クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
402話 髪
「2人とも、随分遅いなぁ。」
ギルと別れたあと、ずっとシェレールたちを待っているもののなかなか出てこない。俺が出てから既にもう20分は過ぎでいる。
…………ナビ、あの2人大丈夫かな?
さすがに俺が女湯にいきなり入るのはまずいのでナビに今、どんな状態か聞いてみる。もし、のぼせて倒れてたりなんかしたらその時は女湯とか関係なく入る。
(大丈夫そうですよ。ですがそろそろ出ないと危ないのぼせてしまいますね。)
そうか。上がる気配はあるか?
(…………なさそうです。)
何をやってるんだよ、あの2人は。
上がりそうにないってことは脱衣所には来ないって事だよな。
(はい、そうですね。)
…………………仕方ない。
これは、別に俺が女湯の脱衣所が気になるからという理由で入るわけではない。2人にそろそろ上がるように言わないといけないので入るだけだ。それ以上の思いなどない。ああ、断じてない!
(早く行ってあげてください。)
はい。
俺は、ナビに怒られたので誰も見てないことを確認してから女湯の脱衣所に入った。
「っ!」
そこには当然といえば当然なのだがシェレールとクロムの衣服が畳まれて置いてある。クロムの方はまだ子どもが着る服なので別にそこまで意識することは無いがシェレールのとなると少しは意識してしまう。いや、確かに何度も見たことがあるけど……
ってそんなこと考えてる場合じゃない。
「おーい!2人とも、そろそろ出てこいよ!」
俺は、浴室の扉の前で大きな声でそう言った。
「だ、旦那様!?」
「っ!?……覗きに……来たの?」
「ちちちち、ちげぇよ!2人が出るの遅いから心配して来たんだよ!のぼせるから早く出てこいよ!」
「は、はいっ!分かりました!」
「……すぐ……出る……」
2人がお風呂から出る音が聞こえてくる。ちゃんとお風呂から出たようだ。
俺は、それを聞いてから2人が脱衣所に来る前にすぐに廊下の方に戻っていった。出る際に誰かいないか確かめていなかったが幸い誰もいなかったので良かった。
そして、そこから10分ほどで2人が出てきた。
「す、すいません、待たせてしまって。」
「いや、2人が無事なら良かったんだけど………まだ髪が濡れてるぞ?」
「……竜斗を……待たせてたから……早く……出ようと……思って……まだ……ちゃんと……乾かせなかった……」
「ったく、髪を濡らしたままだったら風邪引くぞ。………まずは俺の部屋に行くか。」
それから俺たちは、俺の部屋へと行きまず、2人にタオルを渡してまだ濡れている髪をある程度、拭いてもらう。
その間に俺は、火と風の合成魔法で温風の調整をする。
「うん、この程度かな。」
温風の調整が出来たら2人を呼ぶ。
そして、2人にジャンケンをしてもらって勝った方を先に乾かしてあげる。
「……勝った……」
クロムが嬉しそうにニコニコとしながら俺にそう告げて俺の膝の上に座った。シェレールは、それを悔しそうな表情で見つめていた。
「それじゃ、いくぞ。」
「……うん……」
俺は、右手で魔法を出して左手に櫛を持って髪を整える。
「櫛とかあまり使わないけど大丈夫か?痛くない?」
「……うん……大丈夫……気持ちいい……」
「そっか、それなら良かった。」
クロムは、満足気に鼻歌を歌いながら髪が乾くのを待っていた。
「むぅ〜」
一方、シェレールは不機嫌さを隠しもせずにずっと黙って俺とクロムを見ていた。
俺は、苦笑いをしつつ10分ほど掛けてクロムの髪を完全に乾かした。
「よ、よし、終わりっと。」
「……竜斗……ありがとう……」
「それじゃ、次はシェレールな。」
「はいっ!」
シェレールは、嬉しそうに笑顔で俺の元にやって来て俺の膝の上に座った。
「旦那様、お願いします。」
「はいよ。それじゃ、乾かしていくな。」
俺は、再び魔法を出してシェレールの髪を乾かして左手で持っている櫛を使って髪を整える。
クロムの時も思ったがこの2人、ものすごく髪が柔らかくてサラサラとしているのでとても触り心地がいい。
「………旦那様は、私の髪、好きですか?」
シェレールが唐突に恥ずかしそうにしながらそんなことを聞いてきた。
「あ、ああ、そりゃ好きだよ。シェレールの綺麗な銀髪もクロムの真っ黒な黒髪もどっちも好きだよ。」
「そ、そうですか………旦那様、もっと触ってもいいですよ?」
「お、おう………」
俺は、シェレールに返事をしてから右手で魔法を放ったまま左手で持っていた櫛を置いて空いた左手を使いシェレールの髪を触っていった。
「うん、やっぱり気持ちいいな。」
「えへへ、満足いただけたのなら良かったです。」
「……竜斗……私のも……触って……いいよ……」
「そ、そうか?なら、ありがたく……」
俺は、ちょこちょことこっちにすり寄ってきたクロムの髪も許可を貰ったので堪能する。
シェレールの髪を乾かした後もずっと2人の髪を触っていた。そんな俺に2人は文句一つ言わずに付き合ってくれたのだった。
ギルと別れたあと、ずっとシェレールたちを待っているもののなかなか出てこない。俺が出てから既にもう20分は過ぎでいる。
…………ナビ、あの2人大丈夫かな?
さすがに俺が女湯にいきなり入るのはまずいのでナビに今、どんな状態か聞いてみる。もし、のぼせて倒れてたりなんかしたらその時は女湯とか関係なく入る。
(大丈夫そうですよ。ですがそろそろ出ないと危ないのぼせてしまいますね。)
そうか。上がる気配はあるか?
(…………なさそうです。)
何をやってるんだよ、あの2人は。
上がりそうにないってことは脱衣所には来ないって事だよな。
(はい、そうですね。)
…………………仕方ない。
これは、別に俺が女湯の脱衣所が気になるからという理由で入るわけではない。2人にそろそろ上がるように言わないといけないので入るだけだ。それ以上の思いなどない。ああ、断じてない!
(早く行ってあげてください。)
はい。
俺は、ナビに怒られたので誰も見てないことを確認してから女湯の脱衣所に入った。
「っ!」
そこには当然といえば当然なのだがシェレールとクロムの衣服が畳まれて置いてある。クロムの方はまだ子どもが着る服なので別にそこまで意識することは無いがシェレールのとなると少しは意識してしまう。いや、確かに何度も見たことがあるけど……
ってそんなこと考えてる場合じゃない。
「おーい!2人とも、そろそろ出てこいよ!」
俺は、浴室の扉の前で大きな声でそう言った。
「だ、旦那様!?」
「っ!?……覗きに……来たの?」
「ちちちち、ちげぇよ!2人が出るの遅いから心配して来たんだよ!のぼせるから早く出てこいよ!」
「は、はいっ!分かりました!」
「……すぐ……出る……」
2人がお風呂から出る音が聞こえてくる。ちゃんとお風呂から出たようだ。
俺は、それを聞いてから2人が脱衣所に来る前にすぐに廊下の方に戻っていった。出る際に誰かいないか確かめていなかったが幸い誰もいなかったので良かった。
そして、そこから10分ほどで2人が出てきた。
「す、すいません、待たせてしまって。」
「いや、2人が無事なら良かったんだけど………まだ髪が濡れてるぞ?」
「……竜斗を……待たせてたから……早く……出ようと……思って……まだ……ちゃんと……乾かせなかった……」
「ったく、髪を濡らしたままだったら風邪引くぞ。………まずは俺の部屋に行くか。」
それから俺たちは、俺の部屋へと行きまず、2人にタオルを渡してまだ濡れている髪をある程度、拭いてもらう。
その間に俺は、火と風の合成魔法で温風の調整をする。
「うん、この程度かな。」
温風の調整が出来たら2人を呼ぶ。
そして、2人にジャンケンをしてもらって勝った方を先に乾かしてあげる。
「……勝った……」
クロムが嬉しそうにニコニコとしながら俺にそう告げて俺の膝の上に座った。シェレールは、それを悔しそうな表情で見つめていた。
「それじゃ、いくぞ。」
「……うん……」
俺は、右手で魔法を出して左手に櫛を持って髪を整える。
「櫛とかあまり使わないけど大丈夫か?痛くない?」
「……うん……大丈夫……気持ちいい……」
「そっか、それなら良かった。」
クロムは、満足気に鼻歌を歌いながら髪が乾くのを待っていた。
「むぅ〜」
一方、シェレールは不機嫌さを隠しもせずにずっと黙って俺とクロムを見ていた。
俺は、苦笑いをしつつ10分ほど掛けてクロムの髪を完全に乾かした。
「よ、よし、終わりっと。」
「……竜斗……ありがとう……」
「それじゃ、次はシェレールな。」
「はいっ!」
シェレールは、嬉しそうに笑顔で俺の元にやって来て俺の膝の上に座った。
「旦那様、お願いします。」
「はいよ。それじゃ、乾かしていくな。」
俺は、再び魔法を出してシェレールの髪を乾かして左手で持っている櫛を使って髪を整える。
クロムの時も思ったがこの2人、ものすごく髪が柔らかくてサラサラとしているのでとても触り心地がいい。
「………旦那様は、私の髪、好きですか?」
シェレールが唐突に恥ずかしそうにしながらそんなことを聞いてきた。
「あ、ああ、そりゃ好きだよ。シェレールの綺麗な銀髪もクロムの真っ黒な黒髪もどっちも好きだよ。」
「そ、そうですか………旦那様、もっと触ってもいいですよ?」
「お、おう………」
俺は、シェレールに返事をしてから右手で魔法を放ったまま左手で持っていた櫛を置いて空いた左手を使いシェレールの髪を触っていった。
「うん、やっぱり気持ちいいな。」
「えへへ、満足いただけたのなら良かったです。」
「……竜斗……私のも……触って……いいよ……」
「そ、そうか?なら、ありがたく……」
俺は、ちょこちょことこっちにすり寄ってきたクロムの髪も許可を貰ったので堪能する。
シェレールの髪を乾かした後もずっと2人の髪を触っていた。そんな俺に2人は文句一つ言わずに付き合ってくれたのだった。
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