クラス転移で俺だけずば抜けチート!?

白狼

407話 これからの計画

「お、おぉ〜」
 俺は、初めて見る宇宙の景色に見入ってしまい、歓喜の声を上げる。
「ふふっ、やっぱり最初はそうなりますよね。私もそうでした。」
「だよな!こうならない方がおかしいだろ。」
 辺り一面に輝いている星々。周りが暗闇だからかその輝きがよく目立つ。
「と言うよりも本当にコスチュームなしでこの空間を普通に歩いていますね。」
「まぁ、これもスキルのおかげなんだけどな。」
「本当に便利なものですね、スキルというのは。」
「ああ、まぁな。俺もそう思う。」
「あ、そういえば白井さんから聞いたんですが竜斗もこことは違う世界から来たんですよね?」
「なんだ、聞いていたのか。そうだよ、俺も白井と一緒の世界から来たんだ。」
「そうなんですね。白井さんから色々と聞いたんですけどすごい便利な街なんですよね?」
「う〜ん、まぁ、確かに俺の世界では化学っていうものが発展したからな。」
「あ、それ、知ってます。白井さんから聞きました。この世界では火や水を出すのは限られた人しか出来ないけど竜斗たちの世界では誰でも出せるんですよね。」
「ああ、そうだ。」
「すごいですね〜。竜斗もさぞかし前の世界が過ごしやすかったのではありませんか?」
「あ、いや……それは………う〜ん、俺はこっちの世界の方が好きだぞ。」
 俺は、あまり変な空気にしたくなかったので適当に濁した言い回しにした。
「そうなんですか?でも、そうですよね。シェレールみたいな可愛い奥様がいらっしゃるんですから。」
「まぁな!それは自信を持って言える!」
 俺は、胸を張ってそう言った。
「すごい自信ですね。まぁ、それほどシェレールは魅力的ですからね。」
「全くな〜。正直、なんで俺なんかを好きになってくれたんだろうって不思議なくらいだもん。」
「それは竜斗も十分に魅力的な男性だからですよ。というよりも竜斗みたいな男性もなかなか見かけませんね。」
「いやいや、俺みたいなやつ、いっぱいいるだろ。」
「…………なるほど、あまり自覚していないということですか。」
 ミラは、少し顔を背けて小声でボソッと何かを呟いた。俺がなんて言ったのか聞こうと思った瞬間、ミラは顔を上げて再び話し始めた。
「ここら辺で雑談は止めましょうか。では、ここから真剣な話で。」
 ミラは、真剣な表情でそう言った。俺も真剣な表情で対応する。
「ああ、そうだな。」
「それでは、まずは竜斗には一旦このまま私たちの星へとやって来てもらいます。その際、私がいない間にどこまで被害が及んでいるのかの調査も同時進行で。」
「分かった。それでそのあとはどうすればいいか?」
「被害が酷いのであればどこかで身を隠します。以前来た時とあまり変わっていないようでしたらお城へ案内します。そこで詳しい指示を出したいと思います。」
「分かった、その指示に従うよ。あ、聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「はい、なんでしょうか?」
「まずは……………」
 俺は、それからミラに色々と質問して自分がもしもの場合、どうすればいいかの確認を取っていた。
「ありがとな、ミラ。質問に答えてくれて。」
「いえいえ、お礼を言われるほどでもありませんよ。」
「そうかな?………それよりもここはあまり景色も変わらないから時間の感覚が全く分からないな。」
 正直、今が夕方か夜かさえも分からない。
「時間が分からないと結構不便ですよね。」
 と、そんなことを話しているとミラのお腹から可愛らしい音が鳴った。
「〜っ!」
「どうやらそろそろ夕食どきみたいだな。」
「〜っ!も、もうっ!竜斗!」
 ミラは、頬を膨らませて怒ってきた。
 俺は、そんなミラを苦笑しながら見て、アイテムボックスから宇宙でも耐えられるように俺が今まとっているスキルと同じものを食事にもまとわせそれを出した。
「それじゃ、夕食にするか。」
「わぁ〜!ま、まさか、宇宙空間でこんな立派な料理が出るなんて………すごいです!」
 ミラは、嬉しそうに料理を見ていた。
「はい、ミラ、箸。」
「あ、ありがとうございます。」
「それじゃ、食べよっか。」
「はい。」
 俺とミラは、お互い合掌をしてから夕食を食べていった。

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