」
「うぐっ………」
 俺は、何かが体を突き刺すような痛みが走った。
「………すいませんでした。」
 俺は、こういう時はすぐに謝った方がいいと思い頭を下げた。
「次からは気をつけてくださいね。それでどういうことか事細かに1から話してください。」
「ああ、分かった。」
 俺がそう言うとみんな、一旦席に座った。そして、それから俺はミラが寝たあとのことを細かく説明したのだった。

「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く