クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

415話 ミラの看病

「……ん………んん………」
 俺は、重たいまぶたをゆっくりと上げる。
 すると見えてきた景色はとても綺麗な真っ白な天井にシャンデリア。
 とりあえず起き上がろうと俺は、ゆっくりと体を上げようとしたが何かが俺の体の上に乗っている感じがして頭だけを上げて何が乗っているのかを見た。するとそこにはミラの寝顔があった。
「お、おお………」
 俺は、一瞬ドキッとしたがシェレールの鬼の形相が頭をよぎり頭を横にぶんぶんと振って状況を整理しようと意識を失う前に何があったのか思い出す。
「………えっと、確かこの星に来た後にサラサたちと合流して各自何をするのか決めて俺とミラは、2人で王城にやって来て…………ミラのお父さんとお母さんを治癒魔法で治したら疲れすぎて眠ってしまったのか。」
 俺は今、ベットで眠ってあることを考えるとミラがここに連れて来てくれたのだろう。スキルは意識を失ってもスキルを使った本人が解かないと消えないからな。だからきっと俺たちはまだ透明なままだろう。
 顔を横に向けるとそこには水とタオルが用意されてあった。
「………ミラが看病してくれたのか。」
 ミラ自身も俺と一緒にあの場にいたのにこんなにしてくれるなんて………本当に優しい子だ。
 俺は、ミラを風魔法で浮かしてベットから退いてミラを代わりに横にしてあげた。
「ありがとな、わざわざ看病してくれて。」
 俺は、ミラの頭を優しく撫でながらミラを起こさないように小さな声でそう言った。
 さて、俺が意識を失ってから何時間経っんだろう。
 ナビ、聞こえるか?
(はい、聞こえていますよ。)
 ちゃんと違う星でもナビとは話せるんだな。
(もちろんです。私とマスターは、一心同体なのですから。)
 そうだったな。俺がどこにいてもナビはずっとそばにいてくれるのか。
(当然です。マスターが嫌がろうともどこまでもついて行きますよ。)
 ははっ、嫌がるわけないだろ。逆に頼もしくて一緒にいてもらわなきゃ困るくらいだよ。
(そう思っていただけるのなら私として嬉しい限りですよ。)
 そうか。それで俺が意識を失ってから何時間経ったか分かるか?
(ちょうど6時間前に意識を失いましたね。)
 6時間前か。結構寝ちゃってたな。
 サラサたちは、大丈夫だろうか。
(サラサさんたちは今、夕食を召し上がってますね。夕食と言っても以前食べていたものよりも遥かに量が少なくなって素材の質もだいぶ悪いですが。)
 あいつら、腹壊さないだろうな。
(恐らくああいう料理をずっと食べていたので慣れたのでしょう。それよりも問題は量ですね。あれではお腹いっぱいになることはないでしょう。)
 あ〜、そうか。でも、今はまだミラが寝てるから帰れないしな〜。
 というかそれよりもミラが帰ってこないでサラサたち、不安がってるんじゃないか?
(いえ、それは全く気にしていないようです。)
 え!?な、なんで!?ミラってお姫様だろ!?
(マスターが一緒にいるので安心しているのだそうです。)
 あ、そういうこと。随分と信頼を得てるな。いや、まぁ、反感を持たれたりするよりかはマシだけど。
(ご飯のことは明日の朝、マスターがみなさんにいっぱいご馳走してあげてください。今は、ミラさんのことを優先してあげるべきですね。)
 確かにそうだな。ミラは、俺のことを心配してずっと看病してくれてたんだ。なら、俺もそれに応えて看病しよう。
 ナビ、もし、サラサたちの様子がおかしくなったら俺に言ってくれ。
(分かりました。)
 これでサラサたちの身の安全も大丈夫だな。
 それじゃ、俺はミラの看病に専念しますかね。
 俺は、そう思いミラが寝ているベッドの横に座り時々汗が出てきたら拭いたりして看病をしていった。

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