クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

410話 到着

 ミラの星に到着する1時間前、ミラも目を覚まし準備も全て整え終えた。
「それにしても周りに宇宙船がいっぱいいるな。」
「はい、そうですね。もし、竜斗のスキルを使っていなかったら大変でした。」
 俺たちの宇宙船のすぐ隣に他の星の宇宙船が見える。透明化をしていなかったからすぐにバレてずっと逃げていたところだろう。
「竜斗、そろそろ大気圏に入るので座席に座ってください。」
「ああ、そうだな。」
 俺は、ミラの言う通りすぐに席に座って自分の体を固定した。
 そして、少しの間、ものすごい揺れが起き、それを耐えたあと、少し濁っている海が見えた。
「どこに着陸するんだ?」
「きっと、ここら辺はどこも荒地だと思うのでそこに着陸しようと思います。そうすればあまり被害がないと思うので。」
「そうだな、でも、前みたいな修理しないと使えないってことはやめてくれよ?」
「分かってますよ。あの時はワープをしたあとだったので上手く操作ができなかったのです。」
「そっか、なら、信用するぜ。」
「はい、任せてください。」
 ミラは、そう言うと操縦席に座り自動運転から手動に切り替えた。
 着陸する時は自動で出来ないらしいのだ。
 まぁ、ここはミラを信じよう。
「着陸します。」
 ミラは、少し緊張が混じった声でそう言った。
 それから少しずつ動きがゆっくりになりそして、何事もなく着陸に成功した。
「ふぅ〜…………無事成功しました。」
 今度はミラの声に安心しきったようすが伺えた。
「お疲れ様、はい、水。」
「あ、ありがとうございます。」
 俺は、着陸した後にすぐに水魔法でコップに水を入れてそれをミラに渡した。ミラは、それをゆっくりと飲む。どうやら緊張で喉が渇いていたらしい。
「それじゃ、サラサたちがどこにいるか聞いてみるか。」
「そうですね、まずは合流しないといけませんからね。」
 俺たちは、その後、連絡ルームへ行き、サラサたちの宇宙船へ連絡を取る。すると、すぐにサラサがでてきた。
「あなたたちは、無事に到着できましたか?」
「はい、既に10分ほど前に到着してみな、無事です。」
「それは、良かったです。私たちもみんな無事ですよ。」
 ミラがそう言うとサラサのほうも安堵の息を漏らしていた。
「それじゃ、すぐに合流しましょう。いつもの場所で、と言えばわかりますよね?」
「はい、大丈夫です。」
 ミラは、サラサの返事を聞くと通話を切った。
「それでは行きましょう。」
「行くって、そのいつもの場所なんだよな?大丈夫なのか?」
「はい、大丈夫だと思います。その場所を一応私たちの仮の拠点としていますから。」
「へぇ、そうなんだ。それじゃ、すぐに行くか。」
「はい。」
「と、その前に一応………これで大丈夫だ。」
「何をしたんですか?」
「透明化のスキルを使ったんだ。これならバレないからな。」
「え?ですが、私には竜斗の姿がバッチリと見えてますよ?」
「そういうふうにしたからな。俺がミラを見失ったら大変だからな。」
「確かにそうですね。」
「ちゃんと目的地に着いたらスキルを解除するから。」
「はい、お願いします。それでは、行きましょうか。」
 それから俺は、ミラを先頭に目的地の場所まで歩いて行った。

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